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牡蠣の視察《岩手県陸前高田市》

遡ること2月中旬。かきフォーラムキックオフパーティの翌日に向かったのは、今回エントリー審査中の東北ライン3名の生産者さん。

かきフォーラムには以前から一般参加者としてご参加下さっていた生産者さん。今回は公募枠で応募頂き、そのエントリー用紙には熱い想いがたくさん綴られておりました。

人はやはりしっかりお逢いして話しをしてみければわかりません。
フォーラムが現地視察を大切にしているのは、牡蠣は生産者の考え方が反映されやすく、安全はそれが反映する最たる部分だからです。

約4年ぶりにお邪魔する陸前高田。なにやら変化が起きているようなので楽しみですw

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震災から10年。人命を守る壁はまだ作り続けられておりました。
今回“公募枠”に応募頂き、長文に強い想いを感じたので一部抜粋してご紹介致します。
「東京でシステムエンジニアをしていましたが、父の稼業を継ぐためにUターンした翌年に震災で全ての設備や漁船、そして父を亡くしました。
 諸事情により殻付き牡蠣の共販を辞め、ノルマ制約から解放された時間を使い、家族総出で漁業者自身が環境に配慮しつつ生産性を向上させていく将来性のある牡蠣養殖業を目指し日々挑戦しています。」

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広田湾は太平洋に面する岩手県の最南端に位置し、リアス式の複雑な地形と、湾内奥まで入り込む水深56mの高低差が潮流を複雑にし、特に米崎地区では数量統制された筏が多数並んでおります。

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そこでいろいろ挑戦をしておりますが、2019年より諸事情により組合共販をやめ、むき身とシングルシードに特化した牡蠣生産に転換しました。

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種の取り方も変わってきます。そこで大切なのは日々の研究。
挑戦する生産者でなければわざわざ今のやり方は変えたりしません。

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組合からとても限らせた狭い場所を借り受け試行錯誤テストをしております。

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こっちのライン。今後は効率の問題を何とかしたい様子。

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共販をやめることで売上的には大幅に下がりましたが、ノルマ等の制約から解放されて、シングルシードの増産や高品質化、営業活動、加工品開発などを行う余力がでてきたとのお話し。
六次化で始めた「かき漁師の牡蠣カレー」がとても美味しかった!

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いま未来を見据えて挑戦しているのが「ぺっこオイスター」!
「ぺっこ」とは岩手の方言で「ちいさい」「かわいい」という意味合いで、東京銀座の”牡蠣bar”の店主が名付けたそうですw

挑戦する養殖とは

「特に三陸では小粒の牡蠣は廃棄されがちですが、無駄なく活用できないか考えた末に行きついたのがシングルシード養殖で、生産性と環境問題、更に自分も経験して感じた新規業者の受け入れに活用しやすく、広田湾漁協及び気仙広域地区、陸前高田市の六次産業化推進委員会の仕事にも積極的に参加し、生産者と自然に配慮した、未来に向けた環境作りに挑戦しております。
頑張れ!大和田養殖所!

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前日の懇親会での出来事w

前日の女川視察に、北は厚岸から始まり、岩手山田、陸前高田、宮城女川までの突き抜けてる生産者さん達にお集まり頂き懇親会を行いました。

突き抜けてる生産者さん達には共通言語があり、あっという間に意気投合して「親潮会」が結成されました!!

産地ではなく海流で捉えられるのは、利権や都合ではなく、海を長期スパンで捉え、自然と対話できる彼らならではの着眼点。

今後も注目したい生産者さんでした!

※現在親潮会では突き抜けてる生産者さんを募集しております!

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