シン・ニホン 第三章まとめ
未来は目指し、創るものだ!
人材育成の2つの要件
①この面白い時代局面で価値を生み出す人と場を生み出す
②多面的な人材のAI-ready化
価値創出の3つの型
①N倍化、②刷新、③創造
0to1の③「創造」に向けて、妄想を形するコミュニティー、人、企業が最も影響力が強く、結果富も握る
求められている人材
・あまり多くの人が目指さない領域やアイディアで何かを仕掛ける人
→自分の目で見て肌で感じた判断を信じ、逆を張る。2つ、3つの異なる軸で熱狂的に取り組めばそれぞれの軸でトップ3%くらいの人にはなれる
・こういう世界が欲しい、イヤなものはイヤと言える人
・夢(ビジョン)を描き、複数の領域をつないで形にする人
(課題×技術×デザイン)
・自分が仕掛けようとするどんな話題でも相談できる、すごい人を知っている人
・人としての魅力を持ち、人間社会で成功し、面白いことを仕掛ける
多面的な人材のAI-Ready化
キカイの力を解き放ちつつ、人間の強さを活かす時代へ
現代版リベラルアーツ
①母国語、②世界語(英語/中国語)③問題解決能力
④データ×AIリテラシー
知覚について
・知覚とは対象のイミを理解する(≠単に情報を写し取る)
・知覚は経験から生まれる
①知的経験:日常生活や仕事、学習などで新しいものを見聞きする
②人的経験:人との付き合いや関係、文脈特有のアナロジーなどから学ぶ
③思索:多面的、重層的にものを見て、関係性を整理する
・重要なのは「言葉の力」。言葉は知覚体験を残し、抽象化したもの
・「理解」とは2つ以上の既知の知覚情報の重なり合い。情報のつながりを何度も想起することで起きるのが「学習(知識のもと)」
・感性自体も知性の一部。自身の受け止めたエッセンスを見極め、本質を見抜く力を身につけ、サイエンスやアートにも向き合う
知的活動の具体的なイメージ
(1)知覚経験の抽象化 (ex.歯がゆさ)
(2)コンテキストに応じた意味判断 (ex.hard)
(3)言語的な思索
(4)新しい知的理解の創造 (ex.アインシュタイン方程式)
(5)課題を見極め解決する (イシューが大事!)
(6)質的な軸を整理する (ex.飲料のベネフィット)
(7)点と点をつないで考える (Apple Connecting Dot)
(8)夢を描きカタチにする
(9)異質な世界を組み合わせる
(10)俯瞰して意味合いを出す
AIは情報処理過程のほんの一部しか実現できないうえ、意味理解を行う「知覚」ができず、「意志」がないという点で我々が持っている知性とは本質的に異なる
知覚を鍛えるために
(1)hands-on、firsthandを大切にすること
(2)言葉、数値になっていない世界が大半であることを受け入れる
・肌感覚で価値を理解でき、操作できる領域を増やすこと、それを表現する力が極めて重要
・生々しい質感を感じられる領域、大局的に理解できる領域、自分なりの言葉や表現ができる領域が大切
・スポンジのように吸収するよりも、対象とのぶつかり合いを通じて自分なりに肉化する力や気づく力が遥かに大切
・気づき=「情報間の化学反応」。その人の成長力は「気づく力」に依存
具体的な事象に向かい合うコツ
(1)現象、対象を全体として受け止める訓練をする
(2)現象、対象を構造的に見る訓練を行う (背景のルール、関わり合い)(3)知覚した内容を表現する (とにかくアウトプット)
(4)意図的に多面的に見る訓練をする
(5)物事の意味合いを深く、何度も考える (So What?を何回も)
まずは1つでも半ば変態的にこだわる領域を見つけることが深い知覚を持つ領域を生み出す近道
第三章で深めたい問い(アンバサダー養成講座用)
・言葉の力、気づく力を磨くには?
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