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知性の核心は知覚にある まとめ

知的生産の本質:何らかのイシューにケリをつけること、答えを出すこと
大事なのは「イシューの見極め」。問いを立てるときのポイント三点
①答えを出すことにインパクトがある
②答えが出せる
③明確かつ力強く人に伝えうる

課題解決方法
①課題の性質を見極める
②大枠のイシューを見極める
③課題を腑分けする
④答えを出すアプローチを見極める
⑤分析的に答えを出す
⑥これを統合する

「思考」:インプットをアウトプットにつなげること。思考の入口に当たる川上、それを統合する川中過程すべてが「知覚」になる。

「分析」:定性、定量問わず、フェアに比較可能なものを何らかの軸で比べること。定量分析であれば量比較、構成、変化の三つが基本類型。

「知覚」:対象のイミを理解すること。自分の周囲の環境を理解するために知覚情報を統合し、解釈すること。単なる感覚は知覚の一種であり、過去の学習、情報処理過程、そこから得た知識の集積そのものを端的に表したもの
※人間は価値(意味)を理解していることしか知覚できない。

「感じる」という言葉:感覚、知覚、そこから生まれる感想などまで含めた、かなり広い言葉

「知覚の質」:その人の①知的経験の深さ、②人的な経験の深さ、③思索の深さ、に依存。言葉にしないと明確な知覚は困難。言葉は過去の人間の知覚経験を残し抽象化したもの。
→経験の質の高さ、経験の蓄積の濃度、それを活かして対象を理解する力、処理力がその人の知覚になる

「地頭」の要素:
①異質なものを切り分け、同類のものをグルーピングする力
②構造的にモノを見、複数の次元、階層に分けて多層的、立体的に考える力
③多面的な情報を感じ意味合いを突き詰める力

「理解」:マイクロレベルでは神経間のつなぎに由来するが、同じつなぎを何度も使うと、このつながりが強くなる

課題解決方法
A:病気を治し健康にするタイプの課題解決
B:あるべき姿から定める必要があるタイプの課題解決

タイプBの課題解決に向けて
・目指す姿の見極めから課題解決を始めなくてはならない
・課題の性質の見極めと解決のためのアプローチにおいても深い「知覚」の質が重要

Occasion Benefit アプローチ
市場を既存のカテゴリではないニーズの視点で束ねなおし、提供している商品とのギャップを見極める方法
市場を消費場面、購入場面にまでバラバラにし、求められるニーズの視点で束ねなおし、市場の再構造化を図る

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