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手袋も縫えるの?! (写真沢山+無料型紙)

お気に入りの手袋はぼろぼろになりました。修復を5回ぐらいしていましたが、さすがにもう寿命のようでしたので、寒いし、新しい手袋を手に入れないといけない。ただアトピー肌なので手袋の素材にこだわりが強く市販のものはなかなかいい物に出会うのは難しいです。ちょっとまって!私なら縫えるかも!と思って縫うことに。
ネタバレしますが、3双も作ると簡単に思えてきます。そして実際に難しいことが無く細かい作業が多めなだけです。
YouTubeで動画でまとめていますので、よかったら見てください。

https://youtube.com/shorts/0hbDlGt2NNs?si=DY_wewUHwlrwBkFW

【型紙】では、型紙が必要です。自分で作ろうと思いましたが、ネットで無料の型紙を見つけましたので、楽なのでそれを試すことにしました。この↓サイトです。様々な型紙があり参考になります。


型紙はMサイズを選び、指が少し短かったので、切って1㎝程度長く修正しました。

右は修正した型紙;親指は修正なし

【裁断】生地は二種類を使いました。手の甲の方はフェイクレザー、手のひらは柔らかい棉のニット生地です。生地を中表にしてチャコナーで線を引いて、小さいはさみで裁断しました。すると、これぐらいのパーツになります。

裁断したパーツ

【縫う】上と下は本来分かれていませんが、私はフェイクレザーを手の甲に使ったので人差し指のところで縫い目ができます。レザーをあまりピンで刺さない方がいいので、ピンを横にして縫い代のところで打ってから、直線ミシンを掛けます。

それから親指を作ります。中表にしてピンを打って、縫い代2㎜を縫います。布が薄く、縫い代も2㎜しかないので、ミシンの針がきれいにならないので、細く切ったトレーシングペーパー(新聞紙でもいい)を下に敷いてミシンを掛けます。そしたら、右の写真のように生地とトレーシングペーパーが一緒に縫われています。が、トレーシングペーパーは摘まんで破って取り外せます。ちっちゃい破片があればピンセットで丁寧に取ります。

親指の位置を決めます。はめて、いい感じのところにします。それからチャコペンで4か所の合印を描きます。

合印を入れます

それから裏返して、さっき付けた合印を、表と表を合わせて、ピンして仮縫いをします。細かいけど、難しい作業ではないです。

右が拡大

次にほかの指の間のマチを縫っていきます。試着がしたいので、まずは仮縫いです。このように指の間はひだひだ~になります。

手のひらとマチを縫い合わせたら手の甲の部分とも縫い合わせます。細かい作業なので、首や肩が付かれるので作業する際に作業台を高めにするといいです。私は袖用の仕上げ馬を使っています。

では、仮縫いできたらよいよ試着します。
手を動かしてみてフィット感や指の長さなどを確かめます。

男性の手です。 私のではない^^

修正があれば、します。なければ直線ミシンをかけます。繰り返しになるが、縫い代が2㎜だけなので針を挿したら布も一緒にしたに針板の穴の中に引っ込まれてしまいます。そんな事がないように、縫い目の下に細く切ったトレーシングペーパーを使います。縫ったら、トレーシングペーパーを引っ張て取ります。取れなかった破片はピンセットでとります。

面倒ですが、きれいに縫えるので便利だと思います。ゴミが結構残りますが…^^;

最後にカフスを作ります。(カフスではなく、ただ折って始末するのでももちろんいいです。)カフスは同じニット生地で作ってもいいですが、私はリブニットがあったので空が使いたくてそれにしました。
好きな長さ・幅を測って裁断します。その後は横を縫います。その縫い目を中にして二つに折ります。淵はロックミシンで始末します。

このようなカフスになります。

手袋本体と合わせる前に試着をしてちょうどいい場所を決めます。
また手を動かしてしっくりくる場所を探ります。

チャコペンて印をつけて、しつけ縫いをします。
直線ミシンで縫っていきます。革はさほど伸びないので伸ばさずに縫いますが、ニットの部分は手が入るように伸縮性が必要なのでカフスに合わせて伸ばしながら直線ミシンをかけます。

右の写真ではカフスに合わせて生地を伸ばしてミシンをかけています。

やっと完成です^^
本人も満足したようです。
これで練習もできたので自分の分を作るか…
本来は自分に手袋を縫いたかったので。

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