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「ウォルテニア戦記 XXⅣ」多方面できな臭くなって来た! 感想・ネタバレ

どんな本?

学校の屋上で弁当を食べようとしていたら、いきなり異世界に召喚された高校生の御子柴亮真。
ただ彼はマトモじゃ無かった。
召喚した魔術師を殺し。
逃亡途中で双子姉妹を仲間にして大国の帝国から逃亡。
帝国から逃げれたと思い、冒険者をしていたらローゼリア王国の跡目争いに巻き込まれてしまう。

それにも勝利させて女王ルピスを誕生させ。

そのまま解放されると思ったら。

住民は皆無で、沿岸部に海賊がおり、強力な魔物が跋扈するウォルテニア半島を領地に与えられ貴族にされてしまう。

それでも少年少女の奴隷を買って、彼等に武法術を教えて兵士として育成し、半島の希少な魔獣を狩って資金を稼ぐ。
邪魔な海賊のアジトを攻め滅ぼし。
その時に、奴隷にされていたダークエルフと知己を得て貿易を始め。

そして彼等特有の技術で魔剣、魔法防具を量産してもらい兵士の装備をより強固にして、重傷を負ってもダークエルフ特性の薬で快癒させて損耗率下げる事に成功。

そんな兵士達を率いてザルーダ王国への援軍に行き、オルトメア帝国の侵攻を止め。

辺境伯と北部十家との戦争にも勝利。

それを貴族院で審問されるが、死刑が始まる前から決まっているので亮真は貴族院のメンバーを全て殺して自領へ逃亡。

反乱を討伐するためルピス女王が率いる20万の大軍がウォルテニア半島へ攻めて来たが、軍を派遣している貴族の領地を別動隊で荒らして後方を撹乱して20万の軍を瓦解させ、退却し始めたルピス女王軍を追撃して王都を包囲。

王都内の反乱を誘導して首脳陣を殺して王都を陥落させて、新女王ラディーネを王にして亮真は大公となり国の実権は握らずウォルテニア半島を開拓しようとしていたのだが、、

読んだ本のタイトル

#ウォルテニア戦記 XXⅣ
著者:#保利亮太 氏
イラスト:#bob 氏

あらすじ・内容

ローゼリア王国の東西で起きた大事件――。新たな戦乱に亮真が立ち向かう!!

ローゼリア王国の実権を握った御子柴亮真は、有力貴族・ロマーヌ子爵家と自分との紛争を利用して新生・ローゼリア王国の中央集権化を急ぐ。
いっぽう、国王が危篤の状態でオルトメア帝国に攻め込まれたザルーダ王国はかつて助けてくれた亮真に再び援軍を求めていた。
だが、今度はローゼリアの東・ミスト王国でも異変が起こり――。
大陸に広がる戦火を前に、台風の目となった亮真はどう動く!?

ウォルテニア戦記 XXIV

感想

敵だ!戦争だ!兵士を率いてヒャッハー!!撃破!敵だ!な戦記物より良いと思うこの作品。
戦場に着く前に色々な人々の都合、策謀で暗闘した後に戦場での決着。
なかなか戦闘が始まらない?
そういう話なんだから楽しみなよ。
慣れると面白いぜ!
何回も読めるしw

新章に突入して2巻目の今巻。
御子柴亮真は大公となり、ローゼリア王国では絶大な権威を手に入れた。

このままウォルテニア半島を開拓し地盤を固めてオルトメア帝国の侵攻に備えようとしていた矢先。

ザルーダ王国こ国王が倒れて危篤状態になり、それとも同時にオルトメア帝国が停戦条約を一方的に破って侵攻して来た。

プロローグではその知らせが亮真に来た処から始まる。

前の巻で食堂で無銭飲食をし、支払いを求めた店主を部下と共に暴行し、店主の妻を強姦しようとしたロマーヌ子爵家嫡子のマリオ・ロマーヌは、評判の店に食べに来た御子柴大公から制裁され殺されてしまった。

その一件で御子柴亮真は、暗愚なローゼリア王国の貴族は切り捨てると判る者には判るように振る舞った。


それを認識出来た者は生き残りを賭けて、御子柴大公へ擦り寄りを見せた。
露骨に擦り寄るのでは無く、自身の有能さをアピールしながら御子柴大公へ擦り寄る。
それを女王の側仕えである、ベティーナとシャーロットが試みる。
家という枠組みからしたら、2人の前当主は御子柴大公を貴族院で死刑確定の弾劾をした側の家であり派閥からしたら粛清される側の立場でもあった。
それから逃れるためにベティーナとシャーロットは御子柴大公とのお茶会に招待され自身の有能さを御子柴大公にアピールするチャンスを貰う。

そんなお茶会に呼ばれたのは、他派閥ながらも陰に日向に御子柴大公の援護をしていた独身の才媛10人。

そんな御子柴大公とのお茶会で10人は家の存続を許され、オルトメア帝国の侵略に呼応しそうな国内の不穏分子の貴族を炙り出し、騒動を起こす前に鎮圧する事を依頼される。

そして始まる、不穏分子の筆頭のロマーヌ子爵を嵌める御子柴大公への貴族院の審問という茶番が始まる。

それがロマーヌ子爵家取り潰しの布石とは知らずに子爵家は、転がって来た幸運に浮かれながら審問に向かう。

そこで女王ラディーネによるオルトメア帝国のザルーダ王国への再侵攻が発表される。

その援軍に御子柴大公に全ての権限を与えると女王ラディーネは宣言する。
中央集権に柏していた前女王のルピスでは絶対に出来ない芸当のザルーダ王国援軍への全権譲渡だった。

そんなザルーダ王国への援軍宣言の後にロマーヌ子爵は御子柴大公を平民に暴行していた息子を誅殺されたと弾劾しなければいけない。

そう理解した瞬間、ロマーヌ子爵は嵌められたと自覚する。
結果、ロマーヌ子爵家は取り潰し。
子爵自身も罪人として牢に入れられる事となる。

そして、御子柴大公によるザルーダ王国への援軍の準備をしていたら、、

ミスト王国の南部でブリタニア王国とタルージャ王国の連合軍が侵略して来た。

其方への援軍も必要となると、、
いったい誰がこの戦略を組んだのか?
亮真は悩む。

どう情勢が動くのか、地球人の組織はどう動くのか?
教会は?
目が離せない。

次巻はよ!!

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