毎日新聞の「公金チューチュー」見出しをつけた整理部記者、ガンバレ 【colabo流れ弾】
毎日新聞には不満の多い私だが、最近のネット記事の見出しは冴えたのが多かった。
見出しをつけている中にセンスある奴がいるんだな、と思っていた。
2月19日の、
「パソナ過大請求 医療従事者も3割不足 「公金チューチュー」?」
も、その一つだった。
しかし、これに日本共産党員と津田大介氏らが噛み付いた。
Colaboの活動を揶揄するためだけに作られた「公金チューチュー」なる言葉を報道機関が平然と使っていることに強い衝撃を受け、激しい怒りを覚えます。こうした言葉を使って、Colaboに対してどういう誹謗中傷が行われているか毎日新聞は少しでも調べなかったのでしょうか。記事を撤回するべきです。
津田氏のツイートは、こうだ。
こういう扇情的な釣り見出しやって多少増えるPVから得られる小銭と、これをやることで失う信頼や定期購読者を天秤にかけたら秒で後者の方が深刻ってわかる話だし「こんな見出し付けるなバカ」と言ってデスクが止めなきゃいけない案件ですねこれ。貧するば鈍するを地でいっててつらいな……。
このツイートを、当のcolaboの仁藤夢乃氏がリツイートしている。
津田氏の文面は、毎日新聞に対して、サヨク関係の購読者が減るぞ、と脅しているように見えるし、デスクが記者を「バカ」と叱るパワハラまで教唆している。
こんな人がメディアの評論家にように見られていたことにあきれる。
過剰反応だろう。ちょっと待ってくれよ。
見出しに「できるだけイキのいい言葉」を使うのは当たり前だろ。
うまい表現だと思ったら、どこからでも「盗んで」いい。それが表現の世界だろう。
別にcolabo問題に当てつけているわけではない。
この記事はスクープだから、とにかく読んでほしい、という熱意を感じる。
閲覧者を増やすのが見出しをつける者の役目で、それは成功している。
どうも、この毎日記事を西村博之氏がリツイートしたことで、敵の逆鱗に触れたようだ。
気に入らない奴が使った言葉は、使ってはいけないというのか。
言葉や表現に「色」をつけて排斥する。こんな風に表現や才能が潰される、見本のような例だと思う。
そもそも、津田氏は、表現の自由を守る立場ではなかったのか。
愛知トリエンナーレの件では、私は津田氏を応援していた。
右の表現だろうと左の表現だろうと、その自由を守るのが私の立場だ。
津田氏の守る表現は、サヨクの表現だけなのか。本当にがっかりした。二度と支持しない。
共産党が過剰反応したのは、例の党員除名騒ぎで毎日社説が共産党を批判したことへの仕返しかもしれない。
サヨクの批判がこたえたのか、毎日新聞は見出しを変えた。
「パソナ過大請求 医療従事者も3割不足 無断で3市兼務」
つまんねえ見出しだな。誰も読まない。
しかし、見出しを変えても、サヨクの怒りは収まらない。
いや、こういう人たちのことは、どうでもいい。
「公金チューチュー」の見出しをつけた毎日の整理部記者へ。
いい見出しをつけたな。毎日新聞には珍しい。あなたはセンスがあり、才能がある。落ち込むな。
私もメディアで現役時代はサヨクにさんざんイジメられた。耐えろ。
周りはサヨクばかりに見えても、遠くに、あなたを評価し、支持している人たちもいる。それを忘れないで、がんばってほしい。
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