輿水畏子

Twitterの延長線上。 様々な作品の感想の話を、特に百合の話をします。

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最近の記事

咲き誇っていたはずのあなたへ。アニメMyGO!!!!!感想:豊川祥子について

どうも、輿水かしこです。  先日、テレビアニメ「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」の最終話が放送されましたが、皆さんいかがだったでしょうか。まだ最終話を見ていないよ、って方は、ここから先最終回のネタバレがたくさんあるのでお気をつけください。  まだ1話も見てないよ、って方はとりあえず、豊川祥子さんがお家に帰るシーンまで見てもらえると、このアニメがどんなアニメかわかるかと思います。  さて、今回の記事ではアニメMyGO!!!!!を全部見た上での感想をまと

    • 『毎月庭つき大家付き』の19話が私の一番好きな愛の形だった

      みなさま〜。どうも、輿水かしこです。  先日あげた『毎月庭つき大家つき』の感想をたくさん読んでいただき恐縮です。そして丁度記事を上げた頃、『毎月庭つき大家つき』の最新話が公開されました。  この19話、これがもう私が一番大好きな愛の描かれ方してたんですよね……。なのでいても立ってもいられなくなり、2回連続で『毎月庭つき大家つき』の感想になります。ハマってるから仕方ないよね。 「隙を見せる」ということ さて、『毎月庭つき大家つき』19話、開幕はミヤコとアサコが二人で寝てい

      • 今一番熱いかもしれんGL漫画、『毎月庭つき大家つき』を買って欲しい

        みなさま〜。どうもお久しぶりです。輿水かしこです。  気づけば前回の記事からだいぶ時間が空いてしまいましたが、その間も私は変わらず主に百合作品を出来るだけ鑑賞する生活を続けています。トワツガイ、みんなもやろう。  さそんな中で最近読んだGL漫画の中でも一番私が読んでてワクワクしたのが『毎月庭つき大家つき』の3巻でした。この漫画、個人的には今一番続きが見たくなってるし、長く続いて欲しいと思ってます。なので今回はこの作品の魅力が詰まってる最新3巻の感想を語り、良さを広めていけ

        • 井ノ上たきなは泣かない。あるいはリコリコクライマックスに向けた遺言

          みなさまどうもお久しぶりです。輿水畏子です。 リコリス・リコイルが面白すぎる。今期唯一毎週追って見ているアニメがリコリス・リコイルなのですが、本当に久々に毎週アニメを追いかける面白さ、リアルタイムのどきどき、そして一週間待たされる辛さを味わっています。私は割とアニメも漫画も一気見派で、先が気になっちゃって仕方がないのですぐ最新のお話まで追いかけてしまうのですが、リアルタイムコンテンツはそれができないから辛くて楽しい。いいですねこのもどかしさも。 このnoteもリコリス・リコ

        咲き誇っていたはずのあなたへ。アニメMyGO!!!!!感想:豊川祥子について

        • 『毎月庭つき大家付き』の19話が私の一番好きな愛の形だった

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          最悪無敵の女、陸中地生の恐ろしい救いと彼女が産み出す地獄の女女女三角形:『私の初恋相手がキスしてた』2巻感想

          みなさま〜。どうもお久しぶりです、輿水畏子です。 季節の変わり目を迎えて激しく乱高下していた気温もようやく一応の落ち着きを見せてきた頃合いかと思えば、梅雨の気配がひたひたと迫ってくる嫌な空気を感じますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。 私はつい先日のGWを使って死ぬほど百合作品を読み漁りました。いつものことです。そして今回はGW明けに出版された入間人間先生の最新百合ライトノベル、『私の初恋相手がキスしてた』2巻の感想記事になります。ネタバレありになってしまいますが構わない

          最悪無敵の女、陸中地生の恐ろしい救いと彼女が産み出す地獄の女女女三角形:『私の初恋相手がキスしてた』2巻感想

          この漫画を読み続けていて本当に良かった:漫画『メダリスト』20話感想※ネタバレあり

          どうも、輿水畏子(こしみず かしこ)です。 2月ももう終わりますね。2月は他の月と比べて短いから仕方ないとはいえ、「え、もう!?」って気分になっています。毎月こんな感じで過ぎてくのかな〜怖いよ〜〜〜〜。全部の月31日までにしようぜ。 そんな月末ギリギリのなか、今回の記事では先日25日に発売された月刊アフターヌーンに掲載されていた、漫画『メダリスト』score20「下剋上」の感想を話させてください。めちゃくちゃネタバレしますのでご注意を! 『メダリスト』20話、本当に今ま

          この漫画を読み続けていて本当に良かった:漫画『メダリスト』20話感想※ネタバレあり

          レジェンズアルセウスは「新時代のポケモン」だった

          どうも、輿水畏子(こしみず かしこ)です。 先日、ポケットモンスターの最新作、『Pokemon LEGENDS アルセウス』が発売されましたね。私も発売日の0時からプレイし、土日をつかって20時間ほどプレイしてメインストーリーをクリアしました。 プレイした感想ですが……めちゃくちゃいいゲームでした!!!!本当に神ゲーだ!!って言ってもいいくらいの満足感で、プレイするのが楽しくてずっとゲームに入れ込みっぱなしでしたし、おかげで生活習慣はめちゃくちゃです。なので今回の記事では

          レジェンズアルセウスは「新時代のポケモン」だった

          『ユンヒへ』見てきました。

          どうも、輿水畏子(こしみず かしこ)です。 本日、韓国映画の『ユンヒへ』を視聴してきました。日韓の女性二人を描くラブストーリーということで前々から気になっていたので、日本で公開されたこのタイミングで見に行ったのですが、期待を裏切らない名作でした。今回は『ユンヒへ』の感想を軽くまとめておきたいと思います。 まず、『ユンヒへ』は日韓の女性同士のラブストーリーを描くクィア映画であるという知識だけ持って試聴に臨んだのですが、実際映画を通して見ると女性同士のラブストーリー要素が大々

          『ユンヒへ』見てきました。

          誠実でズルくて応援したくなる大人、馬宮菊さん:『姉の親友、私の恋人。』1巻感想

          あけましておめでとうございます。輿水畏子(こしみず かしこ)です。 今年も一年いろんな作品を、特に百合作品を見てその感想を語っていきたいと思っています。そんな意気を込め、新年一発目から百合漫画の感想です。 今回は藤松 盟先生の漫画、『姉の親友、私の恋人。』の感想記事になります。この漫画、私が今一番続きが気になってる百合作品なんです。記事のタイトルの「誠実でズルくて応援したくなる大人、馬宮菊さん」とは、この漫画に登場するヒロインのことです。私、この菊さんのことが本当に好きな

          誠実でズルくて応援したくなる大人、馬宮菊さん:『姉の親友、私の恋人。』1巻感想

          シャカファイは運命を愛し、運命を否定し、運命に生きていた

          どうも、輿水畏子(こしみず かしこ)です。 みなさんウマ娘やってますか。私はやってなかったんですけど最近復帰しました。なぜ復帰したのかといえば、つい先日実装された新規ウマ娘、ファインモーションの育成ストーリーを見るためです。 ファインモーション。ウマ娘が流行ってしばらくした頃から、この子の存在はなんとなく知っていました。なぜかといえば知り合いのオタクがずっと「シャカファイ!!!」と騒いでいたからです。エアシャカールとファインモーション、この組み合わせがカップリングとしてす

          シャカファイは運命を愛し、運命を否定し、運命に生きていた

          繰り返す日々が織りなす切なさと希望:「忘れえぬ魔女の物語」1・2巻感想

          全世界70億の百合作品ファンのみなさま〜。どうも、輿水畏子(こしみず かしこ)です。この記事は「忘れえぬ魔女の物語」のネタバレを少し含む感想記事です。 皆さんは記憶力に自信がありますか? 私は自信ありません。一度読んだ本の内容もまあ結構な勢いで忘れます。そのおかげでこの前「安達としまむら」を最初から一気読みで楽しみ直すという良い思いもできたのですが、物忘れがひどいことで損したことの方が圧倒的に多いでしょう。一度楽しんだ本の内容だって、きちんと心の中にしまっておきたいものです

          繰り返す日々が織りなす切なさと希望:「忘れえぬ魔女の物語」1・2巻感想

          生粋のダメ女好き、小林椿ちゃんに幸せになってほしい:「雨でも晴れでも」感想

          全世界70億の百合作品ファンのみなさま〜。どうも、輿水畏子(こしみず かしこ)です。 今年も残すところあと一月となり、一年の総まとめとしてさまざまなことが忙しくなってくる時期かと思いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は今月も初っ端から狂ったように百合作品を買い漁っています。平常運転です。 今回は、買い漁った中の一作、あらた伊里先生の百合漫画「雨でも晴れでも」の感想です。というよりも私の切なる願いです。「雨でも晴れでも」に登場する小林椿ちゃんに本当に幸せになって欲しい

          生粋のダメ女好き、小林椿ちゃんに幸せになってほしい:「雨でも晴れでも」感想

          『アイの歌声を聴かせて』は予想したハードルを軽々と飛び越えた名作だった

          どうも、輿水畏子(こしみず かしこ)です。 本日、吉浦康裕監督の最新作『アイの歌声を聴かせて』を観てきました。わたしは吉浦康裕監督及びスタジオリッカの長編映画作品は『イヴの時間』『サカサマのパテマ』のどちらも視聴しており、お気に入りの作品でした。なので監督の長編映画第三作目が出ると劇場の予告で知り、「これは観ないとダメだな〜」と半ば義務感ぐらいの気持ちで視聴に赴きました。 劇場の予告でこの作品の概要を知った時の正直な感想は「まあそんなに期待してないな〜」という気分でした。

          『アイの歌声を聴かせて』は予想したハードルを軽々と飛び越えた名作だった

          「安達としまむら 樽見について」を発売して欲しい:安達としまむら10巻感想

          全世界70億の百合作品ファンのみなさま〜。どうも、輿水畏子(こしみず かしこ)です。 安達としまむら10巻が発売されてしばらく経ちましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 私は10巻の衝撃が凄すぎて、とりあえず安達としまむらを1巻から読み返しています。細かい描写とか忘れてたので良い機会ですね。マジで面白い。 さて、安達としまむら10巻ではいつも通り安達としまむらの二人がいちゃついたり二人が家を出る時の描写があったり色々てんこ盛りでしたが、私にとって一番印象的なシーンは

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          私がGLに求めるモノと好きのカタチ:『やがて君になる』感想

          みなさま〜。どうも、輿水畏子(こしみず かしこ)です。 突然ですが、私はGL ・BLジャンルの作品が大好きです。いわゆるヘテロものの作品よりも、同性愛作品を好んで小説や漫画を買っています。 ですが、実は最近までGLジャンルで名作と名高い作品『やがて君になる』を読んだことがありませんでした。今回はそんな名作、やが君を今更読んでみた感想として、やが君のどこがよかったのかと、自分がGLに何を求めてるのかな〜と再考してみた話になります。 やが君、予想と違ったけどめっちゃよかった

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          日記:墓地を散歩する

          みなさま〜。どうも、輿水畏子(こしみず かしこ)です。 用事で地域最大級の霊園の近くに立ち寄ったため、ついでに霊園の中を散歩してみることにしました。 ところで墓地を散歩するって、世間一般的にはどう思われるんでしょうね。 私は墓地に対して、そこに親族が眠っている人たちからすればある意味聖的というか、特別な、静かにあってほしい場所なんじゃないかと思っていて、無関係の人間が物見遊山する場所ではない!と怒られてしまうような気もしていました。 一方で、「霊園で散策を楽しもう!」と

          日記:墓地を散歩する