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  • 半世紀近く生きていたら、こんなことがあった。

    半世紀近くの人生をふりかえって、日本、アメリカ、ヨーロッパで経験した、あんなこと、こんなことを、書いてます。

  • そーいうことじゃない日記

    ASD(自閉症スペクトラム障害)とADHD(注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害)をあわせ持つ中学生の娘とシングルマザーの日常の記録です。

  • 愛してやまないものたち

    世界各地で出会った、お気にいりのものたち。半世紀近くたったアンティーク(?)ものもあります。

最近の記事

人間の体温だって2度上がればダウンして、病院に行ったり薬飲んだりと大変なのに、生きている地球の温度が2度あがれば、それはもうまずいでしょう。SDGsでいいことしている気分になって、本質的なことが見えてないのかな、と自戒している最中です。

    • 人生の転機は、うつだった(8)

      顔で笑って、心で泣く。休職するにあたり、娘になんと説明しようかと悩みましたが、それはすぐに解決しました。 娘は朝8時に登校したら、16:30くらいまでは帰ってこないので、しばらくは、仕事を早めに切り上げて帰ってきたと言って、乗り切ることにしたのです。 それはつまり、今まで通りの生活 ― 朝6時半に起きて(行かないのに)出勤の準備をして、朝食の準備。7時に娘を起こし、朝食を一緒に食べ(食欲ないのに)、娘を送りだす。娘が帰ってくるまでに買い物をし、帰ってきたらきたら夕食の準備

      • 人生の転機は、うつだった(7)

        なぜ、眠れないのん?休職してからは、ひたすら、眠ることと格闘していました。 なんせ、睡眠導入剤を飲んでも眠れないのです。 体は疲労困憊で休みたいのに、脳は暴走しているかのようにフル回転。 睡眠導入剤の量が足りないのかと思いましたが、勝手に多めに飲むわけにはいかないので、次の受診まで毎日、真面目に、真剣に、「どうしたら眠れるのか」を考えていました。 今思えば、それが眠れない原因だったのかも。 眠れても眠れなくても、ただ横になっていれば良かったのかもしれません。

        • 人生の転機は、うつだった(6)

          休職申請書の中身が読めなかった。休職の診断書をもらった翌日、人事課で休職の手続きをしました。 その日は、まるで固いゼリーの中を進むような感じで、1歩歩くのもつらい状況だったので、パートナーでもあり、職場の同僚でもあったツンツンデさんに、付き添ってもらいました。 担当者から休職申請書をもらい、「内容を読んでから、印つけてあるところに、必要事項を記入してください。」と言われたので、読みました。 読みました。 読みました。 そして思いました。 「なにこれ、宇宙語?書いて

        人間の体温だって2度上がればダウンして、病院に行ったり薬飲んだりと大変なのに、生きている地球の温度が2度あがれば、それはもうまずいでしょう。SDGsでいいことしている気分になって、本質的なことが見えてないのかな、と自戒している最中です。

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        • 半世紀近く生きていたら、こんなことがあった。
          9本
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          2本
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          0本

        記事

          人生の転機は、うつだった。(5)

          更年期障害の治療で産婦人科に通っていた時、職場では主に、3つの症状に悩まされていました。 それは、記憶がない、数字がわからない、言われていることがわからない、です。 更年期の症状は、人ぞれぞれだそうですが、私の症状は結構あるらしく、「そのうち必ず治るから、大丈夫」と言われていました。 でも、職場では、致命的といってもいいほどの、スキル欠如です。 私は、被害をできるだけ最小に抑えるために、上司にすべてを話し、できる限りのサポートをお願いしました。 幸い、上司との関係

          人生の転機は、うつだった。(5)

          人生の転機は、うつだった。(4)

          1か月の休職を決意 心療内科に行って、2週間休職って言われたときは、本当に2週間だけ休むつもりでした。 でもよくよく考えたら、私はフルパワーどころか、ハーフパワーでも働ける状態ではなかったので、大事をとって1か月休職の診断書を出してもらいました。 処方された薬は、レクサプロ1/4錠と数種類の睡眠導入剤。 これで、1か月後には完全回復して、バリバリ元気に働ける。 本気でそう思っていました。 眠る方法がわからない まずはよく寝ること、というのが主治医からの指示

          人生の転機は、うつだった。(4)

          遠恋ってやつを、やってみた。

          札幌に引っ越したことで、当然、パートナーのツンツンデさんと遠距離恋愛になった。 引っ越しは、「ツンツンデさんも一緒に」っていうのが前提条件であって、一人(正確には娘もいっしょだけど)で行きたいとは思っていなかった。 確かに、私は3年前から、「北海道に住みたい!」と毎日、神様仏様ご先祖様に祈っていましたよ。 でも、「ツンツンデさんも一緒に」は、あまりにも当たり前すぎて省略してただけなのに、神様仏様、そして特にご先祖様、そこ、抜かす??? 信じらんない。 ほんっと、信

          遠恋ってやつを、やってみた。

          人生の転機は、うつだった。(3)

          え、休職ですかい? 心療内科には、ツンツンデさん(パートナー)も来てもらいました。 自力で運転できなかったし、私の健康については、彼とも共用したかったからです。 受診前までには、私も「うつ病じゃないかな」と思っていました。 20年くらい前ですが、うつ病を発症したことがあったからです。 それでも、ほんの初期だと思っていたので、「今すぐに2週間休職してください」と言われたときは、本当にびっくりしました。 しかし、その時は仕事で穴をあけられない状況だったため、「仕事が忙

          人生の転機は、うつだった。(3)

          人生の転機は、うつだった。(2)

          ※体調に関しての生々しい話もあるので、不快に思われそうな方は、読むのをご遠慮ください。 不正出血 朝からなんか調子がわるいなー、と思ったのは、2020年の2月ごろ。 不正出血が続いていて(といっても量は生理1日目くらい)、夜もよく眠れず、体が徹夜明けのようにダルい感じでした。 年齢も年齢なので、更年期の始まりかもー、と軽く思っていました。 不正出血が続いて1か月ほど経ったころ、夜用のナプキンが1時間で使えなくなるくらい、出血の量が増えました。 看護師さんが夜

          人生の転機は、うつだった。(2)

          人生の転機は、うつだった。(1)

          突然のうつ病で、10か月ほど休職していました。 更年期の症状がつらいので産婦人科に通っていたのですが、なかなか改善しないので、心療内科を勧められ、受診するとまさかの「うつ病」診断。 ドクターストップがかかり、休職せざるをえなくなりました。 そこから治療を始めて、約10か月で転職しました。 ちなみに、現在も治療中です。 実は、うつ病にかかったのは2回目です。 でも、1回目はプラシーボ(偽の治療薬)と気力で治ったので、正確にはカウントされないのかもしれません。

          人生の転機は、うつだった。(1)

          娘が毒見した話

          業務スーパーで見つけたポン・デ・ケージョ。食べたことないけど、なんとなくおいしそうだったので、味もわからず買ってしまった。 袋には、オーブントースターでの調理法しか書いてなかったので、ヘルシオ様(ヘルシオウォーターオーブン)で適当に温めてみた。おいしかったら娘にもあげようと思っていたら、においにつられて娘が部屋から出てきた。 10分加熱後、ふくらんでいたので、1つ味見してみることにした。その時、脳裏に浮かんだのは、新しい炊飯器を買ったときのこと。 私は白米を鍋で炊いてい

          娘が毒見した話

          ハッピーな恋愛をするために、工夫していること

          今すぐ再婚したいわけじゃないけど、一緒にいれたらハッピーになれるパートナーが欲しい。離婚してしばらくたったとき、そう思った。そして、数年前に縁があって出会った、今のパートナー『ツンツンデさん』とお付き合いを始めた。 子育て中の人たちの例にもれず、私は仕事と子育てで、毎日忙しい。でも、パートナーと2人だけの時間もほしい。 何とかして、2人の時間を確保したい!! 2人でいろいろと試行錯誤をして、やっと今の私たちに合う方法を見つけた。(更新の可能性あり。) 一緒にいる時間をつ

          ハッピーな恋愛をするために、工夫していること

          母親失格だと思っていたら、娘が大賢者のようなメッセージをくれた話

          娘は小さいときから大人びた子だった。ひとりっこだし、周りに遊べる子どもがいなかったから、いつも私やほかの大人がまわりにいたせいかもしれない。いわゆる育てやすい子で、夜泣きをしたこともなかったし、イヤイヤ期もまばたきの一瞬で終わっていた。 その娘と、口ゲンカした。 今回のケンカは、娘の口の利き方に、私が(一方的に)キレたことから始まった。お願いしていたお皿洗いを、待てど暮らせどやらない娘に、「今日は、ママとても疲れてるから、21時までにお皿洗ってね」と念押ししたら、「あ”?

          母親失格だと思っていたら、娘が大賢者のようなメッセージをくれた話