【自分を責めてしまう人へ】この記事で「劣等感」をスッキリ晴らします
ぼくたちの多くは、人間関係でいろいろな悩みをもっています。
生きていくにあたっては、他人との比較は避けられません。
そして他者と比較するときには『自分が他人よりも優れている点』に目がいくことはなかなか無く
大抵は、
『他人よりも自分が劣っている点、ダメな点』に目がいってしまいます。
ミスが多い、コミュニケーション能力が低い、先延ばしにしてしまう、年収が低い、仕事ができない、など挙げればキリがありません。
そんなとき、心の中で言います。
こう心の中で劣等感を感じる人は少なくないでしょう。
ぼくの身近にやらなければいけないことを先延ばしにしてしまったり、ミスが多かったりで劣等感を感じている友人がいます。
彼はそんな自分を「無能」とし、自分は何をやってもダメだというレベルまで考えるようになっています。
実際にこういった人物は現代社会では責められる立場にあり、頻繁に責められることによって自分の存在価値を否定して、
「もう自分なんてどうでもいいや」
と考えて諦めてしまったりします。
でも、ちょっと待ってください。
本当に彼はダメな人間なのでしょうか?
・・・
そもそも価値ある人間とは何でしょう。価値のない人間とは何でしょう。
価値ある人間はビジネスや科学研究で大きな成功を収めた人でしょうか?
反対に価値のない人間は、仕事ができなかったり、そもそも仕事をしていなかったりする人でしょうか。
答えは簡単です。
どちらの人間も存在しない、です。
こういった価値観というのは人間が作った社会のルールが決めているだけで、絶対的なものではありません。
国ごと、時代ごとに全く異なるものです。
ぼくたちは生まれた時から日本という社会システムの中で生きています。
そのシステムの中で正しいこと、悪いことを学んでいきます。
日本の場合だと、『他人と同じでなければならない』というルールが根底にあります。
このルールによって、周囲から冷たい目で見られることは何度も経験したことがあるでしょう。
それは決して、『人命を脅かしたりする』ような悪いことをしようとしているものではなくて、
『個人の夢』を叶えるための素敵なものだとしてもです。
そして、周囲と異なることをした人は日本の社会に責められ、
「日本こそが世界のすべてである」と思ってしまっていることで、自分が世界から責められたような気分になります。
アメリカなどでは反対に人よりも突出することを賞賛する価値観があります。
どちらの価値観が良いとか悪いとかでは無く、
世界にはいろいろな価値観があり、絶対的に正しい個人のあり方、絶対的に悪い個人のあり方というものはなく、それぞれです。
たった一つの価値観で自分を貶める必要はありません。
例えば、大手のIT企業を創業して成功したビジネスマンというのは、日本で暮らす多くの人にとっては、まさしく価値ある人間像にぴったりでしょう。
しかし、そんな方でもアフリカ諸国のどこかの部族に生まれていたら、彼の他人からの評価は、そのレベルまでいかないでしょう。
・・・
みんな世界には色々な国があるとは理解しています。
それでも、決められた価値観から抜け出すのは難しいことだと実感させられます。
日本には一定数、学校内の『いじめ』によって命を落とす人が毎年います。
そのニュースを見たときに、
「なんで自殺なんてしたんだろう。世の中広いんだから、命を落とさない方法なんて色々あるじゃん。」
と過去にそう考えてしまうことがありました。
けど子供にとっては、
学校こそが世界の全てであり、いじめなどによって他人に否定される立場になってしまうのは、世界に自分の存在が否定されてしまうように感じるのです。
社会人にとっては会社がそうでしょう。
本当は決して存在価値が無いというわけではないのに、自分の所属する小さなコミュニティに追い込まれて、自分をそう決めつけてしまう。
でも、先延ばしをしてしまう性格だからって、多少ミスをしてしまう性格だからって自分を過度に責める必要なんてないんです。
他の悩みを持つ人もそうです。
社会の価値観というのは物理法則とかの絶対的なものではなく、常に変化していき、現在の日本の価値観、特に仕事におけるマナーや取り組み方などここ数十年で作られたものも多いです。
ですので仕事で上手くいかなくて、自分が他者よりも下に感じて情けなくて情けなくて、
「自分はどうせダメなんだ」なんて思う必要はないんです。
それは偉い人が上手く統率するにあたって作ったルールです。価値観です。
何度も言いますが、
普遍的でも、絶対的なものでもありません。
別のコミュニティに所属すれば反対に評価が高い人材になる可能性なんていくらでもあります。
こういった悩みを持つ人は狭い世界の中で自分の価値を決めないでくださいね。
それは自分に対する侮辱ですよ。
といっても、ぼくも失敗をして罪悪感に苛まされることなんてしょっちゅうです。
だから、一緒に頑張りましょう。
お互いに意見を語り合えるnoteを通じて。
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