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アメリカ・イギリス・ドイツ〜海外暮らし20年

日本から海外に飛び出したのが2002年でした。2022年になったので、今年でちょうど20年になります。

これまで住んだ家ー引っ越し履歴

海外で住んだ場所、家をリストアップしてみます。

フェアオークス(カリフォルニア)
オレンジヴェール(カリフォルニア)
ホールストリート、スターブリッジ(イギリス)
コーチハウス、スターブリッジ(イギリス)
ロス・オン・ワイ(イギリス)
レッドウッド・ハウス、グロスター(イギリス)
コーチマンズ、グロスター(イギリス)
ボン(ドイツ)
ヒルデスハイム(ドイツ)
ロンドン(イギリス)

今の家が、ちょうど10軒目の家。20年で10軒。よく引っ越ししたなあ。

これまで住んだところは、親族とかのご縁は全くない場所ばかりです。たまたまお仕事がそこにあったり、学校があったり、たまたま見つかった家がそこにあったりした。

だから、私たち家族は、その土地に縛られる理由はなにもありません。

どの土地も、好きでした。そこにいる時は、楽しんでいたし、そこの暮らしを堪能していた。でも、どこにいたときも「ここにずっと住み続ける」とは思えなかった。人生の通過点としか思えなかった。そこに永住するとか、家を買ってずっと住むとか全く思えなかったのです。


ロンドンの家

今のロンドンの家には、2020年に引っ越してきました。コロナでロックダウンの真っ只中。今よりずっと厳しくて、不動産屋も閉まってる。家を見せてもくれない。

だから、今の家は、中も外も全く見ることなく契約をしました。大きな賭けでした。土地勘もなく、家の様子もよくわからないまま。詳しくはこちらの記事に↓。

家を実際に見ないまま契約したのは、生まれて初めてです。


もうひとつ、ここで生まれて初めてのことがあります。それは、「ここ(ロンドンの今のエリア)に一生住んでもいい」と思えたこと。2020年。ちょうど半世紀生きてきた年に、私は「残りの人生、ずっとここでいい」と思える土地に来ることができた。

この街で出会った住民たちがみんな言います。「ここ、住むには最高よね。」って。おしゃれな街じゃないけど、治安がよくて、貧乏くさくなくて、寂れていない。郊外の住宅地だから、家も庭もゆとりがある。テムズ川が近い。ロンドン中心部のウォータールー駅まで20分で行ける。ロンドンの外へ向かって20分も行けば、羊さんいっぱい。田舎の景色を堪能できる。20分でヒースロー空港。どこへだって飛んで行けちゃう。1時間で海にも行ける。


海外在住者「老後どうする?」問題

そうは言っても、なんともわからないのが老後のこと。「老後どうする?」問題は、海外在住者にとって悩みのたねです。

子どもたちは独立し、パートナーが先に逝ってしまって一人取り残されたらどうする? 日本にはもう帰る場所はない。70、80歳になって、海外引っ越しもしんどい。

海外に住んで、私は英語で暮らしています。何十年と英語で生活をしていても、年をとったとき英語を忘れていくのが普通。母国語に戻っていくのです。それでも海外に住み続ける?

そして、ひとりぼっちになったとき、健康で自分の生活のことくらいできればいいけれど、誰かの手助けが必要になってケアホームとか入ることになったとしたら? 

年取って晩御飯がフィッシュ&チップスとか嫌だ。チェダーチーズばっかりの料理もゴメンだ。お味噌汁とごはんと焼き魚なんて絶対出てこない。これは厳しい。厳しすぎる。

・・・さあ、どうなる?

人生50年生きてきて、初めて「この先ずっとここでいい」と思える場所に来ることができた。でも、先のことはどうなるかわかりません。

とりあえず、何が起きようと、どんな気持ちの変化があろうと、好きなことをできるような準備だけはしておきたいと思います。

まあ、人生100年時代だしね。




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