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#小説

小説:去年の冬、きみと別れ

著者:中村 文則

EXILE,三代目JSBの岩田剛典主演映画の原作。

映画が話題になっていたので読んだ本。

これは映画の前に読んで大正解!

映像のない小説だからこそできるしかけがあり、驚かされる。

主人公岩田剛典と斎藤工の顔をイメージしながら読むと更に楽しめる。

結局映画は未見のまま

(読書メーター)

小説:コンビニ人間

おそらく発達障害であろう主人公から、この世界はどう見えているのかという視点で読むととてもとてもリアル。

五感で受け取る情報は鋭敏なのに、人の気持ちは全くと言っていいほどわからない。共感できない。

それでもうまく周りとうまくやっていくために、様々な他人の言動などの情報を収集して、「普通の」人を装っていく。

ある意味とても有能。

でも主人公はもう少し、自分の特性を認識して、仕事などで必要なとこ

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小説:イモータル (萩耿介)紹介

ストーリー

ヒンドゥー教の根本経典を、ムガル帝国の皇子ダーラー・シコーがサンスクリット語からペルシャ語に翻訳。

それを仏の学者デュペロンが仏語に訳しショーペンハウアーが読み、意思と表象としての世界に。

皇子と学者が皇位争いの戦争やフランス革命の最中、政や商売と研究の間で苦悩する。

と、いう時代の話から、現代に飛び、

現代日本で彼らの生まれ変わり?らしい不動産会社営業男性もまた、商売と人間

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小説:パラレルワールド・ラブストーリー(東野 圭吾)

映画の予告を見て、絶対私が好きなタイプだけど、

公開が三か月も先なので我慢できずに原作を読了。

絶対に映像で見た方が、何が本当の現実なのかパラレルワールドなのかわからず楽しめる作品だと思います。

主人公達の研究内容自体がちょっとネタバレにはなってますが、SFチックな部分と恋愛部分両方楽しめました。東野作品だから一応救いもある。

女性の心理が微妙にちょっと…納得できない…かな…。

とにかく

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