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GTA5「メルアド変えてログインできない」問題の解決 サポートに感謝の巻

GTA(グランド・セフト・オート)は、言わずと知れた世界で最も有名なコンピュータゲーム。

その最新作「GTA5」は、2013年に発売され、世界で1億本売れた(「マインクラフト」に次ぎ、ゲーム売上本数史上2位記録)。


GTAの思い出については、以前noteに書いたことがあります。GTAとの出会いは、わが人生の重要事件ベスト20に入ると思う。

GTAが、「残虐描写」のため、「有害図書」あつかいされて、子供が遊べないことにも反対です。それは、男女の性愛への暗示があるからモーツアルトの「魔笛」を子供に聴かせてはいけない、というのと同じくらいの愚挙。

GTAは、現代文化の最高の達成の一つなのだから、子供のころから遊ばせて、将来のゲームクリエイターを育てないといけない。



そんな、わたしにとって大切なGTAですが、少し前から、遊べなくなっていました。

メールアドレスを変えたため、ゲームにログインできなくなったんですね。

これ、ゲームでなくても、よくあるのではないかと思う。


ネットでのサービスのログインは、たいがい「ID」と「パスワード」の入力でなされる。

「ID」は、メートアドレスであることが多い。

つまり、「メールアドレス」&「パスワード」で、個人のアカウントが守られている。


メールアドレスは、変更することがある。わたしの場合がそうです。

たとえば、古いアドレス「A」を捨てて、「B」に変えた。

そうすると、「A」で登録されていたサービスに、ログインできなくなる。


「A」のアドレスと、パスワードを入力しても、いまは2段階認証で、確認のため「A」にメールが送られてくる仕組みであることが多い。

しかし、わたしはもう「A」のアドレスを廃棄しているから、認証のため「A」に送られたメールを読めない。読めないと、認証プロセスが、それ以上、進まないんですね。


いくらわたしが、「A」と「パスワード」の組み合わせを知っていると主張しても、ダメなんです。

そうなると、登録アドレスを「B」に変更したい、と言っても、ダメなんです。

向こうの言い分では、「A」のアドレスがアカウントと紐づいているので、

「Aがお客さまのものであると確認できなければ、いかなるリクエストにもお答えできない」

となるわけです。


これが、私とGTA5とのあいだで起こったトラブルでした。



「GTA5 ログインできない アドレス」とかで、ネットでググってみると、このトラブルで悩んでいる人は、多いようなのですね。

それはそうでしょう。

なにしろ1億人のプレーヤーがおり、10年以上遊ばれているゲームです。途中でメールアドレスを変更する人はたくさんいる。

古いアドレスを廃棄する前に、適切にアドレス変更の手続きをした人はいいけど、それを忘れていると、同じトラブルになる。

同じトラブルで悩んでいる人が、世界中で、たぶん何十万人といるのではなかろうか。

古い「A」のアドレスが、だれかに乗っ取られて、そいつが俺の代わりにGTA5を遊んでるんじゃないか。そんな疑惑も浮かんでくる。


わたしは最初、ネットで解決策を探したのですが、上のような「GTA5 ログインできない」という質問に対して、答えを明示したものは見つかりませんでした。

「それは、もうどうしようもないから、あきらめろ」

という返答が、日本語では多かったですね。

それでわたしも、いったんあきらめていたんです。

もうすぐ「GTA6」が出る(2026年予定)から、まあいいか、と。



でも、約10日前、「どうしてもGTA5が遊びたい!」となって、意を決して発売元のRockstarGamesのサポートに、問い合わせたわけです。

その問い合わせのプロセスも、けっこう複雑なんだけど、とにかくRockstarのホームページの記述にしたがって、「Help me!」を送ったんです。


サポートチームはアメリカ人みたいだから、最初は英語で。

そうすると、すぐ返事が来ました。

しばらく英語でやり取りしてたんだけど(こちらは自動翻訳を使いながら)、こっちが日本人だとわかると、途中から日本語でやり取りしてくれました。


で、約1週間、やり取りして、ようやくおととい、解決したわけです。

これがねえ、けっこうドラマでした。

山あり谷あり。わたしは何度も絶望しかかって、RockStarに怒りをぶつけたりもした。

生来短気なうえに、老人だからテクノストレスに弱い。老人になって前頭葉が弱り、さらに怒りっぽくなっている。ただし、言葉は乱暴にならないように気をつけましたが。

そしたら、その都度、RockStarのサポートが冷静に励ましてくれる、という展開で。


そのやり取りを、ここにそのまま引用するのは、お互いに差し障りがありそうだから、やめますが(相手のサポートも、個人名だし)。

何が決め手で解決したかは、書こうと思ったんだけど、認証プロセスにかかわるから、悪人に悪用されるかもしれない。だからそれも、具体的に書くのはやめます。


でも、同じトラブルで悩んでいる人が多そうなので、最低限、アドバイスしておくと、


1 サポートに怒るな

2 サポートを信じよ

3 サポートに、辛抱づよく、したがえ


ということになります。


あちらは、わたしがGTA5の所有権を持っている証拠、その「物証」を、いくつも要求してきます。

ゲームを買ったときの電子領収書のスクリーンショットだとか、その他、もろもろ。


いくつ送っても、「もっとくれ」と要求してくる。

それで、こっちも苛立ってくる。

なんか、時間稼ぎして、こちらがあきらめるのを待っているんじゃないか、と思えてくるんですね。


それで、

「どうせ無理ならば、あきらめろと早く言ってくれた方が助かります」

と書いたこともあります。


それに対するサポートの返答の一部だけは、ここに引用しておきましょう。


「弊社ではアカウントのセキュリティを真摯に受け止めておりますので、こちらがお客様のお手伝いをさせていただける最善の方法であることをご理解いただければ幸いです。上記の情報を受け取り次第、本件をさらに調査し、できるだけ早くご連絡いたしますのでご安心ください。

お客様のご協力に大変感謝しております。お客様のお問い合わせに対してスムーズな解決策をご提供させていただきます。

よろしくお願いいたします。

(個人名)
Rockstarサポート」


わたしが疲れて、しばらく返答しないでいると、

「お客様のリクエストが保留になってます」

と、あちらから連絡が来る。


で、最後、解決したときは、目の前にいたらサポートの人と抱き合ったであろうほど感動的でした。



まあ、考えてみれば、サポート担当の人というのは、こういうのを毎日無数にこなしている。

GTAのサポートともなれば、世界中からくる問い合わせと毎日奮闘して、プロ中のプロになってるんでしょうね。

サポートの真髄を見たような体験でした。


ただ、わたしの場合は、解決したからいいけど、解決しない場合もたくさんあると思う。その場合は、感想はまったくちがうでしょう。


ともあれ、アドレス変更による「GTA5 ログインできない」問題について、解決したという話がネット上になかったので、わたしの体験が参考になるかもしれないと思い、書いておきました。



<参考>


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