カネザキユウタ@ものがたり作家

「ワクワク感」を取り戻す絵本、エッセイ、漫画など創作中! ▶ラジオ https://s…

カネザキユウタ@ものがたり作家

「ワクワク感」を取り戻す絵本、エッセイ、漫画など創作中! ▶ラジオ https://stand.fm/channels/5f9c2b50ae8f042997bc2a52 #チロ公#アル開発室#エンタメ研究所#吃音

マガジン

  • ファンクラブ抜粋記事

    ファンクラブ抜粋記事です。

  • 保育ド素人が放課後デイでバイトして「まほう」をもらった話。

    これは僕が子供たちからもらった、世界で最も尊い「たからもの」のお話。 2019年8月、アニメ映画監督に夢破れた僕は放課後等デイサービスでアルバイトを始める。自分に足りない何かを見つけるためだ。そこで僕は、7歳の少年と大親友になる。他者を妬み続けた僕にとっては、衝撃的な変化だった。しかし僕はとある問題により、子供たちを裏切ってしまう・・・。その後、守れなかった約束を果たすため僕はとても大胆な行動に出る。 発達障害、吃音、保育、労働環境、モラハラ、信じること、そして本当に大切なこと・・・。 本書は、たった3ヶ月しか働けなかった僕が、子供たちや自分自身と向き合いながら綴った勇気と奮闘の記録である。

  • 「心と生きる」人間ルポタージュ集

    吃音をはじめとする、他者には見えない様々な心の痛みを抱えて 生きる1人1人にスポットライトを当て、挫折や葛藤、成長などを 綴っていく。 あなたは1人かもしれないが、孤独ではない。 十人十色の人生から、エールを贈るノンフィクションルポタージュ。

最近の記事

  • 固定された記事

保育ド素人が児童福祉施設で働いて、大成功したあと大失敗した話。

僕と子供たちの 世界一小さいけど、世界一大切な 誰も知らないものがたり。 どうもです! 当記事に興味を持って頂き、本当にありがとうございます。 カネザキユウタと申します。 普段は重度訪問介護や、児童福祉施設で働いています。子どもたちに自作紙芝居の読み聞かせイベントを開催したり、漫画やイラスト、エッセイを書いたり、オンラインサロン等で交流会を開いたり、参加したりしています。 今回はみなさんに、とっても大切お話をさせてください。 みなさんにとって、自分はどんな人間ですか?

    • 【ものがたりの魔法とは?】クラナドが自分の原点な話。

      この記事は、ファンクラブに投稿された過去記事です。 【ものがたりの魔法とは?】 おはようございますー! クリスマスですね。いかがお過ごしでしょうか。 ここ北九州の日本時間も、無事24日を迎えました。が、相変わらず僕の時空がずれているのか 全く実感がない模様。僕のもとにサンタが来ない世界線に飛び込んでしまったようです。 そんなロンリーな今日は、息抜きで銭湯いった後、ファンクラブの紹介記事の制作(漫画入れる予定なのでもうちょっとかかりそうですっ) しようかしら。つけものの朝

      • つけものの朝「つけものの朝 朝がきらいな2児の母エミさんと、もじゃもじゃ幽霊の話。」

        この物語は「〜ここからはじまる笑顔の輪〜チロ公」を応援しています。 私がまだとても若くて、2児の母だったころのお話です。 今となっては遠い昔ですが、庭にいるたくさんのシロツメクサをながめていると、当時の涼しげな朝陽や風、桜や菜の花の鮮やかさ、6畳間のなつかしい匂い、子供たちのけらけらした笑い声、そして当時のきもちがありありとよみがえってきます。 一つ一つの思い出が、そのまっしろなお花のひとふさひとふさに、包みこまれているような気がします。今では楽しい思い出でいっぱい

        • まとめ

          以上が、誰も知らない僕のものがたり。ほんの一かけらのものがたり。 正直、傲慢の塊です。多方に大変な迷惑をかけてしまいました。もっと他の選択肢もあったんじゃないかと、悔やむこともあります。でも、限界までやり尽くしたことは確かです。 もっと強くならなきゃいけない。 成長しなければいけないと思いました。 人は環境によって、如何様にも変わってしまいます。 生きてる意味がないと思わせることもできれば、自分は大切なんだ!と思わせることも可能なはず。それは子供も大人も何ら変わらないで

        • 固定された記事

        保育ド素人が児童福祉施設で働いて、大成功したあと大失敗した話。

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        • ファンクラブ抜粋記事
          0本
        • 保育ド素人が放課後デイでバイトして「まほう」をもらった話。
          6本
        • 「心と生きる」人間ルポタージュ集
          4本

        記事

          4話「まほう」

          「もう会えない。」 そんな現実に気づいたのは、メールを送ってから約一週間後のことだった。 放デイをやめたあと、僕は狂ったようにいろんなことを始めた。 YouTubeに動画を色々投稿してみたり、ブログを一新したり、新しいブログを作ったり、アフェリエイト始めてみたり、スポーツジムに通い出したり。 思い返してみれば全部、現実逃避でしかない。 無理だと思った。 俺は人間社会に向いてないと思った。 迷惑かけてしまうと思った。 僕は一人で生きると決めた。 もう保育なんて絶

          3話「突然のわかれ」

          最後の約束をよく覚えている。 「来週、僕のともだちを紹介するね!」 帰り際、僕は恐竜のぬいぐるみをチラ見せしてそう言った。 先週コウタ君が、家族である白い恐竜のぬいぐるみを僕に見せてくれたから。 何かお返しをしたかった。 コウタ君は、僕と両手を繋いで「うん!」と満足げに頷いた。 でもそれは結局、叶うことは無かった。 それは放デイに勤務して2ヶ月をすぎた、雨の日だった。 時刻は11時過ぎ。12時が出勤時間なのに、体が重くて動かない。 世界がよどんだ灰色に見えた。 行

          2話「親友になったコウタ君」

          バイト初日はどうなるかと、火に飛び込む覚悟でのぞんだ。 だけど子供達は僕を温かく迎えてくれて、心底ホッとした。 僕の仕事内容はあってないようなものだ。12時に出勤して、子供達が送迎から帰ってくるまで掃除や下準備など。15時くらいに子供達が集まってからは嵐のように時間が過ぎる。 そして17時にみんな車に乗せられ帰る。バイトの僕もその時帰る。 多分これはどの施設もあるあるだろう。検温して、宿題見ながら連絡帳書いて。一緒に遊んで見守って。これじゃあ、療育の「り」の字も無いなと正

          2話「親友になったコウタ君」

          1話「放課後等デイサービス始める」

          僕は2020年11月ごろに、放課後等デイサービスを突然辞めた。 お別れもできず。約束も守ることができず。 なぜそんなことになったのだろうか。 思い返せばすべてのはじまりは、3ヶ月前のあの日だった。 「このままじゃ終わる。」 7月の初夏、僕は布団の中で1人絶望していた。 当時の僕は、アニメ映画監督を目指して何年も活動していた。だけどもう満身創痍。 体に大穴が空いたような謎の孤独感、恐怖感、空虚感に襲われ、何を描いても記号になった。 絵の技術ではない。 根本的に、

          1話「放課後等デイサービス始める」

          生協配達員のハヤテさんと吃音

          今回取材させて頂いたのは、筆者も所属している吃音自助LINEサークル「FOX」代表であるハヤテさんだ。 妻子と吃音を持つ彼は、生協で配達や営業の仕事に従事する傍ら、吃音に悩む方のためツイッターでの情報発信、サークル内での定例会、食事会などを開催している。(参加希望の方は、はやて@サークルFOXまで!) 精力的に活動する彼を初めて知った時私は、非常に前向きで特別な意思や経験があるのだろうと構えていた。しかし彼の事を知れば知るほど、特別なモノなど何も無く、自分と同じ吃音や辛い

          生協配達員のハヤテさんと吃音

          はじめに

          皆さん初めまして。鐘崎裕太です。 漫画家やアニメ、ルポ作家しています。また、吃音やHSP、ADHD等の傾向あります。 このマガジンでは、様々な心や体の悩みを抱えている方取材して、どのように向き合って現在があるのか、ルポタージュとしてまとめさせて頂こうと思います! ・様々な人生を追体験することで、自分自身の人生の見方が変わった! ・自分と全く違う生き方を知ることで、世界が広がった! ・自分と同じ悩みを抱えている人がいて心が軽くなった! 等々、今を生きているあなた自身や世界

          老人ホーム介護職員ヒダカさんと吃音

          快活で明朗な言葉遣いが特徴的なヒダカさんは現在、特別養護老人ホームで介護職員をしている。また宮崎県の言友会「わ」の会長だ。 個人的な話、鹿児島に住むいとこを思い出すのか、彼の宮崎県の訛りには妙な懐かしさを感じる。 そんな彼のイメージは、とにかく「多動」だ。吃音がありながらも、軽音楽や演劇、ダンスなど様々な表現に力を注いできた。 また全国の小中学校職員へ、吃音の理解を促すためのパンフレットを配りたいとも仰っていた。 今でこそ行動力のあるヒダカさんだが、様々な表現の面白さに気づ

          老人ホーム介護職員ヒダカさんと吃音

          著者の鐘崎裕太と吃音

          ※知人が僕をインタビューして頂いた時のルポです。 アニメーション映画を作りたいという今回の協力者。 母子家庭で育ったのだが、協力者が言語障害を持っていることが関係してコミュニケーションがうまく取れず、仲は良くなかったのだそう。 母親は仕事で忙しく、小学生の時は家に帰ってもやることがなかった協力者は唯一買ってもらった漫画『ブリーチ』の一巻をずっと読んでいて、そのうち模写するようになっていた。 絵を描くことで現実逃避をしていた少年時代だったという。 当時何があったのかその