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気圧と自律神経の関係

みなさんは、季節の変わり目や台風時期に、体調の変化を感じることってありますか?

天気の変化による体調不良は、「気象病」の可能性も考えられるそうです。代表的な症状は、めまい・頭痛・古傷の痛み・関節痛などがあり、患者の数は増えつつあるのだとか。

主な原因は、飛行機やエレベーターでの移動時に感じる気圧の変化だそうです。耳の奥にある「内耳」という器官から伝達する情報を基に、脳は周囲の環境に身体を順応させようとするといいます。この働きが過敏になると、軽微な気圧の変化でも自律神経のバランスが崩れ、身体に様々な影響を与えるようです。

自律神経は、交感神経が優位だと痛みを感じ、副交感神経が優位だと倦怠感を覚えたり眠くなったりするのだとか。とくに雨が降る時や梅雨時期~秋の台風シーズン、冬でも南日本を低気圧が通る時などは症状が強くなる人も多く、注意が必要とのことです。また心疾患や喘息などの持病へ影響を与える可能性もあるため、十分に気をつけましょう。

対策として、気象病の予兆(めまいが出るタイミング)を感じた時は、抗めまい薬が有効的だといいます。内耳の血流を改善し、状態を整える作用があるのだとか。同様の成分が入っている酔い止め薬でもOKだそうです。

漢方薬を使用する場合、水分の循環を改善・抗めまい薬と似た作用のある「五苓散(ごれいさん)」、神経を落ち着かせてくれる「抑肝散(よくかんさん)」も良いとされています。また、手や足のツボを刺激するのも◎。ただし、持病については適した治療が必要です。

気象病は「内耳の血流が良好=自律神経が整う」ことで、予防・改善に繋がるといいます。
普段から規則正しい生活を心がけ、自律神経を整えておきましょう。

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