記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

「小池百合子 権力に憑かれた女~ドキュメント東京都知事の1400日~ 」感想・ネタバレ

どんな本?

「小池百合子 権力に憑かれた女 ドキュメント東京都知事の1400日」は、和田泰明 氏の著書籍で、光文社新書から2020年7月15日に出版された。
この本は、東京都知事としての小池百合子氏の行動や政策を詳細に追ったドキュメンタリー形式の本。

本書では、小池氏がテレビカメラの前で記者からの質問に即座に答える様子や、「ロックダウン」「東京アラート」などのフレーズをメディアに取り上げさせる手腕など、彼女がメディアの特性を熟知していることが描かれている。
また、築地市場移転や東京五輪への対応、新型コロナウイルス対策などについても触れられていた。

しかし、政治家としてのビジョンはなかなか見えてこないとも述べられている。
本書は、小池氏が一体何をやりたいのか、何を目指しているのかを「週刊文春」の記者が徹底的にレポート。
この本は、小池百合子氏の政治活動について深く理解するための一冊と言えるかも?

読んだ本のタイトル

小池百合子 権力に憑かれた女~ドキュメント東京都知事の1400日~
著者:和田泰明 氏

(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。

あらすじ・内容

徹底検証!
テレビカメラを前に、フリップを出して、記者からの質問に当意即妙に答える。「ロックダウン」「東京アラート」といったフレーズを、メディアに撮り上げさせる――。小池百合子はメディアの特性を熟知している。築地市場移転、東京五輪にメスを入れはした。新型コロナウイルス対策でも、愚策を続ける安倍晋三と政権与党との差は歴然だった。だが、政治家としてのビジョンはなかなか見えてこない。いったい、何をやりたいのか?何を目指しているのか?「週刊文春」記者がつぶさいレポートする。

小池百合子 権力に憑かれた女ドキュメント東京都知事の1400日

感想

この本は、小池百合子東京都知事の政治生涯を追ったドキュメントであり、彼女がいかにして権力の頂点に登りつめたか、またその過程で見せた政治手腕やメディア戦略、さらには個人的な苦悩や孤独にも焦点を当てる。

小池氏はメディアを巧みに利用し、自らの政治イメージを構築する一方で、記者会見では具体的な質問を避ける傾向にあった。

新型コロナウイルス感染症の拡大期においても、そのメディア対応は計算されたものであり、政治戦略の一環であることが指摘される。

東京五輪や新型コロナウイルスへの対応など、さまざまな局面で小池氏の政治姿勢が試された。

特に東京オリンピックのマラソン会場変更問題や学歴詐称疑惑など、様々な問題に対する彼女の対応は、メディアや公の場で大きな議論を呼んだ。

さらに、都議会議員選挙での「都民ファーストの会」の設立や、希望の党への挑戦など、彼女の政治キャリアは数多くの挑戦と転機に満ちていた。

この本では、週刊誌記者である著者の視線から、小池氏がどのようにして女性初の東京都知事となり、その後、都政をどのように運営してきたのかが描かれていた。

また、自民党東京都連のドンとして知られる内田茂氏との関係や、野田数氏といった側近との政治的な関わりについても詳細に述べられる。

さらに、築地市場の移転問題や、自らの政治スタイルがもたらす批判や問題点についても触れられていた。

この本の結末では、小池氏が新型コロナウイルス感染症の対応や都政運営においてどのようなレガシーを残したのか、また政治家としての彼女の評価はどのようになるのかが考察される。

小池氏は長年にわたり政治の世界で活躍してきたが、その背後には常に政治的な計算やメディア戦略が存在していた。

そして、彼女の政治生涯は、権力に憑かれた女性政治家の軌跡を浮き彫りにしている。

結局のところ、小池百合子という政治家の真の姿や価値は、読んだ人それぞれがこの本を通じて判断することになるだろう。

最後までお読み頂きありがとうございます。
スキ、フォローして頂けたら嬉しいです。


Twitter
ホームページ

#読書
#読書日記
#読書記録
#読書メモ
#読書好きな人と繋がりたい
#読書感想文
#読書レビュー
#わたしの本棚
#ネタバレ
#小池百合子

この記事が参加している募集

#読書感想文

189,023件

#わたしの本棚

18,149件

よろしければサポートをお願い致します。 サポートして頂いたお金は本の購入に使わせて頂きます。 サポートして頂けると「お前はこの世に居て良いんだよ」と勝手に解釈してメチャクチャテンションが上がります。