嗅覚を磨き、感覚を向上させ、感性を豊かにする トレーニング Room の解説。
ボクはもともと自身の嗅覚でダメージの香りを認識することが出来ないことに気づいてしまってから、20年以上にわたって香り情報をもっと感じられるようになるために取り組んできた。
一般的にはテイスティングと呼ばれている取り組みであるのだが、ボクのしてきたテイスティングは「骨格の部分」であり、どうしたら嗅覚が成長し香りのダメージを認識し、良質な香りを感じ取れるようになるのか?というスキルアップするための取り組みであった。
ボクには「感覚が備わっていなかったため、論理的に考え得られることを何でも試す」という試行錯誤を繰り返しながらトレーニングを続けてきた結果、香りの情報に含まれている情報量を分解し、分割して感じられるようになるという、いわゆる「解像度を向上させる」という手法を編み出した。
すると、それまで感じ取れてはいなかった香り情報を徐々に感じ取れるようになってきたことから、感覚が向上してきていることを実感することになっていった。
そして不思議な現象なのだが、嗅覚の感度だけではなく、視覚や聴覚といった食とは関係の無い感覚の感度も向上していくことを実感することになったのだ。
そして、もう一つの課題であった「良質さを感覚において理解する」という、香り情報における良質さとは「美しさ」であり、美しさの理解を深めることとは「感性を豊かにする」という取り組みでもあることに繋がったのだ。
ボクの取り組んできたこととは、テイスティングと言えばテイスティングなのかもしれないが、ボクの人生においては、もっともっと大切なものであるのだと感じている。
感覚の解像度が上がり、日常生活の中にも美しさは豊かに日々刻々と訪れている。
それに気づける感覚が備わっているか否かで、人生観は変わるものであることを実感することが出来るようになったからだ。
そしてボクは、感覚が何も備わっていなかったからこそ、感覚の感度を向上させたく思い独学にてトレーニングを取り組み続けてきた。
するとボクの経験には、どういうことを取り組むことで、感覚の解像度が向上し、いま感じている感覚が向上してゆけるのかをロジックとして知っているのだ。
それが、このnoteの「メンバーシップ」内に設置をしている、トレーニングRoomという感覚を育ててゆくためのRoomであるのだ。
感覚の感度が向上してゆくロジックと、そのための初期トレーニングである「フレーバーの景色を見れるようになるためのRoom」の説明。
今までの経験から、感覚が成長の道を歩んでゆけるためには、「感覚の解像度を上げていくこと」にその本質があり、そしてそれは「フレーバー情報を分割する」という特異な手法により学んだことが結果的に、感覚が育成してゆけるための取り組みであったのだと認識をしている。
そして、香りの情報こそが重要な要素であり、それは大脳辺縁系の脳の領域において「香り情報の分割」の理解から、香り情報の解像度が向上することにより、脳で感じられる解像度が向上するため感覚が向上してゆけるためである。
また、大脳辺縁系の領域だからこそ香りと感情に繋がりを帯び、見える、感じられる世界観が今まで以上に、それらが感情を帯び伝えてくれていることを鮮明に感じられるようになってゆくことを意味していた。
それは、大脳辺縁系の領域とは、海馬や扁桃体という感情を司る脳の領域であるためであり、五感のうち唯一香りの情報だけが、大脳辺縁系の領域にてその情報を処理されることにこそ意味があるのだと考えている。
なので、感覚を向上させるための取り組みにおいては、嗅覚の解像度を上げるために、「香り情報の分割」をすることが出来るようになることで、嗅覚における解像度が向上してゆく感覚を覚えることになる。
そのためには、「フレーバーの景色」と呼んでいるのですが、脳裏にて香り情報が含まれたフレーバー情報が「景色」として見れるようになっていくことにより、徐々に「フレーバー情報の分割」の理解が進むことに繋がるため、まず最初に取り組まなければならない学びとは、「フレーバーの景色」を脳裏で感じられるようになることである。
なので初級のトレーニングRoomとしては、
「フレーバーの景色を脳裏で見れるようになるためのRoom」となっている。
「カテゴライズ」をしなければならない理由。
そして、「フレーバーの景色」が脳裏にて感じられるようになってくることで、香り情報におけるボリュームを感じられるようになるため、ボリュームにおける位置情報の認識が生まれてくる。それが感じられるようになることできちんとした「カテゴライズ」が出来るようになってくる。
すると、口に含んだフレーバーの情報には、折り重なるカテゴリの異なる香り情報が、あたかもひとつの情景として見えがちであるのだが、実際には幾つものカテゴリの異なる香りが折り重なっている状態がフレーバーであり、それらを感じられるようになることでフレーバーコメントも徐々に的確になってくるものである。
なので、フレーバーコメントを的確にしていきたい人は、正しいカテゴライズをしていくことにより、コメントは的確に出来るようになっていくのである。
そして、カテゴライズとは香り情報の「らしさ」であり、そして香り情報のボリュームには位置情報が感じられるようになってくるため、フレーバーをインプットする際に、正しい位置に配置をしてゆくことが「カテゴライズ」となっている。
この正しい位置に配置をするカテゴライズが出来るようになってくる辺りから、感覚の解像度が向上してきていることを実感することだろう。
なので、「フレーバーの景色を見る」学びの次のステップとしては、
「カテゴライズが出来るようになるための Room」となっています。
「マッピング」をしなければならない理由。
そして、カテゴライズが進むごとに、適正なフレーバーコメントが出来るようになってくることを実感するのだが、それではまだ曖昧な点が幾つか存在しており、きちんとした適正なフレーバーコメントが出来てはいないことを実感することが度々経験をするだろうと思う。
そこで、次の学びが、それぞれの素材の持ち合わせる「特質」という「クオリティ目線」のボリューム感を感じられるようになることにより、今まで以上に感覚の解像度の向上が進むため、きちんとした位置情報が含まれたフレーバーの配置図が脳内で作成が出来るようになるため、それを「マッピング」と呼んでいる。
それぞれの素材の持ち合わせている「特質」とは、「らしさ」もその一部ではあるが、ボクが述べている「特質」とは、質量でもあり、彩度でもある、いわゆる「品質」という目線が介入した「素材の特質」である。
その特質目線のボリュームという位置情報が理解できるようになることで、マッピングは繋がりを意識し始めることになるためである。
それが最終的に取り組まなければならない「マッピング」である。
このマッピングの繋がりが理解できるような感覚が育つことにより、今まで以上に感覚の解像度が向上してくるため、「気づき」を得るための「感じる」という感受性が高まり、そして感性を育むための「感じるチカラ」が育つことになる。
なので、「カテゴライズ」の次のステップでは、
「マッピングが出来るようになるためのRooom」となっています。
感性を育むためにすること。
ここまでくると、かなり適正なフレーバーコメントが出来るようになってくるのですが、素材それぞれの持つ「特質目線」の理解は、良質さとは(美しさとは)どのような状態を示すものであるのか?という目線が介入するため、とても重要な目線であるのだが、そのためその理解も一段と難しくなっている。
そして、美しさの理解のための学びは経験上、決してひとりでは達成することは難しく、それはこれまで生きてきた自身の美しさという目線以外の他者の美しさの目線で物事を見ることが出来ないためである。
なので、自身以外の他者の美しさの目線を自身に取り入れることこそが「感性を育む」ということなのだと理解をしている。
感性を育むための学びとは、これまで段階的に学んできた取り組みにおいて感受性が向上してきているため、自身の感覚には存在してはいない他者の「美しさの目線」に気づけるようになってきているため、そのためのキーワードを深く意識をすることによって徐々に「気づき」を得られ、そして今まで取り組んできた繋がりを持たなかった「点」と「点」が、繋がりを持ち出す瞬間が訪れるのである。
それが発見であり、気づきであり、新たな目線が生まれる瞬間である。
感性を育むこととは、今までの自身の目線には存在してはいなかった美しさの目線を、自身に取り入れることにある。
なので、この他者の美しさの目線を増やしていくことの取り組みは、自身の世界観が変わることを意味している。
なので、その具体的な説明や、美しさの理解のためのキーワードをひとつずつ詳しく解説をしています。
それが「感性を育むためのRoom」となっています。
そして最後に、なぜテイスティングが感受性を高め、感性を育むための学びとなり得るのか?
それは、フレーバー情報とは、香り情報を処理する感覚である「嗅覚」と、口内の情報である「味覚と触覚」という3つの感覚を使うことに意味があるのだと考えられる。3つの感覚をも使うフレーバーの情報量はとても膨大であるのだ。
そして、嗅覚・味覚・触覚におけるそれぞれの器官にて、それぞれの解像度を上げる必要性があることから、フレーバー情報において感覚を成長させるための取り組みは、3つの感覚にてそれぞれの解像度を向上させる取り組みでもあり、それは脳の発達においてとても理にかなっている学びであるのだと考えることが出来るものなのだ。
そして、感覚の解像度を向上させることとは、五感すべての感覚の解像度が向上することでもあると考えている。
フレーバーの特に香りの解像度を向上させるための学びとは、香りの持つ情報量が特に膨大であり、その膨大な情報量の解像度を上げることとは、その理解は感覚の感度が向上することを実感することになるのだ。
不思議なことなのだが、香りの情報だけでなく、視覚情報における色彩や彩度を鮮明に感じられるようになるのは、香りの情報量の解像度を上げることによって感じられるようになったものである。
そして、香りの情報量の解像度を上げることとは「色と形」に感情が宿っていることを理解し始めることと繋がっている。それは、香り情報には「色と形」の情報を持ち合わせているためである。
すると、世の中の見て、聴いて、触れて、食べて、嗅ぐという行為で感じられる情報にはすべて「色と形」の情報が介入しており、そのためそこには「感情」が帯びていることを感じられるようになる。
それは香りの情報は感情を司る大脳辺縁系という脳の領域で、その香りの情報を処理されることが起因しているものであると考えられる。
これが、ボクが伝えたい香りの情報を学ぶことによって感じられるようになるという感覚の世界観なのだ。
このトレーニングRoomの使い方。
このトレーニングRoomを開設したことは、それぞれの記事に対して投稿機能が備わっていることで、疑問や質問に対して返答することが出来ることにあります。
そして、その投稿はそれぞれのRoomに入会することで閲覧および投稿することが出来るようになるため、入会していない人には見ることも投稿することも出来ないシステムになっています。
また、それぞれのRoomの掲示板も設置してあり、その掲示板を使用したトレーニングも可能となりますので、ただ単に記事を読んで一人で学んでいくという訳ではありません。
また、トレーニングRoom参加者が来店された場合、店内のカウンターにてコーヒーを召し上がりながら、現在のトレーニングに対してのアドバイスも行っておりますので、お気軽にご質問していただければと思っております。
また、年に数回ある祝日の月曜日を利用して、実際に当店にてセミナーを開催していく予定です。
こちらも、このRoomの利用者が参加出来るように掲示板にて開催日をお伝えしていきます。
感覚を向上させ、感覚の解像度を上げたいと思えた方は、このトレーニングRoomの活用をご検討ください。
お待ちしております。
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