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「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜 (12)」感想・ネタバレ

どんな本?

この本に出会ったきっかけは、WEB小説投稿サイト"小説家になろう"で人気のある作品と聞き、興味を持ったことです。

そこで、BOOK☆WALKERでポイント還元セールをしていた時に本書を含めた7巻から13巻をまとめて購入しました。現在は小説版全26巻と蛇足編まで、漫画版も新刊まで購入しております。

WEB版は読まず出版物を少しずつ読んでました。本編が終わっているのでWEB版を読んでみるのも良いかなとも思っております。

異世界転生ファンタジーは好きなジャンルであり、コミカルにルーデウスの思考を描く。著者の理不尽な孫の手氏のストーリンミングは好きです。

特に、この巻では親子の絆や人間の成長を描いた物語性に惹かれます。

読んだ本のタイトル

#無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 12
著者:#理不尽な孫の手 氏
イラスト:#シロタカ  氏

あらすじ・内容

父と息子は迷宮へ!! 母の救出は成るか!?

父パウロと再会したルーデウスは、母を救出する為『転移迷宮』へと乗り込んだ。
シャリーアから持ってきた手記を参考に、迷宮を攻略していくルーデウス達。道中でロキシーを助け、数々の罠も回避し、厄介な魔物を無効化して、最下層に到達する。
全てが順調に進み、母の救出も間近かと思われた。
しかし、最深部で待ち構えていたのは、そんな希望を打ち砕く程の衝撃的な出来事だった!!
「この世界に転生して、変われたと思っていた……」
後悔に苦しむルーデウスを絶望の淵から救った人物とは!? 人生やり直し型転生ファンタジー第十二弾ここに開幕!

無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 12

感想

物語では、ギースの救援要請の手紙を受け取り。エリナリーゼと共に父パウロの下に辿り着いたルーデウス。

以前、再開した途端に喧嘩した時の反省を活かしてか、疲労で寝ぼけながらも慎重に再会を喜ぶ親子。

もう1人の家族。パウロのもう1人の妻、リーリヤとも再会を喜ぶ。

そして2人にノルンとアイシャを無事保護して魔法都市の自身の家で暮らしてと報告。さらに、獣人族の集落で共に牢屋に閉じ込められたギース。

以前パウロとパーティーを組んでいたドワーフのタルハンドと初めて邂逅する。

だが、その場にはルーデウスが神と崇める魔法の師匠ロキシーの姿が無かった。

パウロに聞くと、彼女とは迷宮の中で逸れてしまっていたらしい。

先ずはロキシーの救出に向かうルーデウス達。

息子と迷宮で冒険が出来る。それに喜び浮かれるパウロに、エリナリーゼが喝を入れるが、自身を息子同然と言うエリナリーゼを不思議に思い聞くと、、

ルーデウスの妻、ブエナ村のシルフィがエリナリーゼの孫だと知る。

その孫の夫の父であるパウロを息子だと言うエリナリーゼに愕然とするパウロ。本当にこの2人は何があったのでしょうか?w

一方、逸れたロキシーは、単独で迷宮のモンスター達と何度も戦闘を繰り広げるが、迷宮の悪意なのか彼女は完全に逃げ場を失っており。絶望的な状態に陥っていました。
彼女が力尽きる直前に、救出に動いていたルーデウスが駆けつけて救出に成功します。

10年以上会っていないルーデウスの姿は、完全に大人に変貌しており。
ロキシーは助けてくれた人があのルーデウスとは認識出来ず、彼に一目惚れしてしまいます。

その後、ルーデウスだと判ると挙動不審となってしまいました。
そんなロキシーと合流した一行は一度街へ戻り。
ロキシーの回復を待って、転移の迷宮の攻略へ向かいます。

ルーデウスとエリナリーゼの参戦とルーデウスが魔法都市から持って来た本。

転移の迷宮の事が書いてる本のお陰でトントン拍子に迷宮を攻略して行きます。

そして目標としている階層の守護者ヒュドラと遭遇。

その守護者の背後の水晶の中にゼニスを発見します。

永い間探し求め、やっと見つけた妻の姿に頭に血が昇ってしまったパウロ。

それを落ち着かせようするルーデウスのあまりにも落ち着いている態度に噛み付くパウロ。

それを仲裁するギース達。

そして、ヒュドラとの戦闘。

再生力の強いヒュドラへの攻略にルーデウスは傷口を焼いたら再生しないかもしれないと言う。

そして戦闘を開始し、ボロボロになりながらヒュドラと戦闘し討伐するも、、

ルーデウスを庇ってパウロが死亡してしまいます。

さらに、ルーデウスも左手を失ってしまいます。

迷宮内では目覚めなかったゼニスは生きていたが、記憶はおろか人格すらも消えており。

自身が何者かも分かっていない状態。それでもゼニスは生きている。でも、パウロは、、、

こちらの世界では初めての肉親の死亡。
しかも、自身を庇っての、、

パウロの遺体を焼いて、骨にして骨を砕いて即興で作った壺に入れ。遺品を回収して街へ帰って行きます。

そして家族のリーリヤにパウロの死亡を報告。

それでもゼニスは助ける事が出来た。そしてゼニスが目覚めたら、、

彼女は記憶、人格全てが消えていました。それを知ったルーデウスの心はポッキリ折れてしまった。

その後、ルーデウスは部屋に引き篭もってしまいました。水は飲むが、食事を一切しない状態。

普通ならエリナリーゼが性的に襲って踏ん切りを付けさせるが、ルーデウスは孫のシルフィの旦那なので、そんな不義理な事は出来ません。

それを横で聞いていたロキシーは、初めてルーデウスが結婚していた事を知ります。

だがそれを知りながらもロキシーが慰め、ルーデウスと関係を持ってしまいます。

親友の恋の成就に喜びながらも、孫の旦那が別の女と、、親友であるロキシーと関係を持った事に葛藤するエリナリーゼ。

ルーデウスが妻帯者だと知っているロキシーは身を引こうしており、ゼニスをルーデウスの家まで送ったら彼等の前から消えようとしていました。

行くアテは全くありません。

エリナリーゼの永年の経験では下手すると、この後のロキシーの人生は転落してしまうかもしれません。
それでエリナリーゼは一計を案じます。

ルーデウスに"ロキシーのアレの日が来てない"と囁きました。

それを聞いたルーデウスは、ロキシーと話をした後に第二の妻として家族に迎えると決意。さらにロキシーにプロポーズをします。

そして、メンバー全員と共に魔法都市へと帰還します。途中で、ゼニスを運ぶためにアルマジロのような魔獣を買って彼女を背負わせながら転移魔法陣を使って北方大地へ帰還を果たします。

旅立ってから四ヶ月。

北方大地は冬になっており雪がちらついていました。
やっと北方大地に辿り着いた瞬間ホッとしたルーデウスの脳裏に、ヒトガミの"後悔する“というフレーズが脳裏に浮かびます。

パウロは死に、ゼニスは廃人となってしまった。

でも、迷宮に行かなかったらロキシーは死んでいただろう。そういう意味では後悔はしていないと思ったルーデウス。

そうなると、後悔する事は今から起こるのだろうか?そう思ったルーデウスは、急ぎ家へ帰り。

お腹の大きくなったシルフィに出迎えられます。

そして、彼女の無事を知り安心したルーデウスだったのですが、、、、

彼には修羅場が待ってました。パウロの死亡、ゼニスが廃人となってしまった事。
さらに、ロキシーを第二婦人として家族に迎えると、シルフィ達に報告しないといけません。

そして、シルフィ達に報告します。パウロの死に、1番パウロに懐いていた妹のノルンは泣き一瞬、ルーデウスを責めますが、、
彼の無くなった左手を見て黙り込みます。

ゼニスの件は彼女が生きており、身体は健康そのものなのでリーリヤがメインで彼女の面倒を見るとの事で決着が付きます。

最初は別の家に住もうとしていたのですが、ルーデウスが一緒に住もうと言い。

さらにゼニスも前の家主の部屋を気に入りそこから動かなくなったので、共に暮らす事となりました。

そして、ロキシーの件は、、

ミリス教の教えに強い影響を受けていたノルン以外は"へー"と言った程度で終わります。
シルフィは新しい家族が増えると歓迎する始末。

家族全員が揃い生活が再開されます。そして、シルフィが出産します。女の子でルーシーと名付けられ、新しい家族がまた増えました。

物語の結末では、ルーデウスが家族を失った悲しみを抱えながらも、新しい家族を得る喜びと切なさが交錯する瞬間が描かれます。

そして、彼の人としての成長と家族との絆が描き出される中で、物語はひと段落を迎えます。

青少年期 完。

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