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バフやデバフを実社会で考えると、おそらく「士気」を左右する言葉とコミュニケーションが相当する話

ゲームのバフとデバフについて

RPGやカードゲームにはバフ・デバフという概念があります。味方の強化がバフ、敵の弱体化がデバフです。例えばドラクエ4なら、2回攻撃できるけれど攻撃力は低いキラーピアスをアリーナに装備させて、敵にデバフのルカニをかけると効率が良いです。ただし、会心の一撃が頼もしいアリーナが、バフのバイキルトをかけると会心の一撃を出さなくなるので、同じバイキルトでもシリーズによって意味が違います。

ドラゴンクエストにおける特定の呪文とスキル

敵の守備力を下げるデバフのルカニが、バイキルトの不在を埋めていますね。敵の攻撃力を下げる呪文もあります。ヘナトス。ドラクエ10なら真やいばくだきという特技もあります。

パーティー構成におけるバフとデバフの重要性

パーティで、アタッカーとヒーラー以外も重要だと理解する際に、バフとデバフで考えると分かりやすいです。

スポーツの例

スポーツでマラソンや100m走で、バフやデバフはあまり想像しにくいです。トレーニングの際のチームワークはあっても、試合は個人競技だからかもしれません。

対してサッカーなら、ディフェンスが相手の攻撃陣を走らせてスタミナを奪うとか、野球なら知的なキャッチャーが相手チームのバッターの苦手な球をピッチャーに伝えてリードし、バッターに仕事をさせないことがデバフと似ています。

企業と職場で考える

企業だと、資金力の大きい企業が人気キャンペーンを定期的に開催して、ライバル企業が競争できなくすることも似ています。

ただ、個人に当てはめるのは注意が必要です。新人へのデバフはパワハラでしょうし、職場の混乱を招くのもやめてあげてほしいので、職場の人間関係だと(同じ目的の味方の集まりだから)バフの方が意識しやすいです。

ゲーム戦略の現実世界への応用

ゲームのドラクエ10なら、超火力パーティで、バトルマスター4人とか魔法使い4人というパーティ構成も不可能ではないです。しかし、サッカーはゴールキーパーとフォワードだけでゲームをするのは厳しいですよね。ドラクエだと戦士と僧侶だけのパーティより、バイキルトやルカにも使える仲間を入れた方が安定します。

コミュニケーションとバフとデバフ

攻撃力・防御力を、実社会では武器を扱う職業は限られるため、「士気」に置き換えて考えると、コミュニケーションの話になります。競争相手にデバフをかけるのはルール違反なこともあるでしょうけど、ルールの範囲でも結果的に士気が下がる効果を選べるかもしれません。

また、味方の士気をバフのように高めることを意識するのと合わせて、士気を下げないことも重要です。無意識に行うとデバフならとくに。僕らは魔法は使えないけれど、言葉の選択一つでバフにもデバフにもなるから、コミュニケーションは魔法のような一面があります。


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