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青森編

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2024年6月の記事一覧

【青森県八戸市】一度失われ、再び舞い戻った八戸市美術館の「美」と共に八戸の美を鑑賞する

【青森県八戸市】一度失われ、再び舞い戻った八戸市美術館の「美」と共に八戸の美を鑑賞する

 2024年の3月のある日、青森県の八戸市にて衝撃的な事件が起きた。

 八戸市美術館から「美」が失われてしまったのだ。

 八戸市美術館は八戸市の中心街にある美術館だ。すぐ近くには八戸市役所がある他、さくら野百貨店八戸店のような商業施設や全国でも珍しい公営の書店である八戸ブックセンターや地域観光交流施設のはっち、そして屋台村みろく横丁に代表される数多くの飲食店が立ち並んでいる。
 日中は近隣で暮

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南部名物の紫根で初めての草木染め

南部名物の紫根で初めての草木染め

 以前の紹介した、青森県五戸町にあるごのへ郷土館の記事の中で、五戸町ではかつて紫根が特産品だったという話に触れた。

 最近知ったのだが、どうやら五戸町の隣の十和田市で栽培された紫根が、道の駅などでは販売されているようだ。

 先日道の駅とわだぴあにてこの紫根を購入したので、これで実際に染め物をしてみた。

 紫根とはその名もずばりムラサキという植物の根茎であり、これを乾燥させたものはかつて染料と

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【青森県新郷村】60年目のキリスト祭に行ってきて感じた、胡乱と真摯と伝統の最前線

【青森県新郷村】60年目のキリスト祭に行ってきて感じた、胡乱と真摯と伝統の最前線

 世の中に奇祭は数あれど、その中には観光客を呼び込むために当初から「奇妙である」ことを目的に作れたものも少なくない。
 そういった奇祭は面白みに欠ける、と感じる人もきっと多いだろう。
 しかしそれが60年もの間続いているとなればどうだろうか。

 当noteでも度々言及している青森県新郷村は「キリストの墓」なるもので村おこしを行っている村だ。

 今から90年ほど前に、当時の村の有力者たちが周辺地

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