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光と闇の狭間で紡がれる魂の旅路~魂の生存戦略プログラム ストーリーチャレンジ③

幼き日の私は、
まさに現実という名の荒波に
翻弄される小舟のようだった。

しかし、本の世界目に見えないエネルギーの世界は、
私を優しく包み込む港となり、
そこで私は魂の「楽しみ」
を見出した。

筆者の想いの詰まった物語の主人公たちと喜びを分かち、
涙を流し、
その姿に自らを重ね合わせる中で、
私は自身の心の深淵を覗き込む勇気を得たのだ。 


本を読むことは、私にとって生命の糧となった。

物語の世界で得た叡智の光は、
現実という名の暗闇を照らし、
困難という名の巨人に立ち向かう勇気を与えてくれた。

そして、いつしかこう思うようになった。

「チカラでは私は父には、勝つことができない。大工の父に腕力でかつのは到底無理。少年探偵団のように、彼らもまた大人に負けないために、考えることをやめなかった。なら、私も、知恵や頭で勝てるように賢くなろう」

と。


そして、

一冊、また一冊と本を読み進めるごとに、
私の心の傷は少しずつ癒やしがすすんだように見えた。

しかし、
私の魂の深淵には、
まだ言葉にできぬ闇が潜んでいた。

父の暴力が刻んだ憎しみの烙印、
そして愛を求めてもがく魂の叫び。

その繰り返し。

本による癒やしがすすめば、父の暴力、意味不明な暴言、母の叫び声でまた引き戻される無間地獄

自身の深い闇と向き合うため、私は一人部屋に引きこもり、父に目につけれられないように、静かに本の世界に没頭する。
これも、現実逃避といえる所業だったかもしれない


それでも、それをすることだけが唯一子どもだった私ができる生命本能の維持、「安心安全の確保」だった


精一杯、私の魂は生きたいと願っていたのだろう…

そんな私に、運命の糸に導かれるように、学校で作文の課題が下された。

小六か小五だったろうか。

自室で何を書けばいいのか迷っていたときに、
一冊のレンタル漫画本を読んでいた。

そこには、親の期待と依存についてかかれていた。

その瞬間、私の心は激しく波打った。


ペンを握る手が震えるのを感じながら、

私は魂の奥底から湧き上がる言葉の洪水を、
白い紙面へと解き放った。


…ああ、そっか。優等生を外では演じていたけど、本当はしんどかったんだな、私…

一文字一文字に、
ふつうのお父さんのように認められたかった、
母のように、私を救世主として、
たくさん期待されて、母にヒーローとして扱われ
子どものうちから母に自立を促され
子供心にしんどかった想いを連ねた


現実という名の荊の道で味わった苦悶と心の叫びが、血のように滲み出ていく

それは、

まるで私の心の深淵から紡ぎ出される魂の告白のよう…

作文を読み返した瞬間、
私の内なる怒りがふつふつとわいてきた


「神様がいるなら、この現実どうにかしてよ!!(努)助けてよ!!」

そんなことを叫んでも
神という存在が何かをするわけではなかった。

そんなことを思う度に、私はひとりぼっちなんだ。自分でなんとかするしかないんだ、とそんな想いにとらわれていった。

本当は、親にただ甘えたい、ただの一人の子どもだったのに…

そんな想いが作文にのったからか、クラス満場一致で、市内の学校での作文の発表会に私が選ばれ、心が躍った。

ただ、目立てば目立つほど、
特定の女子からの嫌がらせも、ひどくなっていった。

特に喧嘩になった生徒同士だと、
先に泣いた方が勝ち、
という謎の暗黙のルールがあった。

最初のうちは私もこんなやつら相手に泣くのは、
「負けでみっともない」と思っていた頃もあった。

だけど途中から、
被害者ポジションのうまみに気づき、
仲がよかった女子と、先に泣いたもの勝ち、というゲームをしてお互いに泣く練習をしたこともあった

そんなある日

担任の先生に、すべて見透かしているように
心臓をわしづかみされるようなことを言ってきた。

「被害者面をするな」

先生の眼差しは、私の魂の深奥まで見通しているかのようだった。

「被害者面をしてても、自分がつらくなるだけだからやめろ」

先生の声は、力強く響いた。

子どもの時の私は、先生が当時何をいってるのかわからなかった。

ただ、私の魂の叫びが届いていないんだ、と思い違いをしてしまった

「つらくてつらくて仕ないのに…!!」

先生に注意されて「この先生はわかってくれないんだ」と感じた私は、
表面上は優等生を演じつつ、卒業まで内面は反発をしていた

先生の言葉は、
いつまでも私の心に刺さったままのナイフのようだった。

感情の扉を堅く塞いでた私にとっては、
そのナイフがあったからこそ、
感情を感じられた

しかしながら当時は気づけないまま中学を迎える…


それが、あらたな地獄への誘いともわからずに



そして中学にあがる前には、

当時の学年1の生理の早さに応じて胸の膨らみも気になり出し、

男子生徒の目線が異常に気になり出し、

いろいろな意味で恥じらいを覚えていった


ただ唯一ありがたかったのは、生理の年を迎えた小3時の時に、今でも続く友人のSに出会えたことだった

小学校という小さな社会で、友人がいてくれることは私の心 
に安らぎをもたらす清涼剤となった


しかし、家庭という名の嵐の中心では、
依然として激しい風が吹き荒れ続けた

そんなある日、事件は起こった

父が正気を失ったのだ

普段、酒を浴びるようにのみ、
機嫌が悪ければ、人を殴って自身の憤懣(ふんまん)を発散させていた

その憤懣の矛先が、大人の準備にはいりつつある身体を持つ私に向いた

血走る目
荒い鼻息
顔面紅潮

そう、父に組みしだかれ襲われかけたのだ…

母が身を挺して隙を作ってくれたおかげで、

ベランダから飛び降り、逃げたものの

私は恐ろしさで、放尿したのだった

恐ろしさに、身体の震えも止まらなかった


それでも、万が一にも父が追いかけてきたら、どうしよう。

子供心にみつかりたくない一心で

マンションのゴミ捨て場の中に隠れて父が寝付くのを待った

その日を境に、私の心の城壁は、特に男性に対してよりより強固になっていった。

こんなにみじめで大変なのに、
誰も助けてくれない…

子どもが孤独を感じ、男性不信になるには十分すぎる出来事だった。


本来なら
親に大事にされ認められ、

愛されるのは大地に降り注ぐ慈雨のようなもの。

そんな中で言葉の花が咲き、

笑顔の実がなり、

子どもの心の庭は少しずつ豊かになっていくもの。

そんな庭園は、父の暴挙によって
一瞬で凍り付く、永久凍土の世界へと変わってしまった
 

つらさやみじめさによる

心の凍てつきは

ドス黒い恨みに変わる

完全なブラックエンジン…


私の中に眠る純粋なありのままの、
充足を知るもう一人の私の魂は
心の凍てつきという永久凍土に封印された

光と闇のコントラストの狭間で
ただ生き延びるために…

封印される前に、
魂は言い残してくれてたのかもしれない

「充足のわたしは、ちゃんと目覚めるから安心して」

欠落は埋められる
そして欠落は強みとなる

それを、本当の私は知っていたのかもしれない、
大人になり、学びを深めた今はそう思います…

ヒールドヒーラー深層心理解説:私のACの形を書きました。親の期待に答えようとする優等生でかつ、父の目につかないようにするいない子タイプでした。ですが、どんなACの形であっても、私たちは、奥底で、親に承認されたい、愛されたい思いがあります。この欲求が親から幼少期に関わった人たちからもらえなかった場合、心の飢餓状態、つまり不足感につながっていきます。まずは不足感を感じる未成熟な自分を自分で受け入れていくことが大事です。


ワーク:自分の長所と短所を書き出してください。(3つずつ)
余裕のある人はそれを眺めてみて、その長所や短所は、親兄弟にあてはまるかどうかも、チェックしてみてください。

無理なら無理にされなくて大丈夫です。
できることからやってみてください。

信じられないかもしれないけれど、
心の飢餓状態は、自分で満たすことができます

ヒールドヒーラーより愛と感謝を込めて

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