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【#7】くりす就活辞めるってよ。~農園の生活記~

どうもくりすです。
このマガジンでは21卒大学生が就活から逃げた後の物語を記録しております。
よろしくお願いします。

前回はこちら↓ 



第1回(ストーリー仕立て)↓


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あらすじ~自分らしい生き方を探ろうと就活を辞めた私は、以前から興味のあった農業(アルバイト)に挑戦するのだった。

一日の流れ~2020年6月23日~


午前5時40分。
僕は不安とともに目が覚めた。


結構な寝不足だった。


前夜は0時に就寝したものの、夜中に3度ほど目が覚めた。

重要な日はいつも眠れない。
部活の遠征、センター試験や旅行の前日。

今日も新しい体験。農業。


眠たい身体に鞭を打ち、準備を進める。


そして、6時20分、送迎の車に乗り込み、農地へと向かった。

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(写真が雑)

飛ばすこと50分、農園に着いた。

初日の作業は雑草ぬきだ。

目の前に広がる緑色の人参畑。
緑の部分はほぼ全て雑草なのだ。(先にはまだ広がっている。しかも最初は全て真緑だったらしい)


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人参は小さな双葉が一列に並び、それを雑草が取り囲んでいたのだ。

早速取りかかる。
難しい作業ではないが、中々骨の折れる作業だ。



僕にとって、草取りという作業は「そこまで苦じゃない」ということに気づいた。
多少身体はしんどいが、それぞれがベストを尽くして草をむしる。
遅さで誰かに怒られるわけではない。

時々、雲の隙間から差し込む日差しは高原に初夏の陽気をもらたす。気持ちが良い。

土の中には、普段見ることの無い虫が沢山いた。
黄色い斑点のあるクモ、真緑の芋虫。
その世界には悩みなんてなかった。


僕は黙々と取り組む作業が好きなのかもしれない。

ただ、絶望的に手先が不器用なこと、元々要領が悪いことがたまにキズだが。


初日を終えて


また、もうひとつ思ったことがある。

初日だから新鮮な気持ちで臨めているだけで、
膨大な量の雑草を明日も明後日も毎日取り続けるのはおそらくしんどい。


それなら、
明日の作業場が別なら取り組める?
週何回なら取り組める?
待遇がどのくらい改善するなら毎日取り組める?

そういったことを考えていた。

もちろんメモは取れないため、頭のなかをぐるぐる巡る。

作業が終わった後も考えたが、
結局、初日では判断しがたいという結論に至った。
そうだ。結局やってみないと分からないのだ。


農園にて


昼に1時間休憩。午前、午後には15分ずつ休憩。

実働8時間。ひたすらな単純作業。
移動、片道50分。

つまり拘束約12時間だ。


時給は1000円を割っている。
寮環境もあまり良くない。
オマケに食事補助は全くない。

以前の僕なら、絶対にやりたくないと思っただろう。


だけどやってみると分からないものだ。

大地の匂いを肌で感じ、労働に勤しむ。
休憩中には気のいいおじさん、おばさんと雑談をする。

寮に帰るとシャワーを浴びてご飯を食べる。

そして同じ寮のおじさんと酒を片手に語る。

適当なタイミングで話を切り上げ、床に就く。

身体がきついと思いながらも、
心地よい疲労とわずかな達成感がその日の労働をねぎらう。

素晴らしい経験じゃないか。

照りつける太陽、心地よい風、緑と茶色に覆われた大地、鳥のさえずりと共に。
人間は本来、こういう生活をするべきなのかもしれない。


続き↓



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