研究さぷり009:学び続ける


こんにちは,かなみんです.

研究を始めたばかりの学生さんたちによくあるのですが,

教科書や論文に書いてあることを鵜呑みにして,

書いてあることが全て正しいと思ってしまう.


特に研究してるわけじゃないよって人も,

教科書で学んだことに間違いがあるなんて,

思ってもみない人が多い気がします.


もちろん,大部分は正しいですよ!

教科書には,ある程度正しい,確からしい

と考えられていることがまとめられているのですから.

(間違ってることだらけだったら,何を信用していいことやら…)


でも,

教科書に書いてあることは,現時点では正しいと考えられているけれど,

もしかすると今後書き換わる可能性もある,

ということは多くの人に知ってほしいと思います.


100%正しい保証なんてどこにもない!!

ってことです.


じゃぁ,どうしたら良いんだ!って思う気持ちも分かりますよ.

たしかに,全てに疑いの目を向けていたら,キリがありません.


私が言いたいのは,

教科書や論文で述べられていることは,

現時点では正しいと思われている,

という前提があることを心に留めておいてほしい,

ということであって,

すべてを疑ってかかれ!と言っているわけではありません.


一方で,逆に,

「常識を疑え!」

と言われることもありますよね.


これだって,簡単じゃありません.


たとえば,研究し始めたばかりの頃って,

何が当たり前のことなのか分からなくないですか?

どんな分野でも,本を読んだり,論文を読んで,

色んなところから情報収集していく中で,

当たり前と考えられている部分が分かってくると思います.


つまり,常識って,

ある程度の知識がないと分からないことになります.


常識を疑うときには,

さらに他の分野での常識を知っていないと,

あれ?これってなんか変じゃない?

ってなかなか気付かない.

そうなると,結局色んな知識が必要になるし,

猛勉強しなきゃいけないんです.


詰め込み型の教育はいけないとか,

色々言われてきたけれど,

結局,考えるためには,ベースとなる知識が無くてはならないし,

ある程度の詰め込みはどうやったって必要になるんです.


もちろん知識を得るのは,教科書でなくても構いません.

人に教えてもらうことでも,知識は得られます.

最近だったら,ググったり,wikipediaからも

ある程度情報収集はできます.

行動して,その結果から何かを学ぶことだって,

一つの情報を得る手段であり,学ぶ手段です.


色んな方法があるけれど,

何にしても,とにかく勉強,勉強,勉強.


なにも東大とか京大とか,すごい大学に行かなくたって,

別に構わないけれど,

ずっとずっと継続して勉強する必要はある.


どれだけ学んでも,分からないことだらけ.

だけど,学ばないと分からない.


色んなことを学んで,タネをまいておいて,

いつしかポッと芽が出る感じ.


今は効率的な学び方とか,色々調べたら出てくるけど,

それでもなお,学びって時間のかかるステップだと思います.

だからこそ,コツコツ継続してやっておくことが大事なのかもしれませんが…


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