5章 マーケティングプランオブジェクティブ 067. 製品から旗印を考えてみよう
手元に製品がある場合には既存製品の改良品に関係するMPOを設定することも考えられる。
製品となにかを組み合わせたり掛け合わせることで誰かの課題を解決することができないか、という視点で考えてみる。
MPOも仮説の対象のひとつであり仮の姿で先へ進めてしまって構わない。
こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。
前回は、顧客の課題を解決することから始める、というテーマについて述べた。
今回は、製品から旗印を考えてみよう、というテーマについて述べたい。
前回、マーケティングプランのオブジェクティブ(MPO)の設定に際し、目的 → 手段という順番で考える場合にはどのような視点で臨めばよいか、という点について説明した。
今回は逆に、手段 → 目的の順番、つまり手段となる製品がすでに手元にあり、その旗印となるMPOという目的をあとで考える場合、どのような視点で臨めばよいのか、という点について説明する。また、なにをMPOに据えたらよいのか、という点についても具体例を述べたい。
これまで数回に渡ってMPOの重要性を説明してきた。
要約すると、MPOとは人々の旗印として掲げるものである。MPOは社内外共通である。MPOとなり得るものは基本的には2つしかない。
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