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ありがとうさようなら

忙しい日々の生ビールにプワーっと言っておいしいと感じるようになった年は、人それぞれかと思いますが、みなさんは何歳でしたか?私の場合はたしか23くらいだったかもしれません。ふと、「あれ?おいしい」となりました。同時に「仕事をしている大人になってしまったんだな」という、人生は仕事とセットなんだという感じがしました。

学校という場所や、制服というルールは、仕事をするまでの練習のように思っていた学生時代でしたが、いい先生と自然と考えさせられる環境に出会うとそんなことはないものだと気付かされたものです。

さて、いくつもの別れと出会いを体験していそうな、こんな引き出しも、正面から見ている分には、どこか馴染みのある友達との再会のような気分にもなりますが、ちょっと角度を変えてみてしまえば、全く知らない面ばかり。

あなたは、一体どちら様ですか?

あなたも一体どなたですか・・・?

この後ろ姿・・・そして、その"こめかみ"の傷・・・もしかして・・・!

と、引き出しのそこが"こめかみ"なのかは独断ですが、長く付き合っている人でも、ちょっと環境が変わったりすると全く違う人に映りますよね。それは、その人の長所短所が如実に出てくる場合も。そして、単に齢を重ねて味覚が変わっていくように、時間と共に小さな変化に気づける自分になったのかもしれませんね。最近は、アサヒの辛口なんかも、くーっと来ていいんだなぁと感じています。自分もきっと変わっているし、相手もきっと変わっている。

道具との出会いや、人との出会いもそんな繰り返しだと感じます。



ランドリー・・・

どこか懐かしさを感じる、帰る場所としての「 写真 」「 道具たち 」を扱っております。


 [ ものがたり ] 盆暮れ正月となれば、何かをするためというわけでもなく、とりあえず帰ろうとする。でも「 帰ってきた 」と、心から深くそう感じられる場所へ、ふと帰りたいと思って振り返った時には、いつの間にか、もうその場所はどこにも無いと気づくこともある。そんな時に、何気なく撮っていた一枚の写真がその役割を果たす時があるように、家のどこかでなにか見覚えのあるような道具たちも、心の帰れる場所があるのでは?と思ったのでした。みなさんにとっての「ただいま」を、感じてもらえる体験となれたらと思います。

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