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#刀

「東美特別展2024」へ行ってきました

「東美特別展2024」へ行ってきました

今日は10/14まで開催中の東美特別展2024へ行ってきました。
会場に着いたのはちょうど11時、開場時間。
既に美術倶楽部前には多くの人だかりが

東京美術倶楽部を曲がった先まで列が伸びており、これは相当入るのに時間がかかりそうだなと思いながらも、大刀剣市とは異なり1階も会場の為か、エレベーター待ちの人と分かれるので意外にサクサクと列が進む。
大体入るまで10~15分位だったでしょうか。

茶器

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大刀剣市2024のカタログが公開!気になった物など

大刀剣市2024のカタログが公開!気になった物など

大刀剣市2024の電子カタログが遂に公開されましたね!
詳細は以下のリンク先を見て頂くとして、個人的に気になった刀や刀装具などを完全個人の趣味趣向で列挙していきます。
一部価格予想なども。

(数字はカタログNoです)

①刀・表紙 太刀 波平家安(重文)

好きな日本刀&知名度ランキング

好きな日本刀&知名度ランキング

2023年12月、2024年9月と2回に渡り、株式会社NEXERさんと永楽堂さんによる日本刀に関するアンケート調査が行われたようなので今回はその話です。

①2023年「好きな日本刀に関するアンケート」

事前調査で「『日本刀』に興味がある」と回答した全国の男女481人(インターネット調査)に対して、もっとも好きな日本刀の名前1つと、その理由を聞いた回答結果が以下の通り。

②2024年「日本刀の

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刀ケースをお納めした方の御宅⑥

刀ケースをお納めした方の御宅⑥

刀展示ケース(卓上刀箱2.0)をお納めさせて頂いた方から御写真を頂きました。とても品のあるシックでモダンなお部屋には河内一平刀匠が作刀された刀を展示下さっています。

河内一平さん曰く、南北朝期の大太刀を摺り上げたような姿を目標に作刀されたとの事で、山姥切を彷彿させるような姿で大きくのたれた刃に良く詰んだ地鉄が非常に冴えた作です。

ケース下にはワインセラーなどあるのが見て取れるので、刀鑑賞を楽し

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金無垢短刀拵

金無垢短刀拵

何とも豪華な24Kの金無垢短刀拵を拝見。
いえ、正確には刀身も金無垢。
まさにこの世の贅を尽くしたような金工作品。
目釘や獅子の目貫は異なりますが、それ以外は有名な細川三斎公の短刀拵に似ている事から、模して製作しているのかもしれません。

秋水美術館で凄そうな日本刀展示会が!

秋水美術館で凄そうな日本刀展示会が!

私自身今更ながら知ったのですが。
富山県にある秋水美術館で何やら凄い名刀展が行われているようですっ…!
しかも前期(9/13~12/1)、後期(12/11~3/2)に分かれて半年間の長期間行われる展示会のようです。

・展示目録(前期)目録はまだ前期しか出ていませんが、昨今刀身の展示の比率が多いのに対して、本展示は刀身29に対し刀装や刀装具が22とほぼ同じくらいの数が展示されるのも好印象です。

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ぶらぶらと刀剣はしご

ぶらぶらと刀剣はしご

今日は朝から東京交通会館(有楽町駅)で開催されているコレクション情報さんの展示即売会へ。

今回から混雑緩和の為にハガキや会報を取っていない方は入場料が500円掛かるようになったとの事です。
場所柄ふらっと興味本位で入ってくる方も多かったのかもしれないですね。

今回個人的にささったのは何といっても但州法城寺の薙刀直し(といっても実際は薙刀を直したわけではないと思いますが)のような太刀。大擦り上げ

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疲れた時に、疲れた日本刀

疲れた時に、疲れた日本刀

ちょっと疲れた時に見る疲れた(研ぎ減った)刀。

…疲れてますなぁ。。似た者同士。笑

そんな仲間意識が、この刀を見ていると芽生えます^^;

でも帽子は頑張って残ってます。

地鉄が結構綺麗

地景が面白い。

乱れ映りっぽいもの(疲れ映りかもしれない)が見えて幽玄なところも。

棟焼きっぽいところも面白い。

欠点があっても視点を変えれば良いところもある。

疲れた時、壁にぶつかった時、後ろ向

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重要や特重審査に出すか否か

重要や特重審査に出すか否か

そういえば重要刀剣申請の受付中ですね。
重要や特重審査の時期になると毎回申請するか悩むところです。(なかなか際どい話に触れるので会員マガジンにします)

理由は2つあって、

財布に厳しい五ヶ伝ランキング

財布に厳しい五ヶ伝ランキング

日本刀の中でも古刀と呼ばれる室町時代以前の刀には「五ヶ伝」と呼ばれる大きな区分けがある。
これは地域ごとに作風を大別した言い方であり、例えばこの中に九州地方(筑州)や北陸地方などの刀は含まれていないので五ヶ伝で全ての刀を網羅できるわけではないが、刀の好みを語る際に「五ヶ伝の中で何が好き?」と語られることは愛刀家の中でも多い気がする。

因みに五ヶ伝とは今の岡山県あたりで栄えた備前伝、神奈川県で栄え

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刀所有にあたって基礎的な話をざっくりと

刀所有にあたって基礎的な話をざっくりと

フォロワーの方が少し増えたのと、最近このnoteがマニアック寄りになりすぎているような感じもしたので今回は刀って買えるの?所持は違法じゃないの?と思われている方向けにざっくり刀の所有についてお伝えします。

①日本刀の所有に免許はいらない日本刀の所持に免許は要らない(そもそも無い)ですし、普通に買えます。 ネットで「日本刀 販売」と検索すれば沢山出て来るくらいにネットでも簡単に買えるくらいです。

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刀装具の情景

刀装具の情景

名刀を見て感動するように刀装具にも名品なるものがある。
そうしたものは名刀と同じく作品そのものの完成度がとても高く、その技量を見て心揺さぶられるものがあるが、一方で名刀で無い刀にも見所がありどこか惹きこまれる部分があるように、名品でない刀装具にもまたどこか惹きこまれる部分がある。

鐔などの刀装具の楽しみ方について、尚友会の会長でもあった橋本晴夫氏は自身の著書「文化の中の刀装具」という本の中で以下

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アズールレーン7周年イベントで日本刀爆誕!

アズールレーン7周年イベントで日本刀爆誕!

今日は「アズールレーン」7周年イベントが八景島シーパラダイスで行われたので行ってきました。

アズールレーンは艦船を美少女に擬人化したゲーム、とでも言えば分かりやすいでしょうか。
「白龍」というキャラクターがいて、彼女をモチーフにした日本刀の製作プロジェクトが6周年の時に発表されたのですが、7周年を迎えた今日、遂にその日本刀が完成しお披露目されるに至ったのです!

刀の製作を手掛けたのは備前長船で

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刀趣味はお金がかかる

刀趣味はお金がかかる

刀趣味はお金がかかる。

最近やたらとそう感じる。
刀を買えば次の物が欲しくなるし、次買う物は更に少し良い出来の物を求めてしまう。
刀を買う人の中には備前伝の中で上作に上作にとランクアップを目指す人もいれば、祐定の作などと刀工を絞ってその刀工の作だけを追い求める人もいる。これは深く深く掘り下げる動き。
刀装具も同じ。
スタート地点を高くすると目は肥え最終到達点が高くなるというが、次買う物も必然とそ

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