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Body is my buddy 乳がん治療日記

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55歳の春、国民健康保険で受けられる乳がん検査で、ごく小さな乳がんが見つかりました。そこから始まる、心の記録です。 乳がんはの経過は十人十色、さらに年齢や環境でも、その「病の受け… もっと読む
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記事一覧

Body is my buddy⑩ 咳のし過ぎで痛くなったアバラはカニとり手術した側だった話

風邪をひいた。 風邪の話なのに、なぜ「乳がん治療日記」のマガジンに入れているのかといえば…

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Body is my buddy⑨ 今後は足腰を鍛える所存です。術後8ヶ月、放射線治療後5ヶ月の記…

4年ぶりの神田祭で、御神輿の渡御に参加した。 昨年1年の間に、新カニ(乳がんのこと)手術と…

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Body is my buddy⑧ 痛みのつらさの半分は不安でできている。「術後の痛み」がまだ続…

前回の続き…手術したほうの胸が、もう術後半年近くになるというのにあまりに痛むので、3月の…

Body is my buddy⑦ がんばった右胸を「いいこいいこ」と撫でてあげる

昨年9月に新しいカニ除去の手術を受けてから5ヶ月が経った。早いなぁ。いや、早いけれど短かっ…

【カニを捨てて歩き始める⑧】 傷は治る、春はくる

昨年9月に手術を受けて、4カ月がたった。放射線治療の終了からも1カ月がたつ。 ようやく、体が…

甘え下手が得た、受け取りじょうずになる訓練の成果

以前書いたように、私はとても甘えるのが下手だ。 でも、新しいカニについて告白するというこ…

カニを捨てて歩き始める⑦ 病気をしたら何にもできない、というのはウソ。では「健康である」とはどういうこと?

病気をしてから、あるところで出会ったことばに引っかかった。 「病気をしたら、何にもできない、だから健康のために○○をしましょう」というような文脈だった。 病気の反対語は健康なのか? それはほんとうか? そんなことをずっと考えてしまったのだ。 私が得た乳がんという病気は、内臓疾患ではないので食事制限はない。 一般的には乳製品がよくないとは言われているけれど、主治医からはそうしたことも一切言われていない。 これまで通りにしてくださいと言われた。 何かを急にたくさん食べたり、ある

細胞が覚えていること

年が明けた。 昨年は、新しいカニに振り回された、ともいえるけれど、やはり今になってみると…

カニを捨てて歩き始める⑥ 16回の放射線治療、完走。この3週間でやってよかったこと、…

冬至の日に、カニ退治のための通院が終わった。正確には、タモキシフェン服用があるので、また…

カニを捨てて歩き始める⑤ 地味に溜まる疲れがかなり厄介な、放射線治療の副作用

私の新しいカニはほんとうに小さかったので、部分切除だった。右乳房、乳輪の上から脇にかけて…

カニを捨てて歩き始める④ 手術後の私を包んでくれたのは、モーハウスの授乳ブラだっ…

ちょっとした不調について、医師はあまり関与しない。 ちょっとしたしびれ、ほてり、むくみ……

カニを捨てて歩き始める③ 体を動かすことは心にも作用する。

体を動かすことは、たぶんずっと好き 高校時代は体操部で、部長をしていた。どちらかというと…

カニを捨てて歩き始める② タモキシフェン服用して3週間ちょっとがたった

タモキシフェンの副作用? 手術から、もうじき2カ月になる。放射線治療は12月からに決まった…

Body is my buddy⑥ 入院中の話。バディな体への感謝

入院中は毎朝6時に起きて、7時に朝食、12時昼食、18時夕食、22時消灯。毎食後、痛み止めを服用する。 その合間に、検温や血圧測定、ドレーンの中身のチェック、回診、書類を書いたり、うとうとするとスタッフがやってくる感じだった。 手術の翌朝に点滴の針が抜けてからは、割と自由な感じで、病室のあるフロアのデイルームに行ったり、5階エレベーターで降りたところにあるコンビニでおやつを買ってコーヒータイムしたり。 トイレに行くにも往復で100歩くらいは歩くので、1日5000歩くらい歩いた