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Sequel - 8 January 2023 Summary

これまで、A sequel to the story: 後日談ってタイトルで書いた記事の後日談を書いていたんですけど、ここに今年からは、月末、1ヶ月の最後の記事として、後日談、読書・映画録も含んだその月を振り返る的な記事なぞを書きいきたい。

My January:私の動向。

人生において、最もクソだったと断言できる年始。2023年、コロナで始まる。

12月31日に発熱してから、1月9日まで高熱続き。そこから1週間は微熱とひたすら続く倦怠感地獄。やっと治ったぞい、と思っていたら1月14日から1月19日まで喘息三昧。仕事復帰が16日で、オフィス出勤は24日から。始まったと思ったら、終わってた1月

1月ハイライト:鳥、侵入。2023年初泣き。

経緯をご説明いたしたい。朝、夫アルゴを送り出した後、2階へあがった。書斎に行く前にトイレ、と思って2階トイレ(寝室と続いている)へ行くと、シャワーカーテンのロッドに鳥が止まってぴよぴよ。

んぎゃぁぁぁ」と叫んで慌ててドアを閉めた。

寝室かよぉ、まじ勘弁、と言いながら書斎へ行くと「ぎゃぁぁぁぁ」鳥が!おるやないの!!!!

なんでなんでなんでなんでなんでぇぇぇぇ。寝室に閉じ込めたじゃん?何、影分身の術?NARUTO?(←混乱しすぎてバグった)と思い、また寝室へと戻ると「ぎゃぁぁぁぁ」まだおる!!!!

まさかの鳥、二羽、同時侵入。

テンパりすぎて涙がでる。そして犬たちよ、普段、リスだのうさぎだのみてわんわんうるっせぇのに、何?震えてカウチの裏に隠れるまめ、ひゃんひゃん言いながら私の足にしがみつく大五郎、フリーズでテーブルの下で固まるリンゴ犬。狩猟犬のはずやんなぁ、ヨーキー!(ネズミを取るための犬として開発されたのだ)

侵入経路は、屋根裏かと思われる。雑な見取り図(下)このグレイの箇所は屋根裏。3畳ほどの小さな部屋というか、スペースがあり、その横は屋根裏(グレイ部分)

うち、二階部分の雑な見取り図。

とりあえず、パソコンのみ書斎から救出。2階のドアはどちらも閉め、階下で仕事。5時に帰宅した夫により1羽は外に出されたが、もう1羽はクローゼットに入り込んでしまい、一晩中、窓を全開していた結果(その夜は客室で寝た)翌朝、お帰りになる姿を目撃し、事件終了。

私の1月まとめ: くそやな!

Dogs' January:犬たちの動向。

療養中の私にずっとべったり。2022年に最後にオフィス出勤だったのが12/15だったから1ヶ月以上、日々、私にべったり。1月後半からの私のオフィス出勤は、リンゴ犬にとっては最大の悲しみであったらしく、しばらくお腹をくだしていた。本当に繊細で腹の弱い犬である。

リンゴ犬。さんぽをぉ、しょもうしているのだがぁぁぁ。(ここ数日、毎日、「散歩いく?」という言葉のあとに写真をとっているのだが毎日、全く同じように写る)

体調が悪いのと、天候のせいで散歩はほぼほぼリンゴ犬のみ連れて行ったせいか(リンゴ犬は散歩をしないとうんこができない)大五郎が外ではブイブイ言わせる悪五郎に戻りつつあるので散歩とトレーニングを再開させたい。家の中ではSweet Boyだというのに、外にでると、おれはやるぜ!やってやるぜ!という感じでシェパード、グレートデンといったくっそでかい犬たちにも吠えまくる悪五郎さんなのである。

おもちゃの綿抜き職人。現行犯。おれぇ、みつかっちまたぜぇ、しまったぜぇ、みたいな顔をしている大五郎。
まめこさんは通常営業。今日もかわいくマイペース。ただし、冬毛なのかなんか知らんがやたらと肥えて見える
1月23日。大雪警報の日、別ショット。ここはよくまめがおやつを隠すスポットなので庭に出すと皆、まずここに集いおやつを探す。凍った人参を大五郎がぼりぼり食べていた時は、は?!と心底驚いたが、まめが外に隠していたらしい。おやつ、隠すのはいいけど大抵、大五郎に横取りされているまめこさん。


Algo's January:夫アルゴの動向。

ここ数日は、特に何も言わずとも就寝時間になるとリンゴ犬と大五郎を伴い自ら進んで階下の客室へと向かう。お陰で私も日に5時間ほど、ぶっ通しで眠っている。寝室を別にして寝る、良きアイディアである。もちろん夫アルゴは毎晩、快眠安眠のご様子。2階寝室まで響きわたるいびきである。

「いぬどろぼう」のつぶやき。送られてきた画像は、このように動く。

夫いわく「あんたに似てるものを探すのに苦労した」とのこと。


Reading Records:今月読んだ本まとめ。

1月読書記録と感想。今月は5冊。1ヶ月に7冊は読みたいのだが、今月は体調不良のせいもあり目標以下。漫画と仕事の文献含んだら余裕で7冊超えるが、ここでいう7冊はあくまで趣味で読むもの。

犬記事で触れた作品。
 🕮 What a Difference a Dog Makes: Big Lessons on Life, Love and Healing from a Small Pooch Kindle Edition (2010)Dana Jennings
✍️ Comments:犬エッセイ、ほっこり、じんわり、ほろり涙。犬との毎日、何気ない日常を綴ったエッセイ。犬は良きものです。あと読みやすい英語なので英語のお勉強されている人にも良きかと思う。

🕮 アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」電子版(2015)中川裕/野田サトル
✍️ Comments:ゴールデンカムイのアイヌ語監修者による公式解説本。コロナで寝ている間、アニメを流しっぱなしにしていた。で、たまたま電子書籍の広告で見たので読んでみた。確かにこれを読んだら原作が100倍おもしろくなる。アニメ・漫画の解説本ではあるが、アイヌ文化を学ぶ良きテキストであると思う。Ritual(祭祀)の古典的4つの区分である魔術行為、宗教行為、実質的または構成的儀式、および事実的儀式のすべてがブレンドされている。indigenous beliefs (土着信仰)の定義である a “way of life” and “way of knowing” (or worldview) that was centered on a relationship with the Creator, the land and “all our relations.” ものすごく的確に体現している文化であると思う。今後はアイヌに関する別の文献やAmerican native Indian、沖縄の宗教・信仰、などを含むindigenous beliefs についての文献を再読もしくは新たに読んでいきたい。

🕮 ジヴェルニーの食卓(文庫版2015)原田マハ
✍️ Comments:4作を納めた短編集。語り手(女性主人公たち)が語りや手紙形式などで、マティス、ドガ、セザンヌ、モネの絵画作品と、その背景や人との関わり合いを描く話。「うつくしい墓」にあるマティスとピカソの交流の話が1番好み。フィクションなのだけどフィクションなのか、ノンフィクションなのかと考え込んでしまう。絵画と文字の融合。融合したからこそ浮かぶ鮮やかな色彩。作品を読みつつ、ついつい絵画やその画家、当時の歴史背景などをについて調べてしまうので読むのに思いの外、時間がかかってしまった。

それにしてもこのジヴェルニーの食卓、なんで我が家にあったのか。自分で買った覚えはないので、日本に帰国したり、よその州に引っ越しした日本人の方から頂いたのであろう。去年行ったゴッホのバーチャルリアリティ展示会で絵画をもっと知りたいなぁなどと思っているので、来月はゴッホのことを書いた「たゆたえども沈まぬ」を読む予定。

🕮 酔って候(文庫版 1975)司馬遼太郎
✍️ Comments:再読、どころか手元にある文庫本はもうぼろっぼろ。多分30回は読んでいると思う。私の中の司馬遼太郎好き作品の上位ランク。ゆきじのすけさんが書いてらした幕末の話【幕末をしゃべる時】が1月で終了。ゆきじのすけさんの軽快で読みやすい幕末のお話は、読んでいて新たに学ぶことも多かったのだけど、そちらの記事を拝読していて思い出して読み返した短編集。

土佐の山内容堂を描く「酔って候」、薩摩の島津久光の「きつね馬」、宇和島の伊達宗城の「伊達の黒船」、鍋島閑叟の「肥前の妖怪」と、四人の大名をネタに広げられる幕末の短編4話。容堂はすごい。めちゃくちゃでテキトーで周りを振り回しまくるおっさんで好きすぎ。容堂氏に似た感じで好きな歴史上の人物は、茶釜自爆をしでかした松永久秀。すがすがしいクズっぷりが気になってしょうがない。こういうむちゃくちゃなおっさんカテゴリーな歴史上の人物には大層、興味を惹かれます。

🕮 クアトロ・ラガッツィ 上 天正少年使節と世界帝国 ( 文庫版2008)若桑みどり。 
✍️ Comments:こちらも再読。ただし、上記の司馬作品のように気軽な感じで読める文体でもボリュームでもないので、再読は文字通りの"2度目"の本作。気持ち的に、よぉし!歴史のお勉強するぞぅ!といった気合が必要になる天正少年使節の四少年(クアトロ・ラガッツィ)の話。戦国末期の日本と帝国化する世界との邂逅を緻密に描いた作品。こちらは歴女クールな千世さんのNoteで宣教師・ルイスフロイスのお名前を拝見して、ちょっと腰を据えて再読しよう、ということで上巻のみ1月中にギリギリ読破。上巻は576ページ。結構なボリューム。下巻は2月に!


Movie Records:今月観た映画まとめ。

Netflixで実写版の「舞妓さんちのまかないさん」及び、アニメ「Monster」(古いアニメなのに何故か今になって唐突にアップされている)あと韓国ドラマ「The Glory」に熱中。邪道とよく言われるが、韓国ドラマは日本語、もしくは英語吹き替えで見る。さらに、別のストリーミングでBMF (Black Mafia Family) とSnowfall いうギャングドラマの新シリーズが始まったので、映画は1本しか見ていない。

📽️ The Menu 
✍️ Comments:Netflixでやっていたチェスのドラマに出ていた女優さんがヒロインのサスペンス映画。特別に招待された人たちがものすごく高額なお金を払って孤島のレストランで選ばれた食事をする、という話。サイコホラー、サスペンス系の映画でありつつ、「グルメ」「権威」「Richness」「セレブ」そんな昨今のメディアやネットを支えているといっても過言ではないトピックや人々を痛烈に批判している作品(だ、と私は思う)じわじわと、ぞわぞわがやってきて、ギャー!というわかりやすいサスペンスの流れも良きだが、中盤と終盤で展開される超高級レストランに招かざる客としてやってきた女主人公とサイコでしかない一流シェフのやりとりが圧巻。

何事も初心が大事。それが職業であるならなおのこと。サイコなシェフの気持ちもなんとなくわかる。映画の中身とは少しズレるが、料理、食事ってのは日常になくてはならないものなのに、付随する感情、状況、背景、人間模様。そんな様々なエレメントの一つ、一つがドラマだと思う。だから私は様々なエレメントが絡み合った料理が好きで、料理に関する作品、物語がとても好きなのだと思う。


Overall Summary of January:1月のまとめ。

平たくいって完全にコロナに負けたクソOFクソな日々。それが1月であったが、作家 Irene Nemirovsky イレーヌ・ネミロフスキー(現在のウクライナに生まれ、フランスで活動した小説家、ホロコースト犠牲者)は言っている。

After the calm comes the storm; it starts out slowly, reaches its peak, then it's over and other periods of calm, some longer, some shorter, come along. 
静寂の後には嵐がやってくる。 それはゆっくりと始まり、ピークに達し、それから終わり、別の穏やかな期間が続きます。

Irene Nemirovsky

この言葉を胸に2月は楽しく、愉快に、健康に過ごしたいものです。あ、あと、イレーヌ・ネミロフスキーの言葉だけでなく、友人が教えてくれたゲッターズ飯田氏(五星三心占星術の人)の占いもかなり良きなので未来は明るいと信じよう。うむ。このゲッターズ飯田氏についてはまた暑苦しく記事を書く予定である。

おわり。



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