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内定の戦略ポイント15.就活もビジネスも戦略と戦術の違いを理解せず、戦略が間違ってるのに戦術に踊らされ負け続けるケースが多い。

戦略と戦術の違いを正しく理解し実効できている人はビジネスの世界でも、意外と少ない気がします。戦略を理解してないと、戦術に踊らされマーケットで負け続けます。

戦略は簡単に言うと、自分が戦うマーケットと競合を分析し、自分の実力と比較し、「誰をターゲットにどのライバルと何で戦うかを決め、勝つためにクリアすべき要件を上げること」です。それが正しいかどうかで勝負の6割以上は決まってしまうでしょう。

戦術は簡単に言えば、その勝つための要件をクリアするために「どう戦うか」の部分を具体策にブレイクダウンし、実行していくことです。

いくら戦術を駆使しても、正しい戦略が立てられていなければ、最初が間違ってしまっているので勝てるわけがありません。でも、この戦略の部分を日本は、いつの間にかできなくなってしまったように思います。その中で良く起こるケースをビジネスと就活の2つの観点で見てみましょう。

理由は沢山あると思うのですが、その中の一つに、ビジネスでよくあるケースでは、本来、自分で戦略を立て意思決定をし、戦術を実行し、マーケットで勝ち負けをしなければならない立場の人が、そういったキャリアを積んで結果を出してきた人でないため、戦略と戦術の見わけもつかず、自分が今、必要な情報は何でやるべきことが何なのかが見えなくなってしまう場合があります。

本来、意思決定に責任を持たなけらばならない人が、何が正しいかを見極める知識と経験がないと、正しい戦略が明確になっていないにもかかわらず、事例の検証と理論と学歴だけの机上の権威やごく一部の自分たちの限られた領域の知識と経験を戦略と語る肩書だけの専門家やその人たちと仲の良い社内の人達の言うことをうのみにして目先の戦術に踊らされます。

難解な分析やシステムの導入をさせられたり、ロゴマークとタグラインを作らされたり、認知が必要だからマス広告と大量に時間と予算を使わされた挙句にビジネスの結果につながらず、その理由を尋ねると、あなたの商品やサービスが悪いからとかあなたがやると決めた提案をその通り実行しただけと、ビックリするようなそもそも論が飛び出し、逃げられる始末。信じた自分が馬鹿だったと後悔しても後の祭りです。そして責任者が変わり、また同じような新しい責任者がやってきて、また同じように権威や専門家を名乗る人達が現れ、その人達を信じ、同じことを繰り返し敗退を続ける。。。

取るべき戦略とそれを具体的に実行するための戦術を自分で理解しその経験を積んでいれば、自分で何が正しいかを見極め、自分でやるべきこととそのプライオリティを選択し、自分で問題を見つけ出すことで、自分で結果をコントロールできるようになります。そうでないと簡単に社内で既得権を持つ人たちや専門家を名乗る人たちに都合のいいようにコントロールされ、責任だけ取らされます。(学生には信じられないかもしれないですが、日本の企業やお役所の世界では「あるある」です。笑。)

就活だとこんなケースがあります。ネットには就活の情報が溢れています。様々な人が色々な情報を提供し、無料でも素晴らしい情報を提供する人が沢山いる一方で、他人の情報を盗用し学生に高額で売りつける悪徳な業者の情報も年々増えています。

そういった様々な質の情報が溢れている中で、就活生が混乱してしまうケースが、ネットの断片的な自己PRや志望動機や面接対策などの戦術的な情報ばかりに、最初から振り回され、先に多くの時間をそこに費やしてしまい、企業研究や自己分析が疎かのまま本番にのぞみ、うまくいかずにどうしたらいいか分からず途方に暮れてしまうことです。

肝心の志望業界や企業の戦略・人材ニーズの理解や自分の強み・弱みの分析を行わず、自分の将来のビジョンと戦略がないまま、確率の低い人気企業ばかりを回り、今の自分の強みが企業の採用したい人材ニーズから外れていることも、ライバルと比べた時に劣っていることも気づかず、何が問題かも分からないまま、独りよがりの自己PRや志望動機で面接で敗退を繰り返し、就活の大事な時期が終わってしまうことです。

自分で体系だって考えることをせずにステップを踏んで戦略がないと、あちこち目先の良さそうな情報に飛びつき、怪しいお金を払わされたり、思い込みの自己PRや志望動機で、そのまま本番を迎えうまくいかず、今度は自己PRや志望動機の事例をそのまま自分のこととして話したり、経験もしていないのに100%作り話の自己PRや志望動機で面接にのぞむようになります。当然、深堀の質問をされると、回答には説得力はなく、化けの皮は剥がれ、結果的に敗退します。

また、どうしていいか分からなくなり、振出しに戻り、そうこうしているうちに就活の大事な時期が終ってしまうパターンです。

逆に、就活を通してきちんと体系だってステップを踏み、どんな企業をどんな目的で志望するのかを真剣に考え、絞り込み、志望企業の人材ニーズとライバルを理解した上で、その企業の人材ニーズに合致していることを、自己分析で何を強みに訴求するかをきちんと考えられている人は、遠回りのように見えて、実はその過程で自分と戦うマーケットを客観的に分析し、ライバルと差別化するポイントを見極め、今、自分が何をすべきか。何が足りていないかが見えているため、溢れる戦術の情報に踊らされることなく、自分に必要な情報だけを取捨選択し活用したり、うまく行かない時でも問題を見つけ出す修正力や肉付けで精度を上げることができるようになり、結果的に就活を通してマーケットで勝つための基本的な考え方を実践できるようになっていく人が多いように思います。

大変だけど就活で自分のことを真剣に悩み、
自分が就活マーケットで勝ち残るためにどうしたらいいかの戦略を考え、
それまで経験したことのない大変な時期を自分で乗り越えることは、
やがて社会に出て責任が大きくなる度にやってくる
大きな困難にも逃げずに、
自分で決断し立ち向かって
乗り越えられるようになるための最初のステップ。
例え失敗しても、それは次のステップへの努力のサイン。
今は大変でも必ずその努力は報われます。
この先何度でもチャンスは訪れるから。
そのチャンスをつかむ時のためにも
今の苦労はあるから。
だから、がんばって。

ブランドマーケティングストラテジスト
KATSU

●「30Days ワークショップスタイルで就活の戦略を立案する」
皆さんが毎日1章ずつ読み進めることで、30日で一通り就活の戦略を完結できるようなワークショップスタイルになっています。

●「就活生のKATSU君のケーススタディで志望業界決定から内定までの就活をシミュレーション」
就活生のKATSU君という主人公で就活をシミュレーション。「情報を収集」し、「志望業界・企業を絞り込み」「自己分析」「ライバル分析」を行い、面接でアピールする「自分の強み」と「エピソード」を決定し、「自己PRや志望動機」をつくり、「面接」の練習をしながら、主人公が就活を勝ち抜いていく具体例をワンステップずつ理解しながら、一緒に自分の就活を考えていけるようになっています。

●「企業が求める人材価値を理解しライバルと差別化するための自分の強み・イメージ・エピソードを分析する」
企業が採用する人材に求める「基本的価値」「付加価値」とは具体的に何かを理解し、「内定を獲得する可能性の高い6つのタイプ」からライバルの強みとイメージを想定し、ライバルと面接で差別化するための「自分の強み」「エピソード」「イメージ」を洗い出す方法を、主人公のケースで例を挙げながらステップごとに具体的に紹介しています。

●「自己PR・志望動機のたたき台に修正を加えながら、差別化するための強みとイメージを落とし込み面接官に共感してもらえる内容に磨き上げていく」
戦略的に決定した「自分の強み」「エピソード」「イメージ」を「自己PR・志望動」に落とし込むために、「コピーライティング」と「プレゼンテーション」の考え方に基づいて、どのように修正を加えたらライバルと差別化し面接官に共感してもらえる効果的な内容に磨いていくことができるかを、主人公のたたき台の自己PR・志望動機に修正を加えながら、具体的にブラッシュアップの方法を紹介していきます。

●「うまくいっていない時は早めにチェックポイントで見直し」
戦略立案のプロセスに沿って、ワンステップずつ就活の戦略を考えていくことで、うまく行かない時にステップをさかのぼり、重要なポイントを振り返ることで、問題点を見つけ出し、戦略を立て直すためのチェックポイントも紹介。

内定の戦略 Part1 志望企業の選定・自己分析と強みの決定編(Day1〜Day13)「Day1 デジタルとグローバルの時代に必要なブランドマーケティングな生き方とは」
「Day2 就活マーケットのチャンスとリスクを仮説で理解する」
「Day3 戦略的に志望業界・企業を絞り込み勝つ確率を高める方法」「Day4 正しい情報を自分で見極める力が全ての結果を左右する」
「Day5 志望企業が採用する人材に求める価値を理解できているか」「Day6 企業に選ばれるだけでなくキミも企業を選ぶ」
「Day7 夢=ブランドビジョンは失敗しても立ち上り進み直す力になる」
「Day8 ドラマの脚本のように自分の理想のストーリーを描く」
「Day9 採用する人材に求める基本的価値」
「Day10 採用する人材に求める付加価値」
「Day11 ライバルの強み・弱みを分析する」
「Day12 自分の強み・弱みを分析する」
「Day13 自分とライバルの強み・弱みを比較分析する」
「エピローグ 自分で未来をキリヒラク 戦略を手に入れる。」

内定の戦略 Part2 面接で与える印象の決定・自己PR・志望動機編(Day14〜Day30)
「Day14 ライバルと能力で差がつかない時に何で差別化するのか」「Day15 ブランドイメージを構成する要素はなにか」
「Day16 内定を獲得する可能性の高い人達のブランドイメージ」
「Day17 面接でライバルと差別化するためのブランドイメージを立案する」
「Day18 自己PRを書くための7つのステップ」
「Day19 自己PRをブラッシュアップする5つのチェックポイント」「Day20 志望動機を書くための9つのステップ」
「Day21 志望動機をブラッシュアップする5つのチェックポイント」「Day22 複数の長所を組み合わせてパワーアップさせる」
「Day23 短所の質問で長所をアピールする方法」
「Day24 柔軟に面接で対応するための面接練習の4つのステップ」「Day25 模擬面接で面接官をやると自分の改善点が見えてくる」
「Day26 ビジネスではグループディスカッション力で勝敗が決まる」「Day27 最終面接はブランドイメージで勝負」
「Day28 うまくいってない時に戦略を修正するチェックポイント」「Day29 戦うマーケットを変更することで競争を優位に変える」
「Day30 第一志望に落ちてもどうしてもやりたい仕事があるなら」
「エピローグ グローバル成長企業の働き方と求められる能力とは」

●「自分より優れたライバルと差別化しポジションを獲得するためにブランドマーケティング戦略の考え方で内定の戦略を立案」
グローバルブランドのプロが使う「競争の激しいマーケットで、自分より強力なブランドの中で自分のポジションを獲得していくブランドマーケティング戦略の考え方」と「長年の面接官としての経験」に基づいて、「就活や転職でキャリアアップしチャンスをつかむための戦略」と、そのために「面接でライバルと差別化しながら内定を勝ち取る戦術」を理解してもらうために、皆さんが知っているブランドの仮説も例に挙げながら、就活の戦略を授業を受けているように読みながら、自分でも立てられるように興味深く解説しています。

●「デジタルとグローバルの時代に必要な”自分で未来をキリヒラ戦略”を就活で身につける」
就活を勝ち抜きながら「世界トップレベルのブランドマーケティング戦略の基本的な考え方」を習得し、デジタルとグローバル時代に必要な「何度でも訪れるチャンスをつかむための考え方」と「失敗しても立ち上り戦略を修正し進み直すための考え方」も身につけてもらえる内容にもなっています。

自分で未来をキリヒラク戦略を手に入れ、就活でチャンスをつかみ、努力と実力で自分でキャリアアップしながら、夢を実現していきましょう。

この本を通して学生が自分のブランドで就活マーケットで勝つためにはどうしたらいいかを真剣に考え、早い段階でトップブランドのブランドマーケティング戦略の基本的な考え方を学ぶことで、ブランドマーケティングに興味を持ち、もう一度世界で戦えるような人材が出てくることで、厳しい競争の中で戦うことができなくなってしまった国や企業や人や日本のマーケティングやジャパンブランドの復活の「きっかけ」になれば嬉しいです。

ブランドマーケティングストラテジスト
KATSU




 



日本人や日本のブランドがもう一度復活し、 世界のマーケットで戦えるようになるために。 そうやって経験を重ねた人達が、 能力や経験を次代に循環させることで 自己実現を追求していけるような 世の中になるために。 そのためにブランドマーケティング戦略で 貢献していきます。