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パリの初日終了!旅の面白さを既に感じる。|ヨーロッパ旅行記⑦

前回↓

ホステルにチェックイン

15時ぴったり。RERに乗ってホステルの最寄り駅に再び帰ってきた。
以前も書いたが、ホステルのある19区は移民街(黒人多め)の地域で治安が悪いとされていた。
ただ、最寄り駅のRosa Parks駅は最近できた駅だからか、とても綺麗。日中、街を歩いている人もそこまで怪しい雰囲気の人はいなかった。

ホステルの外でタバコ吸うのがこれまたいいのである。

ホステルに着いて、チェックインのためにカウンターの人に話しかける。
朝に荷物を預けたお姉さんと違う人で、感じのいい兄さんになっていた。
チェックインしたい旨を拙いながらに伝えると、
「ようこそパリへ。パスポートある? Oh、君の名前はかっこいいね」
と素敵なことをつらつらと話してくれる。リップサービスだとしてもとても気持ちが良いものだ。

ホステルの説明を受け、カードキーを受け取った。そして、預けておいたバックパックをロッカーから取り出し、部屋へ向かう。これから3泊お世話になる部屋だ。

いざ入室!

写真はBooking.comから引用

とても綺麗で、イメージしていたドミトリーとは違った。
自分は、6人部屋で二段ベッドの上側だった。

とりあえず個人用のロッカーに荷物をしまい、ベッドメイキングをする。
ベッドの横側は、木板が張られていて、パーソナルスペースはかなり確保されていた。

ベッドメイキングが終わり、枕もとのUSBソケットにケーブルをさして、ベッドに横になる。

既に足が棒になっていて、出来れば寝たかったのだが、全く眠くならなかった。そういえば、時差ボケが全くないことにここで気付いた。
大学生の昼夜逆転生活は、どうやらヨーロッパ時間に最適化されていたようだ。

とりあえず、疲れが癒えるまではベッドでごろごろすることにした。

ホステルにあった説明書

いざ晩御飯、安く済ませようとした結果……

さて、気付くと時間は19時。
外が暗くならないので全く気付かなかったが、もう晩御飯の時間である。
部屋にはまだ誰も来ていなかったので、恐らくヨーロッパでは午後7時はまだ夕方くらいの認識なのだろうと分かった。

さて、お腹が減ってきたのでご飯の時間である。
選択肢は主に3つある。
①パリ中心部でレストランを探しに行く。
②近所のレストランを探す。
③ファストフードやスーパーで買って済ませる。

今回の旅では、とにかく食費を抑えて観光費に糸目をつけないことを決めていた。なので、あまり高いレストランなどに行く気はない。
更に、パリ中心部まで移動する体力もないので①は無し。
②は探してみたが、あまりいいところが見つからない。
ということで消去法的に③で行くことにした。

どこ行っても結局落ち着くのはマック

ということで、隣駅、徒歩10分のところにあるマクドナルドへ行くことにした。
正直、旅に美味しいご飯を求める人ならば絶対避けるべき選択肢であることは間違いない。
ただ、今回の私の旅のコンセプトの一つに「食事よりも観光費」があるので、良しとしよう。

外は夕焼けに照らされている。
街では仕事が終わったのか人通りが増えてきた。やはり移民街なので黒人の方が多い。
街角にあるカフェ(バー?)では、黒人が集まり酒を飲んでいた。
そして、海外でしか嗅げない、独特の香りが漂っていた。
大麻である。

恐らく大麻は合法であるらしいので、特に問題はないのだが、この匂いを嗅ぐと少し気が引き締まる。

そんな街並みを歩くこと10分。安心と信頼のマクドナルドの看板が見えてきた。

入店すると、ほぼ日本と変わらない内装。巨大タブレットで注文し、番号を呼ばれるのを待つ。

ここまで順調かと思われたが、1つ問題があった。
レシート番号を呼ぶ際、どうやらフランス語のようだ。もちろん私はフランス語を履修したことがないので、フランス語の数字読みが分からない。

ということで、昔マクドナルドで3年バイトした経験を活かし、店員の手元をよく観察する。
そして恐らく私のオーダーであろう商品がサーブされた時にレシートを持って受け取りに行った。

確かビッグマックセット

ジャンクフード好きとして、各国のマクドナルドを巡りたいと思っていた私は、パリのマクドナルドで少し感動を覚えた。
ポテトのケース、ドリンクがプラスチック容器なのである。
これは、SDGsに配慮した結果らしい。ポテトの容器はとても可愛い。可愛すぎて、現地では盗難されまくるという可愛くない事件が起きてるらしい。

ということで実食。日本のに比べてバーガーはなんかパサパサしているが、まあいつもの味である。

ということであっという間に完食。これからのヨーロッパ旅で何度もお世話になるマクドナルドで初日の晩御飯を終えた。

ドミトリーでの初睡眠

帰りにスーパーに寄って、明日のご飯と水を買っておいた。
スーパーの入口に迷ってると道をゆくおじさんが教えてくれたり、店員さんが簡単な英語で接客してくれて何とか購入。

ドミトリーに帰ると、相変わらず部屋は静かだった。
部屋で寝巻きに着替え、ベッドに横たわりながら『地球の歩き方』を読んで、明日のルートを考える。

そんなことをしていると、部屋に1人やってきた。どうやら同室の方のようだ。
黒人で、恐らく40~50代ほどの男性。早速挨拶してみると、ちゃんと挨拶を返してくれた。
ドミトリーでの初会話に成功。変に緊張していたが、特に気にすることは無かった。ハローだけ言えれば良い。
その後、その男性は荷物を置いて部屋を出ていった。そして少しすると、次は女性が1人やってきた。恐らくアジア系だろうか?若い女性である。

先程で雰囲気を掴んだ私は、早速挨拶をしてみた。
「hello!
「、、、、、、」

完全無視である。

多分聞こえてたと思うんだけどな〜。
まあ特に気にする必要も無いので、私もガイドブックを読む時間に戻った。

すると、流石に疲れていたのかめちゃくちゃ眠くなってきた。
まだ部屋の電気はついてるし、部屋全体が就寝の雰囲気では無いのだが、眠気に負けたので寝ることにした。

アイマスクを付けて、ノイズキャンセリングのイヤホンをつければ、もう自分の部屋と同じくらい快適である。

そして泥のように眠った。


これでやっと初日終わりです!
2日目は、モンマルトル、シャンゼリゼ、凱旋門、オルセー美術館、ノートルダム、初めてのレストラン、パリ市庁舎、エッフェル塔と盛り沢山だったので、もっと長くなることが予想されます。
ゆっくりながらお付き合い下さい、、、、🙇

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