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自分のキャッチコピー、言えますか?

今日は、私が普段インターンシップで
学生に向けてお話ししている内容を書いてみたいと思います。

インターンシップでは超絶楽しめる内容を
ふんだんに詰め込んで6時間爆走させますが、
その中に「自分の強みを理解する」コンテンツがあります。

「自分の強み・弱み」を深堀りするための内容ですが、
参加者すべてが自分を客観的に見つめることが出来ているか
と言われるとそうでもありません。

なかなか書き出せない学生もいますから。
恐らく『あなたの強みはなんですか?』と問われても
すんなりと答えられるとは限らないんですよね。

その理由として考えられるのは、
(1) 難しく考えすぎる
(2) 相手ウケが良さそうなことを追求しすぎる
(3) 自分の強みを理解できていない

こんなところでしょうか。


特に先に挙げた(1)(2)の理由。
これらに陥る背景は容易に想像できます。

なぜなら、学生の視点に立てばインターンシップは就活の一環です。
となれば、少しでも周囲と一線を画す存在を示したくもなり、
足跡を残したいとの焦燥に駆られてしまいます。

背伸びしちゃうんですよね。
私も同じ年頃ならば同じようにしていたと思いますし。
しかし、そこで求めていることは全く違います。

私が知りたいと思っているのは、
<素直に自分を見つめて、飾らない部分を見たい>ってところです。
まずはそれをアウトプットしてから。
どのように装飾するかはその後の話です。

『自分はどのような人物か?』

『周囲から評価される自分はどのようなものか?』

『誰にも負けないと思える”何か”があるか?』

こんなところをまずは考え抜いて導き出してほしいと思っています。
ただ、このステップに苦しむ学生もいます。
それが理由の(3)に当てはまる場合です。

強みは何か?と考え抜くも、
なかなか書き出すことができません。

しかし、そのように足踏みしている学生であっても
客観的に見れば強みは必ず存在します。

しかし、自分自身がそれに気づいていない場合もあれば、
自信が無くてそれを強みと理解できていない場合もあります。
これはもったいないですよね。

だからこそ、そんなマインドを持っている学生には
例え精神的ストレスを感じようとも、
このプロセスに向き合ってほしい。

そのような思いを持って私は臨んでいるんです。

自分を客観視することに慣れていない場合は、
このプロセスは本当にしんどいと思います。
しかし、やってみなければ気づけないですし
自分を知る機会がやってくることもありません。

幸い私がこれまでに出会った学生は
全員が向き合って取り組んでくれました。
そう考えると私は恵まれていると思います。

と、ここまで書いてようやく本題です。

自分のキャッチコピーを言えますか?


このお題は何も学生だけの話じゃありません。

社会人でもフリーランスでも、
主婦や無職、余生を過ごす人すべてに問うものです。
自分自身を一言で言い表すキャッチコピー。
それは自分のセールスポイントとも言えます。

誰かに向けて自分を訴求する一文を問われて
すぐに答えることができるでしょうか?

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例え話をひとつ。

あなたが日用品を買いたくてドラッグストアに行きました。
普段は「A」という洗剤を使っているものの
あなたはその商品でなければならない理由はありません。
なんなら、『Aより油汚れが落ちやすいものがあれば買いたい』
という無意識な潜在的欲求があったりします。

お店には洗剤がズラッと並んでいて値札だけが掲げられています。
そうすると、あなたは普段使っているAの洗剤を買うでしょう。

しかし、商品棚に並んでいる洗剤のひとつに
その商品の性能を訴求するポップが付いてひときわ目立っていました。
しかも『5秒で油汚れスッキリ!』と書かれているではありませんか。
しかも値段はAの洗剤より10円高いくらいです。

そうしたとき、
普段使いのA洗剤を買わずに、ポップの付いた製品を手に取る・・・
そういう行動の変化が生まれる可能性が飛躍的に高まります。

その行動の変化はなぜ起こったか?

それは、ポップが付いていたことで視覚に反応を呼びおこしたからです。
そして、書かれている内容を読んだことで『自分の欲求を満たしてくれる』
という期待を感じたからこそ購買意欲に変化を引き起こしたのです。

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と、この例え話のように
自分にキャッチコピーがあることで
自分自身を周囲にアピールすることが可能となり
自分自身に対する期待を感じてもらえる確率を上げられます。

ではあなたにとって

<他に人との違い>

<自分にしかない特徴、能力>

<他と比較して勝っていること>

それは何か?を導き出せばいいだけです。


~自分には何の特徴もない、誇れるものは何もない~

そんなこと思っていませんか?

それは本当ですか?

自分を見つめきれていますか?


あなたが導き出せた自分の特徴が
「誰かの喜ぶ顔を見れるのが幸せ」だったとします。
それだけでは、アピールポイントにはなりそうもない。
そのように感じることでしょう。

しかし、その特徴・マインドとなった理由はなんですか?

・子供時代の体験ですか?

・どのような体験が脳裏に焼き付いていますか?

・その時の自分を自分自身でどう評価していますか?

それとも、

・生まれもった性格ですか?

・性格ならば育ってきた家庭環境に影響を受けていませんか?

・ならばどのような家族に囲まれていましたか?

・それは自分の形成にどう影響を及ぼしていますか?

そうすれば、それを導き出すに至った自分の物語や歴史が見えてきます。
それを紡ぎだして俯瞰して見てみることで、
その物語を訴求するキャッチコピーも生み出すことができるはずです。

『人の喜びをエネルギーに変えてモチベーションを最大化できる』
なんてキャッチコピーもできてしまうのではないでしょうか?

要はこういうことです。

一見大したことないと思ってしまいがちな自分の特徴さえも
それに至った背景や、思考・心境の変化を追いかけることで
唯一無二の強みとすることもできてしまうのです。


「私は、誰かの喜ぶ顔を見れるのが幸せです。」では
あまりにも平易で突出したものは全く感じませんが、

私は、人の喜びをエネルギーに変えて
 モチベーションを最大化できる人間です。

と言われると、あなたにしかない特長となり、
何かを期待したくなる印象に様変わりします。

キャッチコピーとは、

自分自身の訴求ポイントを一つに絞り込むために

自分自身の過去を掘り下げつつ、

他人に強い印象を与えうる物語を紡いでいく

作業の中で生み出されるもの。


今日はこんな感じ。

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キャッチコピー付ける行為自体、
モノも人も変わらんもんです。


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