かおり0126

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愛の循環が広がる未来へ! 『シン・ニホン』の魅力

1,『シン・ニホン』との出会い 『シン・ニホン』を手にしたきっかけは、SDGsやESG投資をより理解したいという思いからだった。 安宅和人さんの著書は過去にも読んだことがあり、福岡で行われた講演を聴きに行ったこともある。ファクトを基にした冷静な現状認識や分析にいつもはっとさせられる。 この本のSDGsに関連した課題で一番印象に残ったのは、2100年の東京の姿だ。2100年夏、東京の気温は40度超で台風の風速は最大90m。これが何もしなかった場合の未来だという。CO2が抑制

    • 超入門 カーボンニュートラル

      ・カーボンニュートラル:人間社会が排出する二酸化炭素を、プラス・マイナス・ゼロにしようという動き ・日本のカーボンニュートラルの広まり 2020/2:631の機関投資家が安倍前首相に共同書簡を送り、2050年までのカーボンニュートラルへの目標引き上げを要請 2020/10/26:菅首相の所信表明で「2050年にカーボンニュートラルを目指す」と表明 2020/12:政府が「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」という産業転換方針を採択 2020/12/7:経団

      • 修羅場のケーススタディー

        会社が「空箱」を積む理由 それが一番楽だから。現場からの数字と目標に大きな乖離があるのなら、本来思い切った戦略の変更や部門の縮小・リストラなどの施策を考えるべき。空箱を積むことで誰も傷つけずも問題の先送りができる 「自分は仕事において、何を大事にするのか」の軸を持つ 誰に対して付加価値を提供し、誰からお金をもらって、誰に対して影響を与えているのか。会社でも上司でも自分の出世のためでもなく、「お客様のため」に仕事をしている お客様に満足していただくことが仕事の軸であれば、自分

        • IGPI流 DXのリアル・ノウハウ

          冨山和彦さんの「経営分析のリアル・ノウハウ」は私のバイブル。業界・事業構造分析を身につけるために何度読んだかわからない名著。カネボウ・JALの企業再生の修羅場をくぐった冨山さんの「DX」のリアル・ノウハウとあって、丸善でこの本を発見するなり迷わず手に取った。やっぱり、期待を裏切らない。間違いなく今年ベストな本だった。 「デジタルトランスフォーメーション」という言葉はバズワードのようで何度聞いてもしっくり来なかったし、言葉や周囲に踊らされず、地に足ついた活動をしたいと思ってい

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        愛の循環が広がる未来へ! 『シン・ニホン』の魅力

          シン・ニホン 第六章まとめ

          ~未来は目指し、創るものだ~■未来は目指し、創るもの ・ワクワクをカタチにする方法などいくらでもある。だが、どれが当たるかはわからない。 ・課題がある、技術がある。その組み合わせ方も、問題の解き方も自由だ。 ・一番いいのは、未来を自ら生み出すことだ。振り回されるぐらいなら振り回したほうが楽しいに決まっている。 ■イニシアチブ・ポートフォリオ ・刈り取りの時間軸×事業側の馴染みやすさ(familiarity)でプロット ・目先5~6割、中長期2~3割、未来1~2割が理想 ■

          シン・ニホン 第六章まとめ

          「妄想する頭 思考する手」を読んで

          ■非真面目なイノベーション:やりたいことをやる 5年、10年後に役に立ちそうなことを思い描いて、そのために足腰を鍛えていてもその将来的なビジョンはいつ消えるかわからない。ならば、自分が今「面白い」「やりたい」と思うことをクレーム化し、実行に移せるものは実行に移したほうがよい。 実現可能かどうかという判断を優先させていたら、妄想から始めるどころか妄想を抱いた瞬間に終わってしまう ■素材の良し悪しを知るために、あらすじを書いてみる ・課題は何?誰にとって必要? ・その課題はなぜ

          「妄想する頭 思考する手」を読んで

          シン・ニホン 第5章まとめ

          ~未来は目指し、創るものだ~・戦略立案:構造的に世の中を見立て、そこでの勝ち筋を見極め、これを具体的な実行プランに落とし込むことから。WhatとHowをつなげて初めて戦略と言えるが、その立脚点は常に正しい現状の理解 ・国(公共機関)が行う取り組みの中で最もROIの高い取り組み 1位:教育・人材開発、2位:科学・技術開発 ・社会の二分化 資金とグランドチャレンジ的なプロジェクトの両方が足りていない。 →この状況を放置することでより一層二極化を加速し、才能の発掘を

          シン・ニホン 第5章まとめ

          シン・ニホン 第四章まとめ

          未来は目指し、創るものだ!生々しい知的・人的経験、その上での多面的かつ重層的な思索に基づく、その人なりに価値を感じる(=知覚)の深さと豊かさが基礎になる。 異人 ・未来に向けて普通の人が目指さない新しい世界を描き、様々な技術・アートなど複数領域をつないで形にすることができる人 ・どんな話題でもそのために相談できる人を知っている (1)リテラシー層 データ×AIリテラシーを持ったうえで、未来へのマインド、指数関数的な時代のモノの見方を育てる →ある程度の理数、デザイン素養は

          シン・ニホン 第四章まとめ

          知性の核心は知覚にある まとめ

          知的生産の本質:何らかのイシューにケリをつけること、答えを出すこと 大事なのは「イシューの見極め」。問いを立てるときのポイント三点 ①答えを出すことにインパクトがある ②答えが出せる ③明確かつ力強く人に伝えうる 課題解決方法 ①課題の性質を見極める ②大枠のイシューを見極める ③課題を腑分けする ④答えを出すアプローチを見極める ⑤分析的に答えを出す ⑥これを統合する 「思考」:インプットをアウトプットにつなげること。思考の入口に当たる川上、それを統合する川中過程すべて

          知性の核心は知覚にある まとめ

          シン・ニホン 第三章まとめ

          未来は目指し、創るものだ!人材育成の2つの要件 ①この面白い時代局面で価値を生み出す人と場を生み出す ②多面的な人材のAI-ready化 価値創出の3つの型 ①N倍化、②刷新、③創造 0to1の③「創造」に向けて、妄想を形するコミュニティー、人、企業が最も影響力が強く、結果富も握る 求められている人材 ・あまり多くの人が目指さない領域やアイディアで何かを仕掛ける人 →自分の目で見て肌で感じた判断を信じ、逆を張る。2つ、3つの異なる軸で熱狂的に取り組めばそれぞれの軸でトップ

          シン・ニホン 第三章まとめ

          シン・ニホン 第二章まとめ

          未来は目指し、創るものだ!第二章 「第二の黒船」にどう挑むか日本社会が持つ3つの未開拓市場 ①若者 単身を除く世帯の31%は貯蓄(金融資産)を持っていない。このトレンドが続いたら、2035年には50%になってしまう。 ・貧困層拡大の背景 仕事を持たない高齢者世帯増、最低賃金↓、正規雇用者とのギャップ大 ②女性 日本人男性の家事・育児労働時間は41分/日 経団連会長・副会長のうち女性ゼロ(リーダー層に極端に少ない) 背景にはトップ高等教育機関の学生に占める女性学生の低さ(東大

          シン・ニホン 第二章まとめ

          人工知能はビジネスをどう変えるか まとめ

          AIができないこと①AIには意思がない ②AIは人間のように知覚できない ③AIは事例が少ないと対応できない ④AIは問いを生み出さない ⑤AIは枠組みのデザインができない ⑥AIにはヒラメキがない ⑦AIは常識的判断はできない ⑧AIには人を動かす力、リーダーシップがない AIが事業に与える影響①一定規模以上の組織はすべてAI×データ的な取り込みが不可避になる ②意思決定の質とスピードがあがる ③状況把握から打ち手までが1つのループになる ④集合知的なAIを作れるかどうか

          人工知能はビジネスをどう変えるか まとめ

          シン・ニホン まとめ(第一章)

          未来は目指し、創るものだ!第一章 データ×AIが人類を再び解き放つ・データ×AIのビジネスやマネジメントへの影響 1)すべての産業がデータ×AI化(ex.繊維、小売、農業の進化) 2)意思決定の質とスピードUP(戦略レベルの情報が可視化) 3)状況把握から打ち手まで1つのループになる ①サービスの質↑⇒②ユーザー数・利用↑⇒③データ増・利用把握が進む⇒④アルゴリズムの性能↑⇒⑤打ち手の質↑ →今後は「系」のパフォーマンスをみながらチューニング(ex.google検索アルゴリズ

          シン・ニホン まとめ(第一章)

          逆タイムマシン経営論を読んで

          下記が重要だと記載されていた。 ・近過去の事例を文脈思考で考える ・自分自身に関連して、自分事と捉える ・実践してみる この本を読んでもそうだが、マーケティングの授業でATカーニーの関灘さんがおっしゃっていた「原理原則を考えよう」がいかに大事か、みんな言っているし、実際に仕事をしていても重要なことだと最近特に実感する。 また、この本には「アンコンシャス・バイアス」のワードがよく似合う。 ①飛び道具トラップ ②激動期トラップ ③遠近歪曲トラップ にわけて事例を紹介していた。日

          逆タイムマシン経営論を読んで

          命の経済(ジャック・アタリ)を読んで

          ●感染症と世界史。感染症対策で打ち勝った国が勢力を持つ 訳者の坪子さんが書かれていた「事実から目を背けず、過去の事例から学び、未来について考えていくことで初めて自分の人生を生きられる」の言葉が重い。 歴史は繰り返す、歴史から学ぶ。今回の感染症対策も過去の事実から学び、対策を立てられることも山ほどあると感じる。 昨年から積ん読になっている「サピエンス全史」、「銃・病原菌・鉄」もリフレッシュ休暇を活用して読もうと思った。 ●リベラルアーツの分野を今年は深めたい 世界史は暗記&カ

          命の経済(ジャック・アタリ)を読んで