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骨折日記『カーテン奥の懲りない面々』

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モルックという、老若男女に楽しまれるスポーツで開始10分後に骨折&入院した破天荒な日々を綴った日記です
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#日記

#8 白飯で号泣/骨折入院の食生活

#8 白飯で号泣/骨折入院の食生活

さて、同室の『カーテン奥の懲りない面々』のメンバー
ザギン・ゆきこ・カウントダウン・オムライス…などの個性的メンバーはもちろん、忘れてはいけないメンバーがいる。それは私自身だ。

※メンバー紹介&ネーミング理由はこちら参照

誰よりも得体の知れない患者は私なのかも知れない。
ある日、唯一この大部屋で普通の会話ができるお婆ちゃん患者の方に

『アナタはオリンピック選手か何かなんでしょ?』

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#5 理学療法士の励ましは『あしたのジョー』

#5 理学療法士の励ましは『あしたのジョー』

👨理学療法士「おはようございますううう❗️今日もねぇええ❗️
あーるーくっ練習しましょうねえええ‼️」
毎朝、理学療法士さんが来て歩行器で『立つ』『歩く』などの動作練習をする。
カーテン奥の懲りない面々は、私以外全員耳が遠いため、話す方も爆音量で話しかける。必然的に私にもカーテン越しにその会話が聞こえるのだ。

※実際にはカーテン奥で起こった事件のため見ていないが、きっとこのケチャップが壮絶なこ

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#4 骨折・カーテン奥の懲りない面々/メンバー紹介!

#4 骨折・カーテン奥の懲りない面々/メンバー紹介!

そんなわけで入院生活が幕を切った訳だが、運ばれ手術したこの病院の患者は高齢者が多く、その為、認知症の患者さんも多い。私が日々奮闘してるのは、大部屋で一緒になった【カーテン奥の懲りない面々】だ。

術後、大部屋に移動したがほとんどが認知症の方で
初日に開口一番、看護師さんが
「あー…西村さん、このお部屋来ちゃったかー…」
この病院の中で1番のラスボスたちが集まる最強軍団の部屋らしい。

え…

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#3 悲しみの診断→左足首/脛骨・腓骨骨折

#3 悲しみの診断→左足首/脛骨・腓骨骨折

■2020/1/22(水)

・20:35 救急隊とモルック説明合戦

救急車の車内では救急隊員に
『いつ』『どこで』
『なんで怪我したか』『倒れた時の状況』
『頭を打っていないか』
などが丁寧に聞かれる。

😱私「あの公園で、モルック、というスポーツをやっていて」

🚑救急隊「…モルック⁉︎」

😱私「フィンランドのぉ〜スポーツで…」

🚑救急隊「フィンランド⁉︎ ??」

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#1 たぶん世界一安全なスポーツで骨折をした

#1 たぶん世界一安全なスポーツで骨折をした

■2020年1/22(水)

「なんかな〜…」年末から年始にかけて昨今の『働き方改革』の波は、私のようなフリーランスには時間を持て余す地味な日々で、こんなため息のような独り言を12月末から繰り返していた。
iPhoneのメモ機能にちょっとした『やりたい事、目標』を書き連ね、起床と共に目を通す。そうすることで、モチベーションを維持し、次の仕事に向けたイメトレをする。この日の朝もそこに目を通したことで

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