牡蠣活動家

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牡蠣を観れば関わる人の顔が見えてくる。生産者、提供者、消費者を牡蠣を媒体に”かき混ぜる”活動を行ってます。 活動家公式サイト:https://www.great-oyster.net/

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  • 牡蠣の視察

    牡蠣活動家が各地の牡蠣養殖現場の視察です。 特に地域や人を視点にレポートしてます。

最近の記事

【氷下牡蠣この時期は何やってるの?】

氷も無くなり、この季節にサロマ湖を眺めると、とてもこの上を歩いていたなんて想像することはできません。上と下、同じ場所から採った写真です。 解氷後は船を下ろし牡蠣の水揚げが続きますが、この時期の牡蠣は、流氷養分プラスα、雪解けと共に流れ込む北海道の大地養分をたっぷり吸った美味し牡蠣が育つ季節でもありますが、ホタテが主要なサロマ湖では、気温の関係で3月末には出荷作業を終わらせてしまうので、いわば知る人ぞ知る超絶牡蠣の時期でもあります。 この牡蠣は「氷下牡蠣サポーター」の皆さま

    • 「種」と「業界の未来」を見に徳島に来ました

      今回の旅は牡蠣活動の中で一番熱くなっている「地種」について深堀する目的です。 やってきたのは徳島県は国定公園内にある「うみの株式会社」さん。 もともと田崎真珠の研究部門が独立し、今は牡蠣をはじめたくさんの貝、魚、珪藻類の研究を行っており、その技術やデータは官民通して日本トップクラスです。 基本的に撮影はご遠慮ください。ですが社長のご厚意で隅々まで解説付きで視察させていただきました。 私の興味は牡蠣一遍。上の写真は”広島系””宮城系””北海道系”を並べたもの。 北海道系とは

      • 2020余市牡蠣こども漁師体験!

        子供と大人が同じ体験を通じ五感で感じる。 食卓と産地が繋がる素晴らしさ。 消費者と生産者が繋がる大切さ。 余市牡蠣サポーターの中から小学生を対象に、牡蠣漁師体験のモニターツアーを行いました。 牡蠣の神様が見守り快晴! 牡蠣を通じて”つながる”ことを目的とした企画でしたが、子供以上に大人も主催者も成長する、まさに「旅育」な体験になりました。 『余市漁業に集合!』9:00市場でセリの見学 セリ人さんや仲買さんから直接お話を聞く子供たち。 立ち入り禁止場内で予定外のお二人が

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        • 北海道原種を探す旅

          現在北海道の真牡蠣養殖は、厚岸のカキえもんを除くほぼ全てが東北の種を使い、その地域の特産牡蠣として出荷されている。 北海道にはもともと生息している「北海道牡蠣」は存在しないのか? 今回はそれを探す旅に出かけました。 北方系と呼ばれた牡蠣もともと北海道には北方系と呼ばれた牡蠣が存在し、「長牡蠣」と呼ばれて流通していたこともあるようだ。 話によるとサハリン沖には手つかずの牡蠣焦が現存し、そこにはラグビーボール大の牡蠣がゴロゴロ転がっているというので、おそらくそれが長牡蠣なの

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        【氷下牡蠣この時期は何やってるの?】

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        • 牡蠣の視察
          10本

        記事

          『新寿都式』誕生なるか!?

          昨年からドローンを使い上空から赤外線カメラで海水温測定し、カキ養殖の適地を探索できるかという実験を寿都町と提携して行っております。 寿都町??なんとも幸多そうな名前ですが道外の方読めますか? これは「すっつちょう」と読みます。読めないですよねw 沿岸のカキ養殖場の上空に小型無人機(ドローン)を飛ばし、一帯の海水温を測る試験事業で、管理が難しいとされるカキの成育水温を赤外線カメラで撮影し、最適な養殖場所を探る取り組みです。 今回は日本の牡蠣種を守る最強メンバーが加わり、種

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          ザ・牡蠣開け

          今日から牡蠣は「開ける」でお願いしますm(_ _)m

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          牡蠣の視察【余市牡蠣】

          二年前は牡蠣養殖事業の撤退を決めていたが、近代養殖技術と概念を取り入れ量産に転じ、今では組合と漁業者、地域が一つになった私が目指す理想的な産地。 北陸系カルチをばらしオーストラリア式バスケットで育てた二年牡蠣(生後三年)。カルチタイプは、2019・20・21のみの予定で、海洋調査と技術の確立を目指してます。 牡蠣の作業目標は進捗120%、完成度は40%ほどと言ったところだが、他の一般流通している牡蠣と比べるとレベルの高さを感じるはず。 来期に向け、今年は北海道初の種を導

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          牡蠣の視察【余市牡蠣】

          新しい取り組み始まりました。

          ドローンでは海面温度しか計測できないため不向きとされてきましたが、DRAWN PILOT AGENCY(以下:ドローン)さんと組むことで面白い方向に向かってます。 ドローンさんが凄いところは解析技術。 飛ばす。撮る。は得意な会社たくさんありますが、それをどうやって活かすか。何をどう解析するか。そこが凄いのです。 海面温度だけでは複雑な海流と、海中海底温度の計測は不可能。例え赤外線カメラを用いても恐らく無理だと思います。 そこで力を発揮するのが行政や漁業者と組んで、地域一

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          カキえもん伝道師

          唯一の北海道生まれ北海道育ち、純北海道真牡蠣「カキえもん」を拡く正しく伝える活動。 現在、北海道で養殖されている真牡蠣は、この「カキえもん」を除き全てがほぼ東北から持ち込まれた種を育て、それが各地の特産牡蠣として流通している。 「北海道生まれ北海道育ち」 地産地消が掲げられ、増してや北海道ブランドが人気の中、残念ながらこの貴重な真牡蠣の魅力は伝わることが少ない。 牡蠣には広島系・宮城系などが知られているが、北方系と言われる牡蠣も存在し、いわゆる「長牡蠣」と呼ばれたいた

          カキえもん伝道師

          牡蠣の視察《岩手県山田町》

          遡ること2月中旬。かきフォーラムキックオフパーティの翌日に向かったのは、今回エントリー審査中の東北ライン3名の生産者さん。 彼とフォーラムの出会いはSNSでした。 「世界最速の牡蠣養殖バスケット組み立て王に俺はなる!」という投稿を発見し、約一年間、意気込みに心を掴まれるがまま投稿を追い続けました。 その中でも、独自の見解を加えた道具を自作、発想や経験、テストを繰り返す熱量を発揮するばかりか、それらを惜しみなく公開する姿勢が今後の牡蠣業界の発展に大きく関与すると感じました。

          牡蠣の視察《岩手県山田町》

          牡蠣の視察《岩手県陸前高田市》

          遡ること2月中旬。かきフォーラムキックオフパーティの翌日に向かったのは、今回エントリー審査中の東北ライン3名の生産者さん。 かきフォーラムには以前から一般参加者としてご参加下さっていた生産者さん。今回は公募枠で応募頂き、そのエントリー用紙には熱い想いがたくさん綴られておりました。 人はやはりしっかりお逢いして話しをしてみければわかりません。 フォーラムが現地視察を大切にしているのは、牡蠣は生産者の考え方が反映されやすく、安全はそれが反映する最たる部分だからです。 約4年

          牡蠣の視察《岩手県陸前高田市》

          牡蠣の視察《宮城県女川町》

          遡ること2月中旬。かきフォーラムキックオフパーティの翌日に向かったのは、今回エントリー審査中の東北ライン3名の生産者さん。 まず一人目は、以前から宮城にマニアックな生産者さんがいると聞いてはいたが...... マニアックにもいろいろ幅があるが、ここまでやれる生産者さんはなかなかいない。 フォーラム的には出荷基準は最重要事項。どのような取り組みをしているかしっかり視察させて頂きました。 東京から新幹線などを乗り継ぎ、到着したのは牡鹿半島の付け根に位置する女川町。 早速い

          牡蠣の視察《宮城県女川町》

          牡蠣の視察《佐賀県太良町》

          Facebook2018年5月19日 · 【牡蠣の視察】#生産者と行くグレートオイスターを巡る旅。 4月末から長期に渡り、次世代を担う若き北海道の生産者と、今なにかと熱い九州にグレートオイスターを巡る旅に出て参りました。 同行下さったのは牡蠣界のパイオニア。 数年に一度の大雨に見舞われたり、インフルエンザにかかったのも気づかなかったり。。 10年先、いや100年先を見据え、北海道から世界基準のグレートオイスターを発信するプロジェクト。 とても濃い内容なので、数回に分けて

          牡蠣の視察《佐賀県太良町》

          牡蠣の視察《北海道厚岸町》

          Facebook2019年3月19日 · 北海道 厚岸郡 · 【牡蠣の資格】牡蠣博士&カキキンマイスター! 厚岸の魅力は、一度足を踏み入れるととにかく濃いこと! 生産者さんが運営するオイスターバー「牡蠣場」を中心に、牡蠣博士検定、 カキキンマイスター検定をお伝えします。 カキキンマイスターとは 3月は厚岸町認定「牡蠣博士」 有志でつくるカキえもん伝道師「カキキンマイスター」 のダブル受験。 牡蠣博士が学科なら、カキキンマイスターは実技。 いずれも日本では数少ない

          牡蠣の視察《北海道厚岸町》

          牡蠣の視察《大分県佐伯市大入島》

          牡蠣活動家Facebook2018年5月11日 · 大分県 佐伯市 · 【牡蠣の視察】#生産者と行くグレートオイスターを巡る旅。 4月末から長期に渡り、次世代を担う若き北海道の生産者と、今なにかと熱い九州にグレートオイスターを巡る旅に出て参りました。 同行下さったのは世界的牡蠣パイオニアの梅津さん。 数年に一度の大雨に見舞われたり、インフルエンザにかかったのも気づかなかったり。。 10年先、いや100年先を見据え、北海道から世界基準のグレートオイスターを発信するプロジェ

          牡蠣の視察《大分県佐伯市大入島》