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「魔法科高校の劣等生(16) 四葉継承編」感想・ネタバレ

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読んだ本のタイトル

#魔法科高校の劣等生 (16) 四葉継承編
著者:#佐島勤 氏
イラスト:#石田可奈 氏

あらすじ・内容

司波兄妹の血縁に驚愕の秘密……ついに達也と深雪の関係に急展開が!?

 司波深雪の許へ、四葉本家から一族の有力者が顔を揃える新年の集い『慶春会』の招待状が届く。それが意味するものは、四葉家次期当主の指名。
 ――自分が後継者に選ばれれば、兄も日陰者に甘んじなくて済む。
 ――次期当主の地位にはきっと、それに相応しい『婚約者』が付いてくる。
 深雪の心は千々に乱れる。
 そして『慶春会』前夜。四葉本家へ出頭した達也たちは、現当主・四葉真夜の口から「深雪は達也の妹ではない」という衝撃的な『嘘』を告げられる。
 それは、兄を恋愛対象として意識してもよいという意味であった。はたして深雪は――!

魔法科高校の劣等生(16) 四葉継承編

感想

四葉家では、そろそろ候補達から次期四葉家当主を決めるだろうと噂が流れていた。

その次期当主候補、筆頭の深雪は深刻に思い悩む事があった。

次期当主と決定したら直ぐにでも婚約者を決められる。

現在の当主の真夜は、14歳の時に大亜連合の前身の大漢に拉致され。
色々な人体実験の被験者にされた結果。
彼女は生殖能力を無くしてしまっていた。

そんな理由で彼女は現在も独身だった。

そのせいで、次期四葉家当主には早期に結婚して子を成さないといけないと言われている。

だが深雪は、達也以外の男性とそういう関係になる事に嫌悪感を持っていた。
兄妹なのに、兄に恋愛感情を持っている。
それに戸惑い、立場的に別の男性と結婚し子供を作らないといけない。

そんな己の立場に苦しむ深雪だった。

そして年末。

四葉家当主の真夜から慶春の会に呼ばれた深雪。

遂に次期当主候補の中から次期当主を決める時が来た。

招待状が届いた直後に、黒羽貢が達也を呼び出して慶春の会に出るなと言って来た。

だが達也は自身は呼ばれないから行かないと貢の曖昧な言葉に嫌味を言う。

確かに達也の名前は無かったので嘘では無いが、貢の要望の答えにはなってない。

それにイラつきながら貢は深雪に慶春の会に出るなとハッキリと言って来た。

達也が何故と問うても本家に来れたら話してやると言って貢は退散。

現在、四葉の分家当主達が深雪が次期当主と決まると、表舞台に出て欲しくない。
ずっと四葉の暗部として封印していたい達也の立場が強化されるからだった。

分家当主達は、自身達を守護してくれる存在を深夜の子に切望し深夜には彼等の願望を叶える力を有していた。
そしていざ待望していた子が生まれ。
達也の能力を調べたら、世界を滅ぼせる力を持っている事が判明した。

そんな羞恥と恐怖の対象の達也を四葉の奥に封印して世間の目から隠したい。

それが身勝手だと分家当主達は分かってはいるが羞恥心と恐怖心は止められない。

そんな思惑を抱えて分家当主達は深雪が慶春の会に出れないように、色々な工作をするのだが、、

それを側から見ている真夜からしたら無駄な努力以外の何者でもない。

そして達也達は、四葉家からの出向かいの車で四葉本家に行こうとすると、近隣で軟禁されていた前の大戦で改造された人造サイキッカー達が襲って来た。

それを全て撃退して仕切りなおしに家に戻る達也達。
本家の執事達は戸惑ったが、情報が漏れてる事は充分わかっている。

そして、翌日に再度行くとやっぱり襲われた。

ソイツ等を撃退したまでは良かっが、、

車の電子機を破壊されて立ち往生してしまう。

正当防衛とは言え、魔法を使っての戦闘をしたので警察に捕まるのは面白く無い。

そしたら四葉家当主候補の1人、津久葉夕歌が回収して津久葉家の別荘に匿ってくれた。

そこで深雪に明かされる分家当主達の達也への恐れ。

それを承知の上で本家に行こうとする達也達。

いよいよ後が無くなった分家当主達は最大戦力をぶつけて来た。

次期四葉家当主候補の新発田勝成と彼のガーディアン、堤琴鳴と堤奏太が立ち塞がる。

勝成は今すぐ引き返せと言うが、四葉家当主からの呼び出しに応じないわけにはいかないと達也は反論。

それを妨害して立場が悪くなるのは其方だと指摘しても、そんな事は分かっているらしい。

そこで達也はガーディアンのみの対戦にしないかと勝成に提案。

子供の頃から実戦をさせられてた達也の事を知ってる勝成は拒否したが、ガーディアン2人は達也の強さは知識のみで知ってるだけでヤル気充分。

深雪が達也が負けたら帰ると宣言した事で双方納得の上で対戦が始まる。
結果は達也が圧勝。
勝成が途中から横槍を入れて来たが、それすらも跳ね返して達也は勝利する。

遂に全ての妨害を突破して四葉本家へ到着する。
そして、黒羽貢に何故こんな事をしたのかと聞き。
本人から初めて達也の出生の時のゴタゴタを聞くのだが、、

次期当主として深雪が正式に指名された。

さらに婚約者は達也だと真夜は言う。

兄妹なのに婚約者、、

それに動揺する達也と分家当主達。

そして真夜は達也は深夜の息子では無く。

真夜の冷凍保存をした卵子を深夜に代理出産してもらった子だと発表した。

つまり、達也と深雪は従兄妹だと言う。

父親も違う人物であると言うので結婚は可能。

分家当主達からしたら、想定の最悪より悪い状態になった。

そうして大波乱の慶春の会は終わったが、、

達也は真夜に事実を聞く。

魔法師として分解と構成に特化している達也は深雪と達也が兄妹であると分かっていた。

何故に嘘をついてまで真夜は兄妹を夫婦にしたいのだろうか?

それを真夜は達也が世界を破壊する能力を暴走させないためだと言う。

さらに同じ夫婦の卵子と精子から産まれた兄妹だが、妹の深雪は達也の伴侶となるべく遺伝子調整された調整体だと真夜は言う。

そうまでして達也に執着する真夜は大亜連合の前身の大漢に拉致されて身体を壊され、深夜に精神を殺された事に対する負の感情の結晶が達也だと言う。

だが真夜には深夜のように精神干渉魔法は使えない。

だから真夜は自身の願望が双子の深夜を通して達也を形成したと言う。
そんな達也に執着している真夜は達也のために、深雪を超整体にして彼を暴走させないために。

達也を1人にしないために深雪を四葉家当主として、達也を組織的にバックアップさせるようにしたらしいのだが、、

何処までが本当なのか不明。
説明されてる段階でも達也は矛盾点に気が付いており。

今後どう変わって行くのかは不明。
でも、達也周辺の環境は劇的に変わって行く。

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