指導者と精神医学(1): エイブラハム・リンカーン
皆様、こんにちには、鹿冶梟介(かやほうすけ)です。
今回は、新シリーズ「指導者と精神医学」というテーマで、歴史上の指導者と精神医学に関する話題を紹介します。
「指導者」と聞いて、人を導く傑出人というイメージがあるかも知れませんが、有名な指導者の中には精神疾患で苦しんでいた方がたくさんおります。
そして、本テーマの記念すべき第1回目の指導者は、みなさまご存知の、「エイブラハム・リンカーン」です。
まずは、「伝記上のリンカーン」について簡単に説明したいと思います。
(みなさん、よくご存知だと思いますので、かなり端折っていますが...)
【リンカーンとは?】
第16代アメリカ大統領(共和党)。
南北戦争で勝利し、奴隷解放宣言を発した。
【リンカーンの生い立ち】
米国ケンタッキー州ラルー郡で、農夫の家庭に生まれる。
父親のトーマスは教育に理解のない人物で、息子エイブラハムが読書好きなのを快く思わなかった。
一方、母親のナンシーは教育熱心であり、小さい頃から息子に聖書を読み聞かせていた。
しかし、ナンシーはエイブラハムが9歳の時にミルク病*のため他界。
エイブラハムは家族のために働きながら、独学で勉強を続けたそうです。
(*マルバフジバカマという植物を食べた牛の牛乳を飲むことで起こる中毒症状)
【リンカーンの生涯】
ここまでが、伝記などに書いてある、「エイブラハム・リンカーン」です。
偉大だが悲劇の指導者…、というのが一般的なイメージでしょうか?
【リンカーンの病歴(カルテ)】
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