セキガワカオリ

女体専門編集者です。 妊娠・出産・育児、思春期から更年期&MORE、女性の心と…

セキガワカオリ

女体専門編集者です。 妊娠・出産・育児、思春期から更年期&MORE、女性の心と体に関するコンテンツを発信・受信中。 noteでは、個人的なエッセーを中心に。 プロフィール画像は月をもち上げるワタシ(ムーンアートナイト下北沢の月)。

マガジン

  • Body is my buddy 乳がん治療日記

    55歳の春、国民健康保険で受けられる乳がん検査で、ごく小さな乳がんが見つかりました。そこから始まる、心の記録です。 乳がんはの経過は十人十色、さらに年齢や環境でも、その「病の受け取り方」は違います。ここでは、セキガワカオリ個人の心の動きを中心に記録しています。

  • 体は面白い

  • うつろう日記

    今の日常が、日常でなくなるかもしれない。今の「あたりまえ」が特別なことになるかもしれない。だから、残しておきたい記録。

最近の記事

Body is my buddy⑩ 咳のし過ぎで痛くなったアバラはカニとり手術した側だった話

風邪をひいた。 風邪の話なのに、なぜ「乳がん治療日記」のマガジンに入れているのかといえば…。 昔ながらの咳だけ残る風邪 この年末年始は風邪が流行っていた。新型でもなくインフルエンザでもなく、昔ながらのただの風邪。 年末忙しくて免疫力落ちてるなー…と思っていたら、案の定、大晦日から寝込むことに。 寝込むと言っても、微熱までいかないくらいの36℃台後半程度で、ほんとうに今やらなくちゃいけないことだったらできる、くらいだった。ひどかったのは鼻水と咳。咳は日を追うごとにひどくなっ

    • 睡眠ぐせと、力を抜くことと、マインドフルネス

      私はとても睡眠が下手で、この暑い夏は特に眠りが浅くてつらい。 睡眠リズムが48時間サイクルなのか、眠れる日と眠れない日がほぼ1日おきにやってくる。 今月特にひどかった日は、とうとうまんじりともしないまま、明け方の空を見てしまった。きれいだった。 副交感神経の底上げ どうしてこんなに眠れないんだろうと、あちこちに相談している。 みんないろいろな眠れる対策の提案をしてくれるけれど、そのほとんどは私が試して効果がなかったものばかりだ。アドバイスしてくれる気持ちはありがたいけれど

      • 実家の冷蔵庫、24年使用のすえ天寿を全う。新旧交代の手配から設置まで48時間だった話

        先週一週間、なんだかものすごくいろいろなことがあった。 恒例・月初の仕事が佳境を迎える中、 「これはこのままにしていてはヤが倍(ヤバい)よね…」と思っていたことを、思い切って相談してみたら、一気に動き始めて安堵したり、 仕事の先輩と前から約束していた念願の「やっぱりステーキ」を食べに行ったり。 金曜日のミーティングが終わって、遅れまくっている原稿に着手しようとしたその時、先週最後の追い打ち。 実家の母から、 「冷蔵庫が壊れたみたい。古すぎて修理もできないって言われた」と電話が

        • ドキュメンタリー映画「共に生きる 書家 金澤翔子」の試写会へ。忘れていたものを思い出させてくれる映画でした。

          6月2日公開「共に生きる 書家 金澤翔子」の試写会へ。その感想を書き留めておきます。 翔子さんの筆の、ダイナミックな動きに感動しました。オープニングの躍動感はアートだなぁと思いながら、泰子さんと翔子さんのワールドに引き込まれていきました。 私がJDS(公益財団法人日本ダウン症協会)の会報の編集をしているなかで、ダウン症のある人が活躍する話を記事として取り上げるときに、ただの成功談や自慢話にならないように視点をどこにもっていくかをいつも考えています。これはもちろん、私だけで

        Body is my buddy⑩ 咳のし過ぎで痛くなったアバラはカニとり手術した側だった話

        マガジン

        • Body is my buddy 乳がん治療日記
          30本
        • うつろう日記
          20本
        • 体は面白い
          4本

        記事

          Body is my buddy⑨ 今後は足腰を鍛える所存です。術後8ヶ月、放射線治療後5ヶ月の記録。

          4年ぶりの神田祭で、御神輿の渡御に参加した。 昨年1年の間に、新カニ(乳がんのこと)手術と1週間の入院、3週間の放射線治療は、やっぱり体力を大きく奪った。そういえば4月にコロナにかかってほぼ1カ月寝たり起きたりの時期もあった。なんだか1年の3分の1くらい、寝て過ごしていたような感じだったのだ。そりゃ体力も筋力もガタ落ちになる。 この2ヶ月ほど、毎朝のストレッチと腹筋は欠かさず、週に2日は1万歩を超える日々を過ごし、体力的にはずいぶん回復していた。 ただ、御神輿を担ぐとな

          Body is my buddy⑨ 今後は足腰を鍛える所存です。術後8ヶ月、放射線治療後5ヶ月の記録。

          静かに怒っている人がこわいのと同じ…「突沸」レンジ爆発に遭遇してやけどした話

          あまりにもびっくりしたので記録しておきます、突沸のこと。 読み方は「とっぷつ」でいいのかな。 液体を加熱したときに起こる爆発。 レンジだけで起こる現象かと思ったら、ガス台などで加熱する場合も、条件が揃うと起こるみたい。 チョコレートテリーヌを作ろうとしたんですよね、簡単そうだったから。 実際に、作り方そのものはとっても簡単だった…けど、まさかのアーモンドミルク突沸。 私が観ていたチョコレートテリーヌのレシピ動画の中でも、加熱したアーモンドミルクに一気にチョコレート

          静かに怒っている人がこわいのと同じ…「突沸」レンジ爆発に遭遇してやけどした話

          シゴトノシカタ❷ 楽ちん確定申告e-taxに初トライ。ここがネックだったー!のポイントはパスワード

          フリーランス11年目に突入しました。 確定申告は10回目、今年もやっぱり期限ギリギリで、それでもどうにか3月のひとけた台の日付で完了できました。ふー。 しかも初のe-taxで。今回はその振り返り、どこが難関だったのか、の話です。 マイナンバーカードを使うことで、e-taxはたしかに簡単でした。 でもきっと多くの人が引っかかるのと同じところで、私も引っかかりました。 そう、パ・ス・ワ・ー・ド!(この構文で「ー」も「・」で挟むものなのかどうかとちょっと迷う) マイナンバーカード

          シゴトノシカタ❷ 楽ちん確定申告e-taxに初トライ。ここがネックだったー!のポイントはパスワード

          このまんまでいいよね、と思った。

          このところ、気持ちが晴れない。 原因はわからない。 仕事は平穏に順調で、そこそこの忙しさで、プライベートでの心配事もほとんどない。母も息子も夫も元気だ。自分の健康面では、カニとり手術後の痛みはあるけれど、著しくQOLが下がるほどではない。 タモキシフェン服用の副作用なのかな、とも思う。ただの更年期かもしれない。どうにも気持ちがネガティブに傾きやすい。 自分を誰かとくらべることが多い。 くらべたって、何にもなんないじゃん!ということはアタマではわかっているけれど、カラダではわ

          このまんまでいいよね、と思った。

          Body is my buddy⑧ 痛みのつらさの半分は不安でできている。「術後の痛み」がまだ続く理由

          前回の続き…手術したほうの胸が、もう術後半年近くになるというのにあまりに痛むので、3月の次回受診を半月早めて予約を取り直して受診することにした。 結果から言えば、朝起きた時のしびれるような痛みは変わらない。 けれど、ドクターの話を聞いたら、すっかり安心して不安な気持ちは晴れた。 受診する前に、カニ先輩のサカイヒロコさんが運営する乳がん仲間の小さなおしゃべり会momo♪に参加。そこではピアサポートというか、同じ経験をした人と、看護師さんもいて、思っていることを気楽に話すこと

          Body is my buddy⑧ 痛みのつらさの半分は不安でできている。「術後の痛み」がまだ続く理由

          「エールは消えない いのちをめぐる5つの物語」志村季世恵さんの新刊をゆっくりじっくり読んで、「このままでいいんだ」というエールを受け取った

          ダイアログ・イン・ザ・ダーク、ダイアログ・イン・サイレンスを運営する、一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ代表理事であり、バースセラピストの志村季世恵さん。3月1日に発売された新刊「エールは消えない いのちをめぐる5つの物語」を、今朝読み終わった。 季世恵さんご自身のお母さんの話を含む、5つの「お母さん」をめぐる物語。 母と娘のいのちが別れるということが、どういうことなのかを。 死について考えることは、生について考えることだということを。 いのちの炎は消えても、そ

          「エールは消えない いのちをめぐる5つの物語」志村季世恵さんの新刊をゆっくりじっくり読んで、「このままでいいんだ」というエールを受け取った

          Body is my buddy⑦ がんばった右胸を「いいこいいこ」と撫でてあげる

          昨年9月に新しいカニ除去の手術を受けてから5ヶ月が経った。早いなぁ。いや、早いけれど短かったわけじゃない。その間にいろいろなことがあった。 術後3週間はお酒を飲まなかった。退院後1週間の検診で、元通りの生活でいいといわれ、食事制限は何も言われなかったけれど、普通の食事をするだけで、血行が良くなると傷が痛かった。 恐ろしくてお酒なんて飲めなかった。 ようやく、3週間ほど経ったとき、おそるおそるお酒を飲んでみた。そこから少しずつ、また酒量は復活していった。 11月には体調はか

          Body is my buddy⑦ がんばった右胸を「いいこいいこ」と撫でてあげる

          語学の勉強を続けられたのは、仲間とのランチワインのおかげだった。私たち3人の大事な兄との時間

          2013年の春から約4年間、上智大学の社会人講座でフランス語の文法を勉強しました。 その時に出会った仲間とは、今もときどきワインを飲んだりします。4年の間、クラスメイトは変わりましたが、私たち4人はいつも一緒でした。 授業のあとにランチするようになり、みんなお酒と美味しいものが大好きだったので、意気投合しました。授業が目的なのか、ランチワインが目的なのかわからないくらいの勢いで、毎週土曜日、四ツ谷に通いました。 その4人の仲間のひとりが、お空に旅立ってしまったのは、去年の

          語学の勉強を続けられたのは、仲間とのランチワインのおかげだった。私たち3人の大事な兄との時間

          母・ようこ、90歳。待ち合わせがうまくできなくて、しょんぼりするの巻

          本日、父の誕生日なので、母とお寿司を食べに行った。たまに行く、安くて美味しい店だけど、実家からはバスでないと行けない、ちょっと不便な場所。 私は吉祥寺で古武術の稽古が終わってから行くので、現地集合にしよう、と提案していた…つもりだった。 吉祥寺を出るときに電話をしたのだけど、「じゃあ私も支度して出るわね」とは母が言わなかったことに、いやな予感が…。 武蔵小金井駅でバスに乗り換えて、お寿司屋に私が到着したのは12時15分ごろ。 お店を覗くと母がいないので、「お店に着いたよ~、

          母・ようこ、90歳。待ち合わせがうまくできなくて、しょんぼりするの巻

          そっかー。 カフェとか飲み屋で本を読むのが好きなんだけど、思わず笑ったり泣いたりするのが恥ずかしいので、読むものを選んでしまう。 でもブックカフェならそれもゆるされるから、好きなものを読んでいいってことなのね。

          そっかー。 カフェとか飲み屋で本を読むのが好きなんだけど、思わず笑ったり泣いたりするのが恥ずかしいので、読むものを選んでしまう。 でもブックカフェならそれもゆるされるから、好きなものを読んでいいってことなのね。

          高価な器は、高くない。

          大好きな陶芸作家さんの作品を、個展のたびに買う。でも、一度にたくさん買えるほど裕福ではないから、小さいものをひとつだけ買う。 だから、うちには数はそこそこあるけれども、揃っているものはほとんどない。 いつだったか、3枚一組で買ったトーストを乗せるのにぴったりなサイズのお皿だけだ。 今回買ったのは6600円のスープ用の器。ひとつだけ取っ手がついていて、上から見るとほんのり楕円形になっている。 スープカップよりは大きく、深さもあって、少し広げた手にすっぽりと安定しておさまって、

          高価な器は、高くない。

          後半身なんてことばはないかもだけど、 後半身だけ、寒い。 風門と八穴が冷えている。 逆に前半身は暑いくらい。 よくない。

          後半身なんてことばはないかもだけど、 後半身だけ、寒い。 風門と八穴が冷えている。 逆に前半身は暑いくらい。 よくない。