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二つの代償

人間皆、自分の思う様に生きたいと思っている。ああ、もっとお金を稼いで(儲けて)良い暮らしがしたい。ああ、早く出世して力(地位、名誉、権力)を持ちたい。ああ、早くこの苦しみ(痛み)から解放され、楽に生きたい。ああ、毎日楽しく笑って生きたい…。そう皆が思っている。なのにそうならないのはなぜか。それは二つの代償を払わずに、ただ俺が俺が、私が私がと我欲のまま生きているからだ。一つは、前世からの代償。この世に生を受けた時点で過去世での代償を背負って生まれてきているという真実がある。人間、これがあるから生まれながらにして不平等なのである。二つ目は、今も昔も、人間が生きるために必要なもの全てが既に用意されていて、それを誰もが無償で使わせてもらっていることに対する御礼と御直しをしてきたかという真実。少なくとも、この二つの代償が、払われていずに、我欲を押し通そうとしても、そうは問屋が卸さない。この代償をどう捉え、心して応じているのか、その心根に対し、評価が効いているということだ。即ち、自分の思う様に生きたいと思ってもそうならない根拠がそこにはあるということだ。そのことが腑に落ちれば、まずは先に代償を払うのが筋というもの。一つ目の過去世から背負う代償には、大きい小さいがあるから、ここで苦労の差が出てくるのは仕方の無いこと。あるいは、今世で大役を負うことを決めて生まれてきている人間は、尚のこと厳しい苦行が付いて廻るということ。そうして、自分自身のこと、周囲のことを捉えてみると、生き方が変わってくるはず。


そのことを肝に銘じ、自分自身の代償への向き合い方、取り組み方を今一度見直します。


有難う御座います

幸せを呼ぶそよ風チャリダー/サステナビリティイノベーティブコンサルタント。「感謝感動を世界に地球に」のカングロ代表、ザッポス研究会、イノベーションサロンZ、システムD研究会、サステナ塾、セブメディ創設者