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「にっぽん x マーケティング」 30話まとめ読み その3

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「にっぽん x マーケティング」30話まとめ読み、その3。ご好評いただいている「日本 x マーケティング」、66話から95話までの30話をまとめてご購入いただくことが可能です(1…
日本の製造業の海外展開推進を目的に投稿。 体系的かつ実践的なマーケティング。 1話から5話まで無料…
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5章 マーケティングプランオブジェクティブ  066. 課題を解決することから始める

5章 マーケティングプランオブジェクティブ  066. 課題を解決することから始める

MPOの設定は顧客への価値提供の視点だけでなく顧客の課題を解決するという視点で考えてみるとよい。

人間の欲望には際限がないため、人間が存在している限りこの世から課題はなくならない。

MPOを決める際には目的 → 手段という順番にこだわりすぎず、手段 → 目的の順でも考えてみる。

こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。

前回は、MPOを設定するにあたって意識すべき、ミッション

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5章 マーケティングプランオブジェクティブ  067. 製品から旗印を考えてみよう

5章 マーケティングプランオブジェクティブ  067. 製品から旗印を考えてみよう

手元に製品がある場合には既存製品の改良品に関係するMPOを設定することも考えられる。

製品となにかを組み合わせたり掛け合わせることで誰かの課題を解決することができないか、という視点で考えてみる。

MPOも仮説の対象のひとつであり仮の姿で先へ進めてしまって構わない。

こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。

前回は、顧客の課題を解決することから始める、というテーマについて述べた

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5章 マーケティングプランオブジェクティブ  068. MPO  3つの注意点

5章 マーケティングプランオブジェクティブ  068. MPO 3つの注意点

MPOは必ず企業のミッションとビジョンに沿って立てられる必要がある。

MPOの設定時は全社・事業・商品群・商品レベルという4つの階層を意識する。

MPOの達成、成功、失敗の測定にはKPI(Key Performance Indicator)が用いられる。

こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。

前回は、製品から旗印を考えてみよう、というテーマについて述べた。また、なにをマー

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6章 フレームワーク概論  069. 5つの必須フレームワーク

6章 フレームワーク概論  069. 5つの必須フレームワーク

フレームワークを活用することでマーケティングの初心者であっても上手に仮説を立案できるようになる。

5つの必須フレームワーク:PEST分析・SWOT分析・3C分析・STP・4P

5つのフレームワークを経て、4つの分析結果と6つの戦略が導き出される。

こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。

前章では、マーケティングプランの最初のプロセスであるMPOの設定について詳説した。MPO

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6章 フレームワーク概論  070. PEST分析フレームワーク

6章 フレームワーク概論  070. PEST分析フレームワーク

PEST分析:自社を取り巻くマクロでの外部環境が現在もしくは将来的にどのような影響を与えるかを把握、予測するための分析手法。

PESTにかかわる多くの情報はインターネットで知ることができる。

未来を予測するコツは過去を見る、歴史を振り返ることが未来を知る第一歩となる。

こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。

前回は、5つの必須フレームワークの全体像とその流れを説明した。ここ

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6章 フレームワーク概論  071. 3種類の流行

6章 フレームワーク概論  071. 3種類の流行

3種類の「流行」:スタンダード、トレンド、ファッド

流行が生まれるのは産業側がビジネスチャンスを窺い、人々が新しいものを欲しているから。

イノベーター理論、プロダクトライフサイクルといったマーケティング理論を用いて流行の種類や期間を予測する試みがなされている。

こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。

前回は、5つの必須フレームワークの1つ目、PEST分析について述べた。

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6章 フレームワーク概論  072. SWOT分析フレームワーク

6章 フレームワーク概論  072. SWOT分析フレームワーク

PEST分析 → SWOT分析 → 3C分析 → STP → 4Pの順に検討を行う。

マクロ環境分析であるPEST分析に対し、ミクロ環境分析のSWOT分析では自社にかかわる事柄についてのみ分析を行う。

OとTは外部環境分析であるため、内部環境分析であるSとWよりも先に分析するのが定石。

こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。

前回は、3種類の流行、すなわちスタンダード・トレ

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6章 フレームワーク概論  073. 3C分析・STP・4Pフレームワーク  概論

6章 フレームワーク概論  073. 3C分析・STP・4Pフレームワーク 概論

3C分析フレームワーク:Customer(顧客)・Competitor(競合)・Company(自社)

STPフレームワーク:Segmentation(セグメンテーション)・Targeting(ターゲティング)・Positioning(ポジショニング)

4Pフレームワーク:Product(商品)・Price(価格)・Place(流通)・Promotion(販売促進)

こんにちは、マーケティン

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7章 フレームワーク3C分析  074. 3C分析フレームワーク  概要

7章 フレームワーク3C分析  074. 3C分析フレームワーク 概要

3C分析:市場(顧客と競合他社)という外部環境、自社という内部環境を分析するためのフレームワーク。

3C分析の目的:自社の唯一無二のソリューションを見つけ出すこと。

3C分析の3つのステップ:①顧客・競合・自社情報の洗い出し、収集、整理、②競合のソリューションの分析、③自社の唯一無二のソリューションの特定

こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。

前章では、PEST分析 →

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7章 フレームワーク3C分析  075. 1つ目のC  Customer(顧客)

7章 フレームワーク3C分析  075. 1つ目のC Customer(顧客)

5つの必須フレームワークにおける3つの顧客分析:SWOT分析(OとT)、3C分析の最初のC、STPのS(セグメンテーション)

SWOT分析と異なり、3C分析では顧客の分析において客観的事象のみならず、主観的事象をも取り扱う。

主観的項目のうち、特に顧客が求めている顧客の欲求(ウォンツ・ニーズ・インサイツ)をどれだけ把握できるかが3C分析のカギ。

こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつ

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7章 フレームワーク3C分析  076. 3種類の欲求

7章 フレームワーク3C分析  076. 3種類の欲求

ウォンツ(wants):顧客が気づいていて、外に向けても発信している客観的で合理的な欲求。

ニーズ(needs):顧客が気づいているが、外に向けて発信していない主観的で個人的な欲求。

インサイツ(insights):潜在ニーズとも呼ばれ、顧客が気づいておらず、外に向けて発信していない欲求。

こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。

前回は、3C分析の詳細に入り、1つ目のC、C

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7章 フレームワーク3C分析  077. ”複雑な”カスタマー

7章 フレームワーク3C分析  077. ”複雑な”カスタマー

顧客はいつもひとりというわけではなく、ひとつの意思決定に複数の人がかかわることも少なくない。

BtoCマーケティングにおける顧客はそれほど複雑ではない。

BtoBマーケティングでは利用者、決裁者、支払者の3者がバラバラということも少なくない。

こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。

前回は、3種類の欲求というテーマについて述べた。

今回は、複雑なカスタマー、というテーマに

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7章 フレームワーク3C分析  078. 4人目の顧客

7章 フレームワーク3C分析  078. 4人目の顧客

マーケティングでは利用者、決裁者、支払者以外にも受益者という顧客の概念が出てくることがある。

受益者:商品(製品、サービス)により利益を享受する人および擬人化された組織。

直接的な受益者と間接的な受益者が存在する。

こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。

前回は、複雑なカスタマーというテーマについて述べた。

今回は、4人目の顧客、というテーマについて述べたい。

前話では

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7章 フレームワーク3C分析  079. 2つ目のC  Competitor(競合)

7章 フレームワーク3C分析  079. 2つ目のC Competitor(競合)

競合は同業界で似たような商品群や商品を扱う直接の競争相手にとどまらず、他業界からの新規参入なども分析の対象になる。

競合のターゲット戦略とポジショニング戦略という2つの大戦略は極めて重要。

自社、競合ともに同じ項目について情報の洗い出しを行う。

こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。

前回は、4人目の顧客、というテーマについて述べた。

今回は3C分析の2つ目のC、Comp

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