見出し画像

7章 フレームワーク3C分析  078. 4人目の顧客


  • マーケティングでは利用者、決裁者、支払者以外にも受益者という顧客の概念が出てくることがある。

  • 受益者:商品(製品、サービス)により利益を享受する人および擬人化された組織。

  • 直接的な受益者と間接的な受益者が存在する。



こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。

前回は、複雑なカスタマーというテーマについて述べた。

今回は、4人目の顧客、というテーマについて述べたい。

前話では3C分析の注意点として、利用者(user)・決裁者(buyer)・支払者(payer)という3種類の顧客という概念が存在することを説明した。

またこれら3者が必ずしも同一人物ではなく、3者それぞれが異なり得ることも理解してもらえたと思う。

実は顧客は3種類にとどまらず、さらに4人目の顧客の概念が存在する。それは「受益者(beneficiary)」という概念。

受益者とは、商品(製品、サービス)により利益を享受する人および擬人化された組織を指す。

ここから先は

3,070字
この記事のみ ¥ 480

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?