閑馬の風

栃木県佐野市閑馬町。里山地域の山城跡のような高台に建つ古民家。 古民家活用事業(貸室、…

閑馬の風

栃木県佐野市閑馬町。里山地域の山城跡のような高台に建つ古民家。 古民家活用事業(貸室、レトロ雑貨店)を行う「閑馬の風アート館」の情報を伝えます。

最近の記事

里山・古民家・一人暮らし 逸見 稔写真展

佐野市閑馬町地内の古民家を2017年に取得。静かな里山地域で、築90年 の古民家を維持管理しながら、古民家活用を進めてきました。  コロナ禍という未曽有の出来事の中でしたが、なんとか健康で昨年は無事に喜寿を迎えました。  写真展とはおこがましいいのですが、日々スマホで撮影した写真を自前のプリンターで印刷した素人写真。  7年間の記念として開催することにしました。  日々の生活・古民家の佇まい・四季の風景などが被写体です。  作品は室内展示ではなく、庭や下屋を利用した野

    • 日本の美術 南画の魅力

      佐野市立吉澤記念美術館で、日本の美術の「南画」を取り上げた展示会が2つ企画されている。  1つは栃木県生まれの「石川寒巌」展 1月20日~3月3日  2つ目は「のんびり南画さんぽ」展 3月16日~5月12日/5月25日~7月7日   南画フアンとして嬉しい企画展で、楽しみにしている。  美術館の企画展のPRを兼ねて、南画の魅力を紹介しよう。  私は、南画作品に囲まれた生活を楽しんでいる。襖絵や床の間の掛軸の作品は南画である。戦前までの住宅は、好んで襖絵や掛軸

      • フォトエッセイ~里山・古民家・一人暮らし 2~ 自然が生み出すアート

        山の水が庭に引き込まれている。 マイナス気温になると蛇口が凍結してしまう。 ちょろちょろ程度に水を出しておくと、凍結防止となる。 ちょろちょろと落ちた水が、枯れ草や枝に掛かり、 つららとなる。 氷結した形が異なりに、朝日に照らされて、アートになる。

        • フォトエッセイ~里山・古民家・一人暮らし 1~ 里山雪景色

           1月13日夕方から雪が降り始め、2時間ほどで止んだが、 次ぐ日の朝は雪化粧。  秋の紅葉に魅了させられた「赤紅葉」が、真っ白な葉を付けたようで、「白紅葉」となった。  この白紅葉はたちまち消えてしまった。  降雪は冬のシーズン中、1、2度であるから、雪景色を楽しむ余裕があるが、豪雪地の皆さんのご苦労は計り知れない。    出入口の除雪をきちっとやらずに、次ぐ日を迎えたら、すっかり凍結してしまい、車の運転に難儀した。凍結した雪を取り除くのに一苦労。

        里山・古民家・一人暮らし 逸見 稔写真展

          ニッポン景観論 アレックス・カー著

           アレックス・カー氏の著作のファンである。  氏は米国生まれで、今年72歳。昭和20年代だから同世代だ。  日本の自然、文化芸術を愛し評価してきた東洋文化研究者。  日本の古民家を購入し、その保存と活用を実践。更に古民家再生コンサルトンとして活躍。日本の美術に造詣が深く、消えていく屏風や掛け軸など美術コレクターとして、現場経験を積み上げた人である。  最初の著作が「美しい日本の残像」(1993年刊)。  この作品に感銘を受けた。私の古民家保存と活用のベースになっているかも

          ニッポン景観論 アレックス・カー著

          死神を返り討ちにする 2024年の抱負

          「新年の抱負を語る歳ではないだろう。そろそろ迎えに行くから準備をしておけ」と、後ろからささやく声。  確かに昨年も知人が3人亡くなった。それも年下である。 死神がささやくのもわかる気がするが、初参りで弁天さまにしっかりお願いしてきたから今年も計画を立てている。  4年前に古民家を活用したギャラリーを開業したところ、コロナ禍で休業が続き結局4年間は赤字決算。  今年は予定していた5年間の最終年。  4年間の反省を下に、全面見直しをして最終年に臨む。 ① 通年

          死神を返り討ちにする 2024年の抱負

          喜寿を過ぎた老人の今年やりたい10のこと

           喜寿を過ぎた老人が、今年やりたいこと10個も並べたら、死神に大笑いされそうだ。  それでもアクティブに生きていることを示す、絶好のチャンスと思い、10個のやりたいことを並べる。 第1 古民家活用事業の黒字化  5か年計画で始めた古民家活用事業は、今年が最終年である。  活用事業は、ギャラリー・レンタルスペースの運営。  4年間は赤字であるから、最終年は黒字化したいと考えているが、簡単 なことではない。  芸術文化というジャンルは、東京に偏在して、地方で進めるのは厳しい環

          喜寿を過ぎた老人の今年やりたい10のこと

          孫娘に会いたい

           孫娘に会いたい。  海外で生活する息子家族に会う機会は限られている。  ましてやコロナ禍で高齢者の行動自粛が3年以上も続き、海外旅行など予 定できなくなった。  私が古希を迎えた年(2016)に、待ちに待った孫が誕生した。  女の子。名前は「ユキ」。  日本国内ならばすぐに駆け付けていたのだが、中国深圳市の病院ではそうは簡単に出掛けられない。    息子が中国に居住して既に25年。1998年に鄭州大学に留学、その後深圳大学に進み、卒業後は自動車部品製造会社の中国担当とな

          孫娘に会いたい

          中国茶葉の聖地 中国福建省武夷山

           息子が中国の大学に留学してから、既に25年が過ぎた。  留学に際し、2人で中国茶を楽しもうと約束した。  息子は帰国するたびに、日本で見たことがない茶葉を土産に持ってきた。  中国茶は奥が深い。  普段ペットボトルなどの飲料「ウーロン茶」が、中国茶と思っている人が大部分である。  ウーロン茶は中国茶の一部である。  中国茶は、白茶・黄茶・青茶・緑茶・紅茶・黒茶と分類され、それぞれに数多くの銘柄が存在する。ウーロン茶は青茶の一つである。  白から黒までの茶葉を味わってみる

          中国茶葉の聖地 中国福建省武夷山

          餃子づくりの必須アイテムみじん切り器

           高齢者の一人暮らしというと、ネガティブのイメージがある。  そうではない。毎日工夫をしながらの生活で、アクティブであると思っている。  餃子づくりに挑戦。  野菜を細かく刻むのが下手で困っていた。  調べていたら「みじん切り器」などという便利な調理器具を発見。  早速購入。  ・アイリスみじん切り器 866円(アマゾン)  使用してみると、思う通りの野菜のみじん切りができた。  みじん切りする野菜を変えて、いろいろな味を楽しんでいる。  冬場は白菜が格好の材料。  白菜

          餃子づくりの必須アイテムみじん切り器

          古民家の保存活用・2地域居住・一人暮らしに老馬がかけた!

           古民家の保存と活用、2地域居住(栃木県佐野市⇔埼玉県熊谷市)、一人暮らしと欲深い目標に挑戦した古希を過ぎた老人のひとり言。  2017年9月に栃木県佐野市の里山地域の古民家取得。2019年4月から住民票を熊谷から佐野に移し、2地域居住と一人暮らしを開始。古民家活用のために、2019年11月に創業。  6年目の夏はコロナ第7波、猛暑、雷雨の中で迎えた。  5年間の成果は・・・ 目 次 1 古民家取得とビフォーアフター 2 古民家活用に挑戦 3 再挑戦のレンタルスペース事業 4

          古民家の保存活用・2地域居住・一人暮らしに老馬がかけた!

          結婚50周年記念のオリジナルイベント

          栃木県 レンタルスペース/サテライトオフィス/ギャラリー ・結婚50周年共に白髪まで 私たちは、1972年に結婚し、今年は結婚50周年の記念すべき年です。よくもまあ、ケンカしながらも共に白髪になるまで、一緒に歩んできたと感無量でもあります。  子や孫から金婚式の祝いをされるものの、それはあまりにも普通。  そこで、2人で共同のオリジナルイベントを計画し、実行しました。  それは私の運営するレンタルスペースを会場にして、妻の生きがい活動の成果を発表する作品展の開催です。  計

          結婚50周年記念のオリジナルイベント

          花好きグランマの作品展

          栃木県 レンタルスペース/サテライトオフィス/ギャラリー  2度も3度もコロナ禍の厚い壁に拒まれ、思うような事業の開催が出来ませんでした。  まん延防止重点措置の解除を期に、とにかく何かやらなくては、2つの事業を開始しました。  栃木県の支援を受けて開設したギャラリーと、今回佐野市の支援で開設したレンタルスペース/サテライトオフィスの2つを交互に事業を組み、進めていくことにしました。 ●去る4月16日・17日にギャラリーの企画展。「2億年の囁きを聴く」と題して、石の展示会

          花好きグランマの作品展

          閑馬の風アート館事業ままならず

          2021年3月23日の投稿を最後に、随分休んでしまいました。 時の流れが余りにも早いのに驚きながら、閑馬の風アート館の現在を書きます。 2020年11月25日に「閑馬の風アート館リニューアルオープンを目指して」を初投稿し、何とかコロナウイルス禍の中で、古民家ギャラリー&カフェの再開を目指してきましたが、なかなかコロナウイルスは収束せず、現在は新たな変異ウイルスに振り回されています。 国の小規模事業者支援補助金は3度も採択に漏れてしまいました。 非対面型の事業展開もならず、さて

          閑馬の風アート館事業ままならず

          里山賛歌~ハクモクレンと白蛇信仰~

           与謝野晶子の短歌「おほらかに此処を楽土となす如し白木蓮の高き一もと」    裏山の古木のハクモクレンが、満開です。最高の状態は3日ほど。丁度青空の下で撮影できました。  私の住む地は、弁財天信仰の地。庭の池を弁天池と名を付けています。  このハクモクレンを見ていると、白蛇が天に昇る姿を想像します。 #みんなでつくる春アルバム

          里山賛歌~ハクモクレンと白蛇信仰~

          里山賛歌~春の装い~

          秋から冬そして春へ。  水槽にモミジの葉が落ち、冬を経て春を迎えても、その姿をとどめています。  褐色に変色したモミジに春の装い施しました。 #みんなでつくる春アルバム

          里山賛歌~春の装い~