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学習指導要領を紐解く:小学校・外国語

私たち加古川優考塾は公立高校受験合格を目標とした学習塾として学校における教育を念頭に置き、勉強やその他の能力を伸ばす学習環境とサポートを行います。学校は上記に記した学習指導要領に基づいて授業などが行われているので、参考にするとともに、保護者の方にとってもお役に立つ情報を提供したく考えています。

文部科学省では、平成 29 年 3 月 31 日に学校教育法施行規則の一部改正と中学校学習指導要領の改訂を行い、新中学校学習指導要領等は平成 33 年度から全面的に実施することとし、平成 30 年度から一部を移行措置として先行して実施することとしています。

詳しくはこちらのリンクからご覧ください。

上記の政府広報オンラインでは大枠が分かりやすく紹介されていますが、各教科の具体的な内容についてはそれぞれPDFにて200ページを超える大作となっており、把握するのに独力で取り組むのはなかなか骨が折れる作業となります。

このnoteでは小学生学習指導要領について触れます。各教科の指導要領はPDF:A4用紙200ページを超える容量であり、各教科すべてを一気に読むことは難しい為、加古川優考塾が情報の整理をすることで、少しでも保護者さんにとってご負担が減り、安心感を持ってお子さんのサポートとご理解の一助になればとnoteにて重要な点をご紹介していきます。

時代とともに学校教育も変化をしていきますので、私たちが小さい頃の思い出とは違った教育内容、方針になっています。そういった変化についての情報もネットを探せば多く出ておりますので、機会があればご紹介していきます。

加古川優考塾公式サイト

それではここから各教科にあたっていきます。各教科のリンクは下記にあります。このnoteでは小学校学習指導要領:外国語にあたります。

内容

目標

外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ,外国語による聞くこと,読むこと,話すこと,書くことの言語活動を通して,コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力を次のとおり育成することを目指す。

(1) 外国語の音声や文字,語彙,表現,文構造,言語の働きなどについて,日本語と外国語との違いに気付き,これらの知識を理解するとともに,読むこと,書くことに慣れ親しみ,聞くこと,読むこと,話すこと,書くことによる実際のコミュニケーションにおいて活用できる基礎的な技能を身に付けるようにする。

(2) コミュニケーションを行う目的や場面,状況などに応じて,身近で簡単な事柄について,聞いたり話したりするとともに,音声で十分に慣れ親しんだ外国語の語彙や基本的な表現を推測しながら読んだり,語順を意識しながら書いたりして,自分の考えや気持ちなどを伝え合うことができる基礎的な力を養う。

(3) 外国語の背景にある文化に対する理解を深め,他者に配慮しながら,主体的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとする態度を養う。

*指導計画の作成に当たっては,第3学年及び第4学年並びに中学校及び高等学校における指導との接続に留意

*外国語科においては,英語を履修させることを原則とすること。

英 語

1 目 標

英語学習の特質を踏まえ,以下に示す,聞くこと,読むこと,話すこと[やり取り],話すこと[発表],書くことの五つの領域別に設定する目標の実現を目指した指導を通して,第1の(1)及び(2)に示す資質・能力を一体的に育成するとともに,その過程を通して,第1の(3)に示す資質・能力を育成する。

(1) 聞くこと
ア ゆっくりはっきりと話されれば,自分のことや身近で簡単な事柄について,簡単な語句や基本的な表現を聞き取ることができるようにする。

イ ゆっくりはっきりと話されれば,日常生活に関する身近で簡単な事柄について,具体的な情報を聞き取ることができるようにする。

ウ ゆっくりはっきりと話されれば,日常生活に関する身近で簡単な事柄について,短い話の概要を捉えることができるようにする。

(2) 読むこと
ア 活字体で書かれた文字を識別し,その読み方を発音することができるようにする。

イ 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現の意味が分かるようにする。

(3) 話すこと[やり取り]
ア 基本的な表現を用いて指示,依頼をしたり,それらに応じたりすることができるようにする。

イ 日常生活に関する身近で簡単な事柄について,自分の考えや気持ちなどを,簡単な語句や基本的な表現を用いて伝え合うことができるようにする。

ウ 自分や相手のこと及び身の回りの物に関する事柄について,簡単な語句や基本的な表現を用いてその場で質問をしたり質問に答えたりして,伝え合うことができるようにする。

(4) 話すこと[発表]
ア 日常生活に関する身近で簡単な事柄について,簡単な語句や基本的な表現を用いて話すことができるようにする。

イ 自分のことについて,伝えようとする内容を整理した上で,簡単な語句や基本的な表現を用いて話すことができるようにする。

ウ 身近で簡単な事柄について,伝えようとする内容を整理した上で,自分の考えや気持ちなどを,簡単な語句や基本的な表現を用いて話すことができるようにする。

(5) 書くこと
ア 大文字,小文字を活字体で書くことができるようにする。また,語順を意識しながら音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現を書き写すことができるようにする。

イ 自分のことや身近で簡単な事柄について,例文を参考に,音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現を用いて書くことができるようにする。

2 内 容

〔第5学年及び第6学年〕

〔知識及び技能〕
(1) 英語の特徴やきまりに関する事項
実際に英語を用いた言語活動を通して,次に示す言語材料のうち,1に示す五つの領域別の目標を達成するのにふさわしいものについて理解するとともに,言語材料と言語活動とを効果的に関連付け,実際のコミュニケーションにおいて活用できる技能を身に付けることができるよう指導する。

ア 音声
次に示す事項のうち基本的な語や句,文について取り扱うこと。
(ア) 現代の標準的な発音
(イ) 語と語の連結による音の変化
(ウ) 語や句,文における基本的な強勢
(エ) 文における基本的なイントネーション
(オ) 文における基本的な区切り

イ 文字及び符号
(ア) 活字体の大文字,小文字
(イ) 終止符や疑問符,コンマなどの基本的な符号

ウ 語,連語及び慣用表現
(ア) 1に示す五つの領域別の目標を達成するために必要となる,第3学年及び第4学年において第4章外国語活動を履修する際に取り扱った語を含む 600 〜 700 語程度の語
(イ) 連語のうち,get up,look at などの活用頻度の高い基本的なもの
(ウ) 慣用表現のうち,excuse me,I see,I'm sorry,thank you,you're welcome などの活用頻度の高い基本的なもの

エ 文及び文構造
次に示す事項について,日本語と英語の語順の違い等に気付かせるとともに,基本的な表現として,意味のある文脈でのコミュニケーションの中で繰り返し触れることを通して活用すること。
(ア) 文
a 単文
b 肯定,否定の平叙文
c 肯定,否定の命令文
d 疑問文のうち,be 動詞で始まるものや助動詞(can,do など)で始まるもの,疑問詞(who,what,when,where,why,how)で始まるもの
e 代名詞のうち,I,you,he,she などの基本的なものを含むもの
f 動名詞や過去形のうち,活用頻度の高い基本的なものを含むもの

(イ) 文構造
a [主語+動詞]
b [主語+動詞+補語]のうち,
名詞
主語+ be 動詞+ 代名詞
形容詞
c [主語+動詞+目的語]のうち,
名詞
主語+動詞+
代名詞

〔思考力,判断力,表現力等〕
(2) 情報を整理しながら考えなどを形成し,英語で表現したり,伝え合ったりすることに関する事項
具体的な課題等を設定し,コミュニケーションを行う目的や場面,状況などに応じて,情報を整理しながら考えなどを形成し,これらを表現することを通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。

ア 身近で簡単な事柄について,伝えようとする内容を整理した上で,簡単な語句や基本的な表現を用いて,自分の考えや気持ちなどを伝え合うこと。

イ 身近で簡単な事柄について,音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現を推測しながら読んだり,語順を意識しながら書いたりすること。

(3) 言語活動及び言語の働きに関する事項
1 言語活動に関する事項
(2)に示す事項については,(1)に示す事項を活用して,例えば,次のような言語活動を通して指導する。

ア 聞くこと
(ア) 自分のことや学校生活など,身近で簡単な事柄について,簡単な語句や基本的な表現を聞いて,それらを表すイラストや写真などと結び付ける活動。

(イ) 日付や時刻,値段などを表す表現など,日常生活に関する身近で簡単な事柄について,具体的な情報を聞き取る活動。

(ウ) 友達や家族,学校生活など,身近で簡単な事柄について,簡単な語句や基本的な表現で話される短い会話や説明を,イラストや写真などを参考にしながら聞いて,必要な情報を得る活動。

イ 読むこと
(ア) 活字体で書かれた文字を見て,どの文字であるかやその文字が大文字であるか小文字であるかを識別する活動。
(イ) 活字体で書かれた文字を見て,その読み方を適切に発音する活動。
(ウ) 日常生活に関する身近で簡単な事柄を内容とする掲示やパンフレットなどから,自分が必要とする情報を得る活動。
(エ) 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現を,絵本などの中から識別する活動。

ウ 話すこと[やり取り]
(ア) 初対面の人や知り合いと挨拶を交わしたり,相手に指示や依頼をして,それらに応じたり断ったりする活動。
(イ) 日常生活に関する身近で簡単な事柄について,自分の考えや気持ちなどを伝えたり,簡単な質問をしたり質問に答えたりして伝え合う活動。
(ウ) 自分に関する簡単な質問に対してその場で答えたり,相手に関する簡単な質問をその場でしたりして,短い会話をする活動。

エ 話すこと[発表]
(ア) 時刻や日時,場所など,日常生活に関する身近で簡単な事柄を話す活動。
(イ) 簡単な語句や基本的な表現を用いて,自分の趣味や得意なことなどを含めた自己紹介をする活動。
(ウ) 簡単な語句や基本的な表現を用いて,学校生活や地域に関することなど,身近で簡単な事柄について,自分の考えや気持ちなどを話す活動。

オ 書くこと
(ア) 文字の読み方が発音されるのを聞いて,活字体の大文字,小文字を書く活動。
(イ) 相手に伝えるなどの目的をもって,身近で簡単な事柄について,音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句を書き写す活動。
(ウ) 相手に伝えるなどの目的をもって,語と語の区切りに注意して,身近で簡単な事柄について,音声で十分に慣れ親しんだ基本的な表現を書き写す活動。
(エ) 相手に伝えるなどの目的をもって,名前や年齢,趣味,好き嫌いなど,自分に関する簡単な事柄について,音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現を用いた例の中から言葉を選んで書く活動。

2 言語の働きに関する事項
言語活動を行うに当たり,主として次に示すような言語の使用場面や言語の働きを取り上げるようにする。
ア 言語の使用場面の例
(ア) 児童の身近な暮らしに関わる場面
・ 家庭での生活 ・ 学校での学習や活動
・ 地域の行事 など
(イ) 特有の表現がよく使われる場面
・ 挨拶 ・ 自己紹介 ・ 買物
・ 食事 ・ 道案内 ・ 旅行 など
イ 言語の働きの例
(ア) コミュニケーションを円滑にする
・ 挨拶をする ・ 呼び掛ける ・ 相づちを打つ
・ 聞き直す ・ 繰り返す など
(イ) 気持ちを伝える
・ 礼を言う ・ 褒める ・ 謝る など
(ウ) 事実・情報を伝える
・ 説明する ・ 報告する ・ 発表する など
(エ) 考えや意図を伝える
・ 申し出る ・ 意見を言う ・ 賛成する
・ 承諾する ・ 断る など
(オ) 相手の行動を促す
・ 質問する ・ 依頼する ・ 命令する など


加古川優考塾より

基本的に小学生での学びは自分たちの身近なことがらに興味を持ち、学ぶ姿勢を作ることや学びの入り口に立つこと、興味を持ったことを調べたり、表現したりする内容となっています。一方で中学生の学習指導要領も一緒にご参照いただければよく解るのですが、小学校と中学校、その先の高校や社会に繋がっていく連続性を意識した内容となっており、過度に先行する必要はないにせよ、中学校での学習、将来の高校受験を意識した上で学びを進めていくことが有用だと考えます。

加古川優考塾では、教科としては上記の3教科を中心に据えていますが、各教科の横断を意識し、都道府県名の漢字を学習したり、英語で身近な社会を表現したりするなど、様々な工夫を通して学びの深度と幅を広げていくようにしています。

また、個人の状態に合わせた指導を行い、各検定へのチャレンジをサポート、グループワークなどを通じて学びを促進、定着する仕掛けや工夫を行います。また、長期休みを利用した宿題などのサポートや読書感想文などへの働きかけ、知育ゲームなどを通じて成績の向上と楽しさを経験できる、学べる場として機能する環境を提供します。

要領には非常に細かく記されていますので、興味がある方はお時間のある時にでもご覧いただけるとお子さんたちが何を学んでいるか、どんな学び、環境が必要かが見えてきます。

加古川優考塾を小学生、中学生の学ぶ環境としてご選択いただければと思います。


それぞれの教科のnoteと学習指導要領リンクを以下に貼ります。


小学校編

小学校:国語

小学校:算数

小学校:外国語


中学校編

中学校:外国語

中学校:数学

中学校:国語

中学校:社会

中学校:理科



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