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「種」と「業界の未来」を見に徳島に来ました

牡蠣活動家

今回の旅は牡蠣活動の中で一番熱くなっている「地種」について深堀する目的です。

やってきたのは徳島県は国定公園内にある「うみの株式会社」さん。
もともと田崎真珠の研究部門が独立し、今は牡蠣をはじめたくさんの貝、魚、珪藻類の研究を行っており、その技術やデータは官民通して日本トップクラスです。

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基本的に撮影はご遠慮ください。ですが社長のご厚意で隅々まで解説付きで視察させていただきました。
私の興味は牡蠣一遍。上の写真は”広島系””宮城系””北海道系”を並べたもの。
北海道系とは業界一部で言っているものですが、文献にはナガガキやエゾガキなどと書かれているものが近いと思います。

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以前に「地種が持つ重要な意味」は前回書いているので合わせてご確認ください。https://note.com/kakikatsudoka/n/nf890aa1f4404

はるばる徳島までやってきたのはこの種を保存するのが目的。
実は北海道は道外から牡蠣の種苗を持ち込んではいけないというルールがあり、しかし現実は宮城からカルチを持ち込み各地で養殖を行い、近年海水温の上昇から牡蠣の試験養殖を始める地域が増え、割と容易に交配するので地種がなくなってしまう危険性があると考えています。

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更に牡蠣フォーラムでも報告したが、牡蠣の大量斃死が増える中、原因は海水温の上昇と結論付けされがちですが、実はカキヘルペスの存在も確認されています。

カキヘルペスといえばフランスやオーストラリアの牡蠣をほぼ壊滅的に追い込んだ厄介なもので、コロナと同じく未然に対応できないと5年近く業界が沈むことになるのです。

北海道種を保存する意味は、現在、広島、宮城に加え、九州、沖縄などの系統も出てきており、そこに加えることで環境や疫学的な防衛線が太くなると考えているのです。

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北海道種は唯一海水温の低い環境で育ち、成長スピードなども早いことがわかりました。

目の前に種があり、更にその特性が他に比べて秀でていれば使わない手はなく、兼業が多い北海道の漁師さんにとっても適した種なのです。

しかしこの種を取るのはある程度の投資と技術が必要となります。産業比率の低い牡蠣を研究する研究員も少ないので、日本トップ企業の力を借り北海道内で完結できる体制を整えようという計画です。

種を取って育種する研究は行われていますが、100%原種かつ強い種を取り、保存し特性を産業に活かすのは今の北海道には時間が必要ですが、そこを繋ぐのが牡蠣活動家の使命です。

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道内施設が行っていない技術が学べたし、この技術を使わない理由もわかるが、同じく必要性を感じている漁協、漁業者さんおりましたら是非ご連絡下さい。

日本の牡蠣業界を救うかもしれない北海道種の保存活動!

しっかりやっていきたいと思いますので皆様応援お願い致します。

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