見出し画像

このまんまでいいよね、と思った。

このところ、気持ちが晴れない。
原因はわからない。
仕事は平穏に順調で、そこそこの忙しさで、プライベートでの心配事もほとんどない。母も息子も夫も元気だ。自分の健康面では、カニとり手術後の痛みはあるけれど、著しくQOLが下がるほどではない。

タモキシフェン服用の副作用なのかな、とも思う。ただの更年期かもしれない。どうにも気持ちがネガティブに傾きやすい。
自分を誰かとくらべることが多い。
くらべたって、何にもなんないじゃん!ということはアタマではわかっているけれど、カラダではわかっていない感じがする。

先週の古武術の稽古で、自分を褒めると体の可動域が広がるという体験をした。逆にネガティブな言葉がけをすると、途端に体の動きが悪くなる。面白かった。
この時に、自分の褒め方がわからなかったんだ、一瞬。
どうにか思い出したのは、笑顔がいいよね、と多くの人に言われるということだったのだけど、これって他者目線なんだよね。自分の心の底から湧き出る自己肯定感じゃない気がする。

気持ちが晴れないと言ったって、最後にいつ笑ったか思い出せないなんていうこともなく、昨日だって今日だって、なんだか大笑いした記憶がある。
でも、なんとなーく晴れないんだよ。

いいんじゃない?そういうこともあるよ。
めんどくさい私でもいいんじゃない? みんなそうだよ。
自分が誰かにイライラすることって、私がそう思われたらいやだなと思うことばかり。でも、人の目を気にするのは当然なんだ。
だって、人が好きだからさ、嫌われたくないじゃん。
いいんじゃない?それで。
今のまんまで、きっといいんだ。そう思ったら、ちょっとだけ前に進んだ感じがした。自分のことを自分で、よしよししてあげられる気がした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?