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「盾の勇者の成り上がり 3」感想・ネタバレ

どんな本?

私が『盾の勇者の成り上がり 3』と出会ったきっかけは、WEB小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されていた当時から読み始めた作品が書籍化されたからです。
このシリーズは、異世界ファンタジーの中でも特に魅力的な作品であり、主人公の尚文と彼の成長、仲間たちとの絆に心を打たれました。一度読んだだけでは物足りず、Kindleで購入して10回以上も読み返してしまうほどの熱い想いがあります。

読んだ本のタイトル

#盾の勇者の成り上がり 3
著者:#アネコユサギ 氏
イラスト:#弥南せいら  氏

あらすじ・内容

どんな困難も乗り越える不屈の成り上がりファンタジー第三弾!

ドラゴンゾンビの始末を終えた尚文、ラフタリア、フィーロの一行は、クラスアップのため『龍刻の砂時計』へと向かうことに。だがそこで、尚文はまたもや蔑(さげす)みの言葉を浴びせられることになる。
「盾の勇者のクラスアップは不可能」という、王直々の指令が下っていたのだ。
「なんで俺だけ……!?」
不屈の意志で別の国へと向かう尚文だったが、折も折、そこで『第三の波』が起こってしまう。さらには第二王女と呼ばれる少女がついてきてしまい、「誘拐犯」の指名手配までされる始末。国から追われる身となった尚文の運命は如何に……!?
邪魔するものは排除する! どんな障害も己の力で乗り越えていく、不屈の成り上がりファンタジー第三弾!

盾の勇者の成り上がり 3

感想

『盾の勇者の成り上がり 3』は、尚文(ナオフミ)、ラフタリア、フィーロの一行がドラゴンゾンビとの戦いを終え、護衛と逸れたメルティーと共に次なる冒険に挑む物語です。ドラゴンゾンビを討伐した影響でラフタリアとフィーロのレベルがクラスアップ可能レベル40となりました。

物語は、一行が次なる目的地である王都の『龍刻の砂時計』へ向かう場面から始まります。フィーロと仲良くなったメルロマルク王家の第二王女メルティーと共に王都に向かいます。

しかし、彼らが目的地に辿り着いたところで、明らかな差別を受ける事になります。王自らの指令により、「盾の勇者のクラスアップは不可能」と告げられたのです。これにより尚文は、再び差別と蔑視の言葉を浴びせられる運命に立ち向かうことになります。だが、そんな尚文にリュート村出身の兵士達が尚文に協力したいと言って来ました。彼等は盾の勇者と共に災厄の波から民を護りたいと言いますが、メルロマルクの民を全く信じていない尚文は、兵士達に信用して欲しければ金を払えと言います。盾の勇者の名声を利用しようとしていた奴等を篩にかけてから兵士達を編成に加えました。

それでも尚文は、別の国へ向かう決心をし、一行は次なる冒険へと進みます。しかしその途中で、「第三の波」と呼ばれる謎の災厄が発生し、異世界からの魔物が溢れる事象が勃発します。

盾の勇者一行は、波の戦場に召喚され、リュート村の兵士達を率いて周辺住民を波から溢れ出るモンスターから護る戦いに身を置きます。しかし、剣、槍、弓の勇者達は波のボスを探し出すことができず、他の勇者たちとも連携がうまく取れずに苦戦します。

それに焦れた尚文が勇者たちの主張を聞き彼等の言って事の共通項を探し、自身の考察で相手を攻撃したら第三の波のボス、ソールイーターが出て来ましたが、ソールイーターの攻撃に勇者達はダウンしてしまいました。ソールイーターを討伐したのはカースシリーズをグローアップさせた尚文のアイアンメイデンでした。ボスを倒して波が終わると思ったら、異世界から来た扇の眷属器の使い手グラスが襲って来ました。尚文以外の勇者はグラスの牽制攻撃で撃沈しました。そのせいでグラスは尚文のみを勇者と認識して戦闘に入ります。尚文の最大火力のアイアンメイデンを使った攻撃は効かず、尚文は時間切れまでグラスから逃げる事を決めました。それを見たグラスは次こそ逃さないと言って自身の世界に帰還して行きました。

災厄の波を乗り越え、被害を受けた人々の怪我を治療し、壊れた建物等の再興の手伝いをしていた尚文達の前に、1日遅れで現場に到着した騎士達が尚文に勝手に兵士を連れて来たと文句を言って来ました。

必要な時に必要な兵力を持って来れなかった無能が何を言ってると言い返す尚文。さらに他の勇者達は役に立たなくて、負傷していると教えると騎士団は勇者達を王都に連れて帰りました。ついでに尚文にも国王に報告しろと言って来ました。国王とは会いたく無いので報告したく無いと言う尚文でしたが、兵士達から懇願されて国王に報告をした後に。

国王が、尚文に強くなった秘密を全て話せと言って来ました。弱い他の勇者達を強くしたい国王の意図を察した尚文は、国王に土下座して教えを乞えと言いました。国王は激怒して尚文を殺せと周りの騎士に命じましたが、尚文はこの中の誰よりも強く、誰の攻撃も効かないでした。国王を殺そうと思えば殺せると言うと、国王達は黙り込みました。悔し紛れに国王は、尚文に出て行けと言いました。ちょうど別の国に行こうと思っていた尚文は、これ幸いとメルロマルクから出て行くつもりで準備をしていたら、

メルティーが彼らの前に現れ、国王に謝れと言って来ました。最初は相手にしていなかった尚文でしたが、マルティーからメルティーの暗殺を命じられた護衛の騎士がメルティーを襲い、尚文は咄嗟に騎士からメルティーを護りました。襲った騎士を拘束して、彼等の持ち物を調べたら盾の勇者以外の勇者を信仰する三勇教の信者だと判明しました。

尚文が民のために東奔西走していたせいで、三勇教の勢力が弱まり、王位継承権がメルティーより低いマルティーと結託して。

尚文がメルティー誘拐をしたと冤罪をでっち上げてメルロマルク国中に指名手配してしまいました。

尚文は自分の無実を証明しようとするものの、国から追われる身となってしまいました。

それでも彼は、仲間を守るため、そして自らの冤罪を晴らすために戦い続けます。様々な障害や差別を乗り越え、尚文は不屈の意志と勇気を持って前へ進みます。

物語は、尚文の成長と向き合いながら、彼の強い意志と勇気、そして仲間との絆が描かれています。彼が自らの力で立ち向かい、成り上がる姿は、読者の心を打ち、感動と共感を呼び起こすことでしょう。『盾の勇者の成り上がり 3』は、不屈の成り上がりを描いた感動的なファンタジー作品であり、読者に勇気を与えてくれる素晴らしい作品です。

最後までお読み頂きありがとうございます。
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