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メディアのBLACKOUT(沈黙)が日米で話題 「twitter問題」と「colabo問題」

メディアの「偏向」「報道しない自由」が、日米で同時に話題になっている。

イーロン・マスクが暴露した「旧ツイッターの左翼偏向の証拠(ツイッターファイル)」について、CNN、ABCなどの米メディアが沈黙しているーー保守系のフォックスニュースが13日、米リベラルメディアを、そう非難していた。

Twitter files: CNN, ABC, NBC, CBS blackout coverage of Elon Musk leaks (Fox News)

見出しに、

「CNN, ABC, NBC, CBS blackout coverage of Elon Musk leaks(CNN、ABC、NBC、CBSがイーロン・マスクの漏洩に関する記事を報道規制)」

とある。 

blackoutは、名詞では「報道管制」と訳される。

通常は、権力側がメディアの報道を規制することを指す。

しかし、ここでは他動詞で、「メディア自身が自主的に報道管制する」意味で使っている。

こういうblackoutの使い方もあるんだな、と勉強になった。


なお、twitterファイル問題については、以下を参照のこと。

GIGAZINE : 「イーロン・マスクお墨付きの社内文書「Twitterファイル」でTwitter社内で民主党員の削除要請を優先的に受理しバイデンの息子の汚職を隠していた実態が発覚」


colabo問題とメディアの沈黙


同日、日本のツイッターでは、

#沈黙メディアふざけんな

というハッシュタグがトレンドになった。

日米で同時に「メディアの沈黙」が話題になったわけだ。

だが、こちらはーー私の推測ではーー左派の仕掛けであり、防衛費財源問題で埋没しつつある野党や市民団体の主張(「そもそも防衛費増額に反対」)を、デモするためのものだろう。

しかし、このタグを付けたツイートでは、「colabo問題」に沈黙するメディアを非難する、どちらかというと右派的な主張も混じっていた。


同和問題との共通性


その「colabo」問題について、ここでは詳述しない。

簡単に言えば、colaboという女性支援団体が、東京都の予算(つまり税金)をいい加減に使っている、それを周辺の左派・フェミニズムグループが「支えて」いる疑惑、となるだろうか。

示現舎の宮部龍彦氏がYoutubeで、この「メディアの沈黙」の問題とともに、colabo問題を簡単に解説していたので参考にしてほしい。

YouTube :「colabo問題はなぜネオ同和なのか?対抗策は?」


宮部氏は、同和行政と解放同盟に対する批判者だ。

彼は、上の動画で、同和問題とcolabo問題の共通点を挙げ、colabo問題を「ネオ同和問題」と呼んでいる。

その共通点とは、

1 公金や公の制度を私物化している点
2 メディアが沈黙している点
3 批判者を集団で攻撃してくる点

の3つだ。

さらに、「メディアの沈黙」の理由について、

・反差別を標榜する団体を批判すると、「お前は差別者だ」と言われるから面倒臭い

・こうした団体を好意的に紹介したことがあるメディアは、それに反する報道をしづらい。メンツの問題

・下手すると集団で脅され、職を失うなどの被害にあう(上の「3」と重複)

などを挙げている。


「左派言論」の利権構造


しかし、メディアは「沈黙」するだけだろうか。

左派が税金を食い物にする利権構造があり、メディアはそこで積極的な役割を果たしているのではないか。

反差別、フェミニズム、SDGs、 LGBTQ、多文化共生、「生きがたさ」、「平和教育」、「人権教育」、パワハラ・セクハラ対策・・などの講演会やセミナーを、自治体はしょっちゅうやっている。

colaboのように、それらのテーマを事業とし、自治体が委嘱するような団体もある。

それらに登場するのは、左派メディアが好意的に取り上げる左派文化人であることが多い。

つまり、

左派メディアが左派文化人を持ち上げ、お墨付きを与える

それをバックに左派文化人が国や自治体からカネを引っ張る

という利権構造があるのではないか。

メディアといっても、会社ぐるみの組織的指示でやっているというより、メディアの中の左翼活動家がこれに関与し、会社が黙認しているという場合が多いと感じる。(結果として「会社ぐるみ」と見られて仕方ないと思う)

メディアの中にいたことがある私が、colabo問題で感じるのは、前々から感じていたそういう構図である。


なお、colabo問題は、すでに我が川崎市にも飛び火している。

YouTube : 浅野文直・川崎市議「Colabo調査:重複計上疑惑の根拠!?」


集団で襲ってくる


いずれにせよ、colabo問題は、ツイッターなどSNSでは大いに話題になっているのに、日本のメディアはほとんど報じない。

その意味で、米国におけるマスク氏のリーク問題と同じ扱いである。

米リベラルメディアはマスク氏に批判的なので、その猿真似の日本のリベラルメディアも同じスタンスをとっている。

そして、旧ツイッターの左翼偏向の話は無視だが、CNNなどが報じた、マスク氏に不利な話なら、日本でも喜んで報道している。

「マスク氏航空機追跡を凍結」(共同通信)

(マスク氏は、自分のプライベートジェットの位置を追跡するツイッターアカウントを凍結した。「言論の自由」絶対主義者のくせに、矛盾している。という趣旨の記事。マスク氏は、そのアカウントのために子供がストーカー被害にあいそうになったから、と説明している)

日米の左派メディアが、スクラムを組んでマスク氏を潰そうとしているようだ。

やつらは批判者を集団で攻撃してくる・・。

colabo問題では、告発の当事者である暇空茜氏が、正体のはっきしない敵の仮称である「ナニカグループ」について、次のようにツイートしていた。

ナニカグループは、 立憲民主党 共産党 日本財団 警察官僚 東京新聞、朝日新聞、毎日新聞 あたりにも根を張ってる。


社会正義と言論の自由を守れ


この問題では、暇空茜氏が、従来の政治的色分けにハマらないのが面白い。彼は1人の「オタク」として戦っている。

これ黙って通したらナニカグループに数十数百億の金が流れる仕組みが出来上がるし、そうなった頃には彼らは完全体となって、日本のゲームや漫画やアニメを完全に規制したり、風俗をなくしたり、秘密警察的に性的不同意で逮捕したりする新法をつくり、この国を支配する。そうはさせない、させてならない


暇空氏が右翼で、「日本会議」とか「統一教会」とかの関係者なら「ナニカグループ」も対抗しやすいだろうが、正体をつかめずに対応に苦慮している感じだ。


私は、左翼運動もあっていいし、反差別運動は必要だとも思っている。

しかし、それが言論や表現の自由を侵害するなら話は別だ。それは許せない。

まして、メディアを巻き込んだ、反市民的な利権構造を築いているとすれば、論外だ。

musk氏の問題もcolabo問題も、左翼叩き、右翼叩き、どちらにも傾斜せず、言論・表現の自由を守るための社会的合意と、メディアの公正を確保する方向に向かってほしいと思う。

マスク氏も暇空氏も、社会正義と、言論・表現の自由のために、リスクを引き受けて戦っていると思うので、支持する。そして、無事を祈りたい。


<追記 twitterについての続報↓>


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