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「都会は人間関係が希薄で楽」とか言ってる人達は、自分達がただ都会の中の”一部の民度の低いセクタ”に属しているだけという事実に気づいてない


タワマン挨拶問題、面白かったですね。

「都会は人間関係が希薄で楽」っていう言葉あるじゃないですか。

その都会という言葉の頂点であるタワーマンション、憧れの高級住宅ワールドではそういう(田舎みたいな)面倒くさい文化が存在するべきでは無い!って勝手に思いこみたい人達の怨嗟ですよあれは。しかも実際に住んでる人無視っていうのがまたね。

自分はそこではやっていけないっていうことを認めたくないのでしょうね。だって結局田舎者ですからね。

まあ、そういう認識の違いが生まれるのも仕方が無いとも思うんですよ。お育ちが悪い、お里が知れるとかそんな言葉で片付けてもいいんですがね。

治安の悪い街で育った人達は自分の家族以外はみんな敵だと言われて育てられたでしょうし、小さい頃からクラスに言葉の通じない外国人がいるとか、危ないからどこどこに近づいちゃいけませんとか、独りでおつかいなんてもってのほかみたいな。そういうディストピア地域も、残念ですけどまだまだありますからね。わりと東京のすぐそばにも。

まあ好きでそこに生まれたわけじゃないので可哀想ではあるんですけど、そういう連中にしてみればマンションの住人に対して共同体意識なんて皆無ですよ。


ただ、そういうところで育った人達が偉そうに「都会は人間関係が希薄で楽」とかのたまってるのをみると、いやあなたが”一部の民度の低いセクタ”に属しているだけですよねって。

なんか都会代表みたいな体で話してますけど、そもそもそこって都会なんですか?

東京に一番近い田舎、なんじゃあありませんかって。

地理的に都市部に近いというだけでは人の質は上がりませんからね。

本当はあなたが一番ご存知なのでは?




文化やモラルの低い地域で近所づきあいや共同体自治の概念を親やまわりから教えられずに育てられた人達は

”人の質がいい世界”の存在を認知できないんです。

もし観測しても、嘘かきれいごとを言ってるだけとしか認識できない。性悪説みたいなもの。

殆どの日本国民は気にならないというか、当然の事として受け入れている共同体自治みたいなものが面倒くさくて居心地が悪いんですよ。

自分の家族以外との関係を構築しないといけない。
でも子供の頃から家族以外ときちんと付き合った事がないから簡単にキャパシティを越えちゃうんです。

それを認めるわけにはいかないからデメリットが多くて悪いもので、そんなのは前時代的な田舎の文化だ、と自分の中で定義づけして見下さないといけない。

それは自分のアイデンティティの保護でもあります。


自分が生まれた所は決して悪い所なんかじゃない。

自分の親は決してそういうのから逃げて来たわけじゃない。

家族以外となど関係しないことが普通。

世界は危ない。

田舎じゃあるまいし。

そんな面倒なことするのは田舎者だけだ。

私や私の家族のような都会人がそんな下らない人間関係に束縛される必要は無い。

といった所でしょうね。

私は田舎の生まれなので上京するまでは漠然とそういうステレオタイプもあるよな位におもっていましたが、いざ本当に生まれも育ちも東京人みたいな人達と付き合ってからは完全になくなりましたね。みんなとても優しかったですからね。

近所の中華屋で友達のお父さんが勝手に全員分支払ってくれてたり、お弁当屋のオバチャンと長話して勝手に大盛りにしてもらったり、事故起こした自転車よ酔っ払いに救急車呼んだら後日お菓子持ってこられたり行く先々でみんな普通に優しくて親切で常識的でした。あげようと思えば枚挙に暇が無い。

人間関係の希薄さを感じたことなんて一度もないですね。

要はああいうのは、そこに溶け込めなかった(無自覚な)コミュ障とその子孫たちが言ってるだけなんですよ。

ダメな人は田舎だろうが都会だろうが家だろうがマンションだろうが、会社、学校、お店、どこ行ってもダメです。

そして自分のダメさを自覚しないまま、それをごまかして正当化して子供を産んで、その子供達もまた生まれながらに世界を知らずに育つ。

そういう人達の集まりみたいな町でね。



いやな世の中ですね。

可哀想に。

お金さえあれば簡単にそこを脱せるのでしょう。
でも脱した先で、自分達が学べなかった新しい問題に苛まれるわけです。

常識や文化、教養、モラルという問題。

本当に可哀想ですね。


やっぱりある程度きちんとした所に住めるような人達ってきちんとした文化のもとに育ってるんだなと。

見えない壁が歴然と存在するんだなと思いました。

別に僕はお金持ちと言えるような人間ではありませんが、貧すれど鈍せずでいたいものです。




おしまい。

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