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バカでポンコツだったから

高校を卒業して初めてアルバイトしたのが
「スポーツジム」

高校では部活しかしてなかったから
何もかもが新鮮だった。

でも、考え方がダメだった。

「アルバイトは楽しむもの
部活みたいに誰かに言われて
しばらくすれば勝手に覚える。」

これで大失敗した。

バイト中にバイトが終わった後のことを考えてて
心ここにあらず状態

仕事が全然覚えられなくて
1人、また1人、周りから見放されていった。

影でスタッフから
「ポンコツ」「教えるのもやだ」

そう言われていた。
その時に気がついた。

この仕事で生活をしている人もいるのに
こんな甘い考えでやっちゃいけなかった。

気づくの遅いよね。

自分で作り出した苦しい状況
でも、どう変えればいいかわからなかった。

ここでバイトをやめたら他の仕事でも逃げる。
その気持ちでやめたくなかった。

そんな時に1人の先輩スタッフに助けられた。

その人は陰口が嫌いで
ストレートに物事を言う人

影でポンコツって言わずに
直接ポンコツって言ってくれる人笑

直接言われるとちょっと滅入る時もあるけど。笑
ただ、すごくありがたかった。

「とりあえず迷惑かけた人たち全員に謝ろう。」

次の日スタッフ1人1人に謝った。

「今まですみませんでした。」
「これから気持ちを切り替えていくので
また教えていただけないでしょうか」

そこからまた再スタートした。

ただ、謝っても一回失った信頼を
取り戻すのはすごい大変。

言葉にして言うのは簡単
行動するのは難しい。

だから、人一倍行動した。

「人一倍掃除をした」
「人一倍会員様と話した」
「人一倍学んだ」

4年間それを続けた。

あの時言われた。
「ポンコツ」って言葉を忘れないように。
バカなりに考えた。

自分がこの職場を辞める時に
「変わったねって言ってもらえるように」

4年経って、あの時いた
スタッフの人達もだいぶ辞めてしまった。

ただ、陰口を言わない先輩スタッフは
まだ残っていた。

その先輩がどうやら今
ボクの陰口を言ってるらしい。

「〇〇くんすごい変わったって」





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