怪しい者ではございません【パレスチナ現地滞在記 #2】
現地入りして3日目。昨日は雷雨ですごい稲光でした。
時間を少し遡りますと。
パレスチナに入るには二通りのルートがあって、イスラエルから入るかヨルダンから入るかなんですが、ここに問題が。
そもそも、独立国家なら自国の国境は自国で管理しているので、例えばドイツに旅行しよう!となった場合ドイツの空港に到着して入国審査を受けますよね。
パレスチナの場合、国境の管理は占領国であるイスラエルにゆだねられています。イスラエルの空港でまずイスラエルへの入国審査を受けて、バスか電車で市街地まで出て、そこから行きたい場所に向かう訳なのです。
しかしというかそれでというか、パレスチナに入ろうとする外国人は目的に関係なく忌避されます(入ろうとしている素振りを見せるのはNGです)。
最初の関門であるこの入国審査。
私、ちょっと危なかったです…。
どこに行くのか
何をしに行くのか
だれか知り合いはいるのか
どこに泊まるのか
なぜ何度も来ているのか
と質問を受け、全部ちゃんと無難に答えられたので何とか入れてもらえました。
しかし、出国はもっと細かく聞かれる可能性があるので、初日から気が重いのなんの…。
これから行こうとしている方には気を重くさせてしまったかもしれませんが、初めてで、観光目的の場合、あるいはイスラエル側も結構しっかり回る場合は、そんなに構える必要はないかと思います(どうやって答えるか/切り抜けるかの準備は絶対必要です!)。
ここを越えれば、旅人を虜にする歴史豊かな街や人々が私達を待っています。
それではまた次回。
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