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日記

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日記という形式の器の大きさに存分に頼る
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2019年2月の記事一覧

2019年2月28日(木)

二月が二十八日しかないのは未だに納得がいっていなくて三十一日まであるどこかの月から分けてやって欲しいと思っている、夏休みという概念とは関係なくなった今となっては七月と八月に連続して三十一日まである必要もないのでそこから貰ったらどうか。あとは十二月か一月。二月のあいだは寒くて然るべきで暖かい日があるとラッキー、と思うが、三月になっても寒いと感じる日が発生した暁には「この寒さで三月を名乗るな」と一喝し

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2019年2月27日(水)

水曜日が古紙回収の日である地域に住んでいて
本が紐で束ねられて捨てられているのを見ると拾って持ち帰ることは今までなかったしこれからも多分ないけれど表紙を確認してしまう癖があった、一生薬のいらない云々、と書かれた本が今日は置いてあった、それを捨てたということはどういうことか。一生薬のいらない云々が何らかの形で実現できたか、実現してしまったのか。ということを私は想像してしまったのか。

会社帰りに自販

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2019年2月26日(火)

午前中は吉田健一の【金沢】を読んでいてこれはかなりというかとてつもなく好きな小説かもしれないと思ってそれでゆっくり読もうと思った。外に出て中古の家具屋に行こうと思って行くその道中に別の照明器具を中心としてインテリアが結構揃っているフェアトレードとかやってますみたいな店があってそっちの方がよかった。金が入ったら照明と謎の置物を買いに行くと思うが、謎の置物の方向性を決めかねていて大した知識もないから、

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2019年2月25日(月)

昨日が三日分くらいの濃密さが期せずして押し寄せてきた日だったからか、その反動なのか、日記に書き記すようなことが起こらなかったというか、起こっていても掬い取れないような鈍った感覚で生きている日だった。が、それにはたぶん別の理由もあって、洋服を買うぞ、という日には得てしてそれ以外のことを考える脳の容量がなくなる。というとめっちゃ洋服好きみたいな書き振りになってしまうがそうではなく、何というかそれなりに

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2019年2月24日(日)

日曜の朝、しかも八時くらいという結構ちゃんとした朝、一日のうち三分の一が終了しているような時間の中野には、まだ土曜の夜を続けている酔っ払いが散見されて楽しかった。中野から中央線で新宿まで出て小田急線に乗り換えた。一旦東に向かってそれで引き返して西に向かうという形になって、これが最適解だとはどうにも思えなかったがyahoo!路線はいつだって真実しか言わないのでこれが一番早いです。各駅停車に乗った、南

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2019年2月23日(土)

埃の原材料を知らないままここまで生きているぞと思いながらベッドの横に置いてある無印の竹製の箱の縁に溜まった埃を見ていた、のをやめてそれで天井に視線を移すと小さい丸が六つあった。そのうち四つは電球が埋め込まれていて壁際のスイッチをスライドさせることで連動している四つの照明の明度を0〜100という数値が刻まれているわけではないがそういう感じで調整できる。で残る二つのうち一つは火災報知器でじゃああと一つ

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2019年2月22日(金)

2019年2月22日(金)

読んだり読もうとしたり読もうとして読まなかったりした本の感想が不定期であげられるマガジンが本日より追加されたとのことだった、 第一弾は堀江敏幸【傍らにいた人】であるらしい、いきなり書評集の書評になって恐縮しているようだった。いつのまにか更新されていたプロフィールによるとこの日記と比べてもう少しまともというか読みやすいというか、良くも悪くもちゃんとした文章感のある文章になっているようだった。ちゃんと

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2019年2月21日(木)

朝、人間が詰まっている中央線のなかで無理な体勢を取って何とかしてヤフーニュースを見ていた、そんなに首を曲げてまで無理に見る必要は全くもってなかった、御茶ノ水駅に着きそうです着かないというのを繰り返してようやく着いて降りる段になったあたりで「今年のJ1はこうなる!」みたいな見出しが最後の最後に滑り込んできた。ありがちな見出しだし似たようなものを何度も見ているはずだが今日は憤慨に近い違和感を覚えた、「

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2019年2月20日(水)

部の長によって集められた謎の面子の会part2が執り行われた、普通に楽しんでいる自分がいて驚いた。アリバイ的な、毎日書くぞという気概を反故しないためだけの埋め合わせ的な文章だけが書かれている。
#日記 #エッセイ #小説 #創作

2019年2月18日(月)

家に朝飯となりそうなものがなかったので駅までの道中にセブンに寄った、おにぎり百円セールをやっていると思い込んでいて事実「セール実施中」みたいな看板も目にした気がしたのだがツナマヨは110円だった、看板は隣の眼鏡屋のものだった、というのは帰りに気づいた。思い返せばその眼鏡屋は、たぶん年中セールをやっている。少なくとも看板は出ている。帰りに西友でフルーツグラノーラが買われた、明日からの朝食だ、最近はバ

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2019年2月17日(日)

経理部門の人間の精神はどうなっているのだろうか。そう訝しまざるを得ないほど簿記という概念に興味が湧かない、むしろ尊敬の念すら抱いている。というか何で俺はこんな架空の会社の架空の帳簿を付けているのだろうか。演習問題を解きながら感じていたあれは怒りというものが一番近い。次点で虚しさ。すでに金もなく、試験日は給料日の前日であるから一層の貧困が予想され、果たして祖師ヶ谷大蔵までの交通費を捻出できるか。とい

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2019年2月16日(土)

全体的に何をすればいいのかわからない感じの一日だった、午前中を部屋にある文庫本の整理に費やしたのも、家を出て野方方面に行くと見せかけて、というか一度は大和陸橋あたりまで歩いてそれで引き返して中野方面に向かったのも、昼飯に鶏白湯拉麺を食べたのも、図書館⇨ヴェローチェで簿記の学習をしたのも、ブロードウェイをぶらついたのも、無印でワイヤーバスケットを購入したのも、夜飯に雑なキムチスープを食べたのも、こう

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2019年2月15日(金)

朝、中野駅のデッキで政治家が演説していた、普通はもっと改札に近くて駅を利用するために収斂する誰しもが耳にせざるを得ないような場所で行われるから珍しかった、男のそばに立て掛けられた政党の看板には二人の人間の顔が写されていた、目の前で喋っている男がどっちなのか判別がつかなかった。どちらでもあるような、どちらでもないような、別にどっちでもよかった。演説界における一等地であるところの駅前広場では別の女が演

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2019年2月14日(木)

珍しく労働にやる気を出してかなりの凝縮度合いで仕事をしまったぶん、その後の生活の中心を成す予定だった書き物とか簿記の勉強に回す元気がなくなった。何かを前借りしたということだから仕方がなかった。夜飯の際にテレビから流れていたゴチではピタリ賞が出た旨が発表されたところまで見たが結果までは見なかった。
#日記 #エッセイ #小説 #創作