若松かやの(カヤノコ&カヤノタミン)

発達障害の人たちと関わって40年の作業療法士です。子どもたちと語るそんなYouTube…

若松かやの(カヤノコ&カヤノタミン)

発達障害の人たちと関わって40年の作業療法士です。子どもたちと語るそんなYouTubeもやってます。みんな、長期間通ってきているので、家族のようになってます。まあ楽しい方が多いことに感謝ですね。

マガジン

記事一覧

【140字絵本】小さな魚

『小さな魚』 小さな魚は、海で暮らしていました。 ある日、波にのまれ、遠くへ流されてしまいました。 怖くて、どうすればいいかわかりませんでした。 でも、必死に泳…

イースター 「発見すること!」

今日は、イースター(復活祭)らしいです。 この日は、カラフルに塗られた卵を庭に隠して、子どもたちが探すという楽しそうなイベントをするみたいですね。 昼過ぎに、事…

草の國チャンネル 〈続〉災害時の発達障害のひとたち

https://youtu.be/IpWfjOx_mmQ?si=4A8bmeB2_yUahGfw 災害時に備えて、なにをしておけばいいか? を、子どもたちと考えてみました。 子どもたちといっても、高校生以上なの…

草の國チャンネル 「災害時の発達障害について」

草の國(カヤノコク)チャンネルとは、うちの放課後等デイサービス、日中一時支援に通っている子どもたち(大きくなった子どももいますが)と、いろんなことをお喋りするチ…

【140字小説】千秋楽

『千秋楽』 スポットライトを浴び、舞台に立つ女優。 作り笑いを浮かべ、深々と頭を下げる。 観客の拍手は雨音。 心の中で、もう一人の自分が問いかける。 「あなたは…

【140字小説】幻の花

『幻の花』 夢幻のごとく、夜空に笑む一輪の花。 その儚き光へ、少女は手を伸ばす。 届いた刹那、消えゆく花びら。 残るのは、虚無と漆黒。 翌朝、少女は空を見上げる…

【280字小説】夢見る絵本

『夢見る絵本』 ある日、女の子が屋根裏で埃まみれの絵本を見つけました。 表紙には「夢見る絵本」とだけ書かれていて、中は真っ白。 しかし、ページをめくるたびに、頭…

【140字小説】永劫回帰の午後3時

『永劫回帰の午後3時』 午後の街角、 斜陽の光が差し込むカフェテラスで、 私は冷めたコーヒーをすすっていた。 何気なく視線を移した空に、 一羽のカラスが舞っている…

春が来た

先日も、noteに書いたのですが、春野菜が好きです。 今夜も、野菜をたっぷり。 こうたいさいは「紅菜苔」と書くらしい。 これは、さっと茹でたもの。 三陸つぼみ菜は、ご…

【140字小説】猫の恩返し

『猫の恩返し』 雨の夜、猫を拾った。 一か月後、猫は人間の女性に化ける。 「恩返しに、どんな願いでも叶えますよ?」 私は迷わず、世界平和を願った。 すると、辺りが…

名札の怪

昨日の朝、助手席のドリンクホルダーの中からKちゃんの名札を発見した。 夕方、Kちゃんのランドセルの中に名札をいれた。 ランドセルとKちゃんは、無事にお母さんの元に送…

【140字小説】義理チョコ/『ロン毛パーマ』

『義理チョコ?』 チョコレートを手に、彼の前に立った。 「これ、作りすぎたから」 小声で呟くと、予想外の笑顔が返ってくる。 「俺もだよ。もらえないと家族にからか…

ウル◯◯マン電車

K太(支援学校高等部2年)は、お母さんや私に行きたいところを伝えます。 それは、ショッピングモール内のゲームコーナーにある幼児用の乗り物だったり、公園にあるキャラ…

【140字小説】俳句の余韻

『俳句の余韻』 静かな茶室で、老俳人が一句詠み上げた。 「初しぐれ」の季語に、客たちは寂しい冬のはじまりを想像する。 しかし、一人の若い女性だけは違った。 一句…

脳内視力

3日は、「脳内視力」の勉強会だった。以前からよく知っている眼鏡屋さんからの話なんだけど、読字障害や不器用って言われている子どもたちの中には、左右の目が見ていると…

【140字小説】蕎麦屋で聞いた怪魚の話

『蕎麦屋で聞いた怪魚の話』 江戸時代。本所辺りの堀で、男が人の顔をした魚を釣り上げる。 居合わせた小料理屋の主人はそれを安く買い叩き、店の客寄せに使う。 しばら…

【140字絵本】小さな魚

【140字絵本】小さな魚

『小さな魚』

小さな魚は、海で暮らしていました。

ある日、波にのまれ、遠くへ流されてしまいました。

怖くて、どうすればいいかわかりませんでした。

でも、必死に泳ぎ続けました。

すると、美しい珊瑚礁を見つけました。

そこには、たくさんの魚たちが住んでいました。

小さな魚はみんなと仲良く、幸せに暮らしました。

ーーーーーーーーーー

(※ 生成AIでかいた文章と絵を kayanoko

もっとみる
イースター 「発見すること!」

イースター 「発見すること!」

今日は、イースター(復活祭)らしいです。
この日は、カラフルに塗られた卵を庭に隠して、子どもたちが探すという楽しそうなイベントをするみたいですね。

昼過ぎに、事業所に帰るとRくんがゲーム「◯◯の森」をやってました。ちょこっとゲームに向かうとPCをいじってなんかしてる…そしてまたゲームに向かう を繰り返しています。
「なにしてるの?」
「検索してる」
……
「なんで、検索しながらゲームするの!」

もっとみる
草の國チャンネル 〈続〉災害時の発達障害のひとたち

草の國チャンネル 〈続〉災害時の発達障害のひとたち

https://youtu.be/IpWfjOx_mmQ?si=4A8bmeB2_yUahGfw

災害時に備えて、なにをしておけばいいか?
を、子どもたちと考えてみました。
子どもたちといっても、高校生以上なので ある程度ちゃんと考えられるかと思いきや、ツッコミ所満載の話になってます。

この動画は、小学生の子たちも一緒にみることにしました。「僕も,話したい!」と、手を挙げる子もいました。

もっとみる
草の國チャンネル 「災害時の発達障害について」

草の國チャンネル 「災害時の発達障害について」

草の國(カヤノコク)チャンネルとは、うちの放課後等デイサービス、日中一時支援に通っている子どもたち(大きくなった子どももいますが)と、いろんなことをお喋りするチャンネルです。

最近ものすごく忙しくて、子どもたちともあまり話せてませんでした。しかし、わたしは、どうしてもはなしたいことがあったので、集まってもらって話をしました…だいぶ前のことです。そこから、また編集する人がいなくて時間がかかり…やっ

もっとみる
【140字小説】千秋楽

【140字小説】千秋楽

『千秋楽』

スポットライトを浴び、舞台に立つ女優。

作り笑いを浮かべ、深々と頭を下げる。

観客の拍手は雨音。

心の中で、もう一人の自分が問いかける。

「あなたは本当に幸せ?」

暗転。喜怒哀楽。顔のない観客たち。

再び問われる。

「本当の自分はどこなの?」

栄光と挫折の間で、一筋の涙が暗闇に溶け込んでいった。

【END】

(※ 生成AIでかいた文章と絵を kayanoko wo

もっとみる
【140字小説】幻の花

【140字小説】幻の花

『幻の花』

夢幻のごとく、夜空に笑む一輪の花。

その儚き光へ、少女は手を伸ばす。

届いた刹那、消えゆく花びら。

残るのは、虚無と漆黒。

翌朝、少女は空を見上げる。

あったはずの花は、やはりない。

しかし、その心には、花の姿が焼き付いている。

夢幻よりも鮮やかに、虚無よりも深く。

永遠に微笑み続ける、幻の花。

【完】

(※ 生成AIでかいた文章と絵を kayanoko work

もっとみる
【280字小説】夢見る絵本

【280字小説】夢見る絵本

『夢見る絵本』

ある日、女の子が屋根裏で埃まみれの絵本を見つけました。
表紙には「夢見る絵本」とだけ書かれていて、中は真っ白。

しかし、ページをめくるたびに、頭の中には鮮やかな情景が浮かんできました。
草原を駆ける子犬、星空の下で踊る妖精、嵐の海を進む船…
想像の冒険旅行は、尽きることなく広がってゆく。

絵本を読み終える頃、女の子は成長していました。
やがて、絵本作家になる夢を持ちます。

もっとみる
【140字小説】永劫回帰の午後3時

【140字小説】永劫回帰の午後3時

『永劫回帰の午後3時』

午後の街角、
斜陽の光が差し込むカフェテラスで、
私は冷めたコーヒーをすすっていた。

何気なく視線を移した空に、
一羽のカラスが舞っている。

その姿は、
時間の流れを象徴しているようだった。

全ては滅び、
また栄える。

カラスは舞い降り、
大きく羽ばたく。

私は静かに目を閉じ、
このひとときを味わった。

【完】

(※ 生成AIでかいた文章と絵を kayano

もっとみる
春が来た

春が来た

先日も、noteに書いたのですが、春野菜が好きです。
今夜も、野菜をたっぷり。

こうたいさいは「紅菜苔」と書くらしい。
これは、さっと茹でたもの。
三陸つぼみ菜は、ごま油で炒め、ルッコラは生のまま。

春の野菜は本当に美味しい。
特に味をつけなくても、ご飯とこれだけでも大丈夫。

しかし、先日友人は、玉ねぎで胃痛を起こして倒れてしまった。私も、3回くらい玉ねぎで胃痛を起こしたことがある。かなり激

もっとみる
【140字小説】猫の恩返し

【140字小説】猫の恩返し

『猫の恩返し』

雨の夜、猫を拾った。
一か月後、猫は人間の女性に化ける。

「恩返しに、どんな願いでも叶えますよ?」

私は迷わず、世界平和を願った。
すると、辺りが光に包まれ、戦争や貧困が消えていく。

しかし、世界中から猫の姿も消えていた。
私は、世界平和と猫、どちらを選ぶべきだったのか、今も考え続けている。

【完】

(※ 生成AIでかいた文章と絵を kayanoko works が人力

もっとみる
名札の怪

名札の怪

昨日の朝、助手席のドリンクホルダーの中からKちゃんの名札を発見した。
夕方、Kちゃんのランドセルの中に名札をいれた。
ランドセルとKちゃんは、無事にお母さんの元に送り届けた。

今朝、椅子に座ろうとしたら、机の下からKちゃんの名札がでてきた。

Kちゃんのおかあさんに、この話をLINEで送った。
返事がきた、
「実は、名札は3つあるんです。
しかし、家に3つ揃ったことがありません」

こわ〜い。

もっとみる
【140字小説】義理チョコ/『ロン毛パーマ』

【140字小説】義理チョコ/『ロン毛パーマ』

『義理チョコ?』

チョコレートを手に、彼の前に立った。

「これ、作りすぎたから」

小声で呟くと、予想外の笑顔が返ってくる。

「俺もだよ。もらえないと家族にからかわれるんだ」

二人は顔を見合わせ、思わず吹きだす。

チョコを分け合い、甘いひとときを過ごした。

バレンタインデーの魔法で、二人の距離は縮められていく。

【END】

(※ 生成AIでかいた文章と絵を kayanoko wor

もっとみる
ウル◯◯マン電車

ウル◯◯マン電車

K太(支援学校高等部2年)は、お母さんや私に行きたいところを伝えます。
それは、ショッピングモール内のゲームコーナーにある幼児用の乗り物だったり、公園にあるキャラクター電車だったりします。

 昨日も、「ウル◯◯マン電車 ◯◯パーク」というので、午前中に行く予定でした。
 しかし、国からのお達しによる「置き去り防止安全装置」をつけなければならなくなった車を 車屋さんに引き取りに行ったら、思いの外時

もっとみる
【140字小説】俳句の余韻

【140字小説】俳句の余韻

『俳句の余韻』

静かな茶室で、老俳人が一句詠み上げた。

「初しぐれ」の季語に、客たちは寂しい冬のはじまりを想像する。

しかし、一人の若い女性だけは違った。

一句に込められた温もりを感じ取ったのだ。

それは、師が亡き妻を想い、詠んだ句であった。

若い女性は俳句の奥行き、師の優しさに触れ、心を動かされている。

【結】

ーーーーー

冷たい雨も少しずつ、温かい色をつけてきています。
スー

もっとみる
脳内視力

脳内視力

3日は、「脳内視力」の勉強会だった。以前からよく知っている眼鏡屋さんからの話なんだけど、読字障害や不器用って言われている子どもたちの中には、左右の目が見ているところがずれている場合があるそうな。
近視とか遠視とかの問題ではない、「脳内の視力」と呼んでいるそうです。
そうすると、右の映像は脳に伝わっていないとか、逆とか、交互になってるとか…となると、とてもつかれてしまう。
発達障害の人は、視覚認知に

もっとみる
【140字小説】蕎麦屋で聞いた怪魚の話

【140字小説】蕎麦屋で聞いた怪魚の話

『蕎麦屋で聞いた怪魚の話』

江戸時代。本所辺りの堀で、男が人の顔をした魚を釣り上げる。

居合わせた小料理屋の主人はそれを安く買い叩き、店の客寄せに使う。

しばらく経ったある日、「魚の顔はどこ?」と客の子供が騒ぎ立てる。

厨房から顔を覗かせた主人ーーいや、その顔もツルリと消えていた。

一同は思わずギョッとしたそうだ。

 【おあとがよろしいようで】

(※ 生成AIでかいた文章と絵を ka

もっとみる